平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

甘ちゃんでゆる~い岸田内閣~オフレコだからと本音を話して、首相秘書官更迭!

2023年02月05日 | 事件・出来事
 荒井勝喜総理秘書官がLGBTの差別発言で更迭された。
 岸田首相の息子の秘書官は公用車を使ってパリの街で観光気分。
 何をやってるんだ? この政権の秘書官は?

 荒井秘書官のLGBTをめぐる発言はこうだ。
「見るのも嫌だ」
「同性婚を認めたら国を捨てる人が出て来る」
「首相秘書官室全員に聞いても同じことを言っていた」

 こんな感覚の人物が国の中枢にいるのか?
 というか、秘書官全員?
「国を捨てる人が出て来る」って、その根拠は?

 この荒井発言を受けて、ネットで話題になったのが、
 龍谷大学の憲法学の石崎学教授の言葉。

「同性愛という愛のありかたは個人の自由でありそれを理由に差別されるべきではない。
 デートすれば良いし、ウェデングすれば良いし、一緒に住んで助け合えば良い。
 しかしそれを国家が法的婚姻制度で保護することは全く別の問題だ。
 生殖可能性がない以上、現状国家が保護すべき利益が見当たらないからだ」

 あれまあ、後半で困ったことを言ってる。
「生殖可能性がない以上、現状国家が保護すべき利益が見当たらないからだ」
 自民党の杉田水脈が数年前、「LGBTは生産性がない」と言ったのと同じことを言ってる。
 こうした発言は杉田だけかと思っていたが、案外、強く根を張っているんだな。

 これらを許したら、国家や権力はもっともっとと言ってくるぞ。
「生殖可能性」
「生産性」
「国家にとって有益か、無益か」
 これらで国家は人を区別して、最終的には排除する。
 そんな社会がやって来る。

 こんな言説もある。
 更迭された荒井秘書官の発言はオフレコだったのに、
 これを公にしたマスコミはルール違反だ、信義に反する、という言説だ。
 ルール? 信義?
 何というお花畑!
 ジャーナリズムと権力は本来、緊張関係があって闘うもの。
 ジャーナリストはあの手この手を使って情報を獲り、
 権力もウソの情報を流すなど、あの手この手で騙せばいい。
 要するに荒井秘書官は甘ちゃんだったんだよ。
 こんな人物が海千山千の中国、アメリカ、ロシアなどと闘っていけるのか?
 そう言えば、首相の息子の秘書官もフジテレビの女性記者に大臣辞任の裏情報を話してたな。

 こんなお花畑内閣につき合わされる僕たちは悲劇だ。
 ゆるすぎる。
 頼りなさすぎる。


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6 コメント

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お父さんがおまわりさんだから? (2020-08-15 21:07:49)
2023-02-05 18:03:16
この荒井秘書官のお父さんは、一部報道によると「庶民出身のおまわりさん」だったそうです。
つまり、有力な政治家や財界人につながるような地縁血縁がないので、さっさと切り捨てられたのかもしれない…
というひねくれた見方もできるんですね。

ちょっと考えすぎかもしれませんが…
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自由ですから (半沢)
2023-02-06 01:01:25
コウジさん今晩は
記事の作成お疲れ様です

ま、此の政権には杉田水脈のような人々が蔓延っているのでしょうね。愚劣
話はズレますが丸川氏も民主党政権時の汚い野次も蔑ろ‥
よくまあ思考がコロリと変われるもんですよ
もう同性愛者も居心地が良くない国に生まれた物です…
返信する
人生の怖ろしさ (コウジ)
2023-02-06 13:15:58
2020-08-15 21:07:49さん

教えていただきありがとうございます。
そうなんですか。
「出身省庁に戻れば事務次官間違いなしの超エリート」と聞いていたので、意外でした。

荒井秘書官はもうエリートコースに戻れないと思いますが、何気なく言ったことが人生を左右する。
人生の怖ろしさを感じます。
返信する
戦場のメリークリスマス (コウジ)
2023-02-06 13:25:51
半沢さん

いつもありがとうございます。

>よくまあ思考がコロリと変われるもんですよ
要するにポジショントークなんですよね。
自民党にいるからそういう発言をする。
支持者が同性愛を否定しているから自分も否定する。

この件で映画「戦場のメリークリスマス」を思い出しました。
坂本龍一さん演じる主人公は「日本軍人」という鎧を着ているが、鎧がなくなるとデヴット・ボウイの英国兵を愛してしまう。
ビートたけしさんが演じる日本人軍曹は、あんなに鬼畜米英を憎んでいたのに、敗戦・終戦になると「メリークリスマス、ミスターローレンス」と言う。

人間の信念なんててこういうものなんですよね。
返信する
ウチの門って、寒くて寒くて凍えちゃうんです(笑) (2020-08-15 21:07:49)
2023-02-11 21:47:24
>「出身省庁に戻れば事務次官間違いなしの超エリート」と聞いていたので、意外でした。

荒井さんの立場は、超エリートといっても、先祖代々安定している貴族的な世襲とは違い、意外に不安定なものだったんでしょう。
所詮は成り上がりで、ちょっとしたきっかけがあれば、足もとから一瞬にして崩れ落ちる、といった感じだったと思います。

中国では、こういった成り上がりを「秀才的なエリートではあっても、世襲ではない不安定な立場」として「寒門」という言葉で表現していたんです。

日本の社会は「寒門」と「貴族」をきちんと区別できていないように思います。
なので「貴族」を責めなくてはいけない状況においても、その手下の下っ端の「寒門」を叩いて終わりにする、といったことになっているような気もしますね。
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というわけで『女神の教室』 (コウジ)
2023-02-12 09:37:24
2020-08-15 21:07:49さん

「寒門」という言葉を学びました。
ありがとうございます!

興味深いのは、それなりに苦労して来た人物がどうしてこんな発言をしてしまうのか?
苦労してきたのなら、他者への共感力もあるでしょうに。
それとも苦労し過ぎたせいで、逆に心がいびつになってしまったのか?

月9ドラマ『女神の教室』の北川景子さんが演じる主人公は「法律を条文や判例だけで解釈するのではなく、人間の心の問題として捉えよう」と学生たちに教えていますが、荒井氏にはそういう教師がいなかったんでしょうね。
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