どこにも居場所がないサキ(戸田恵梨香)。
リーダー代理が務められずつらくて、エンゼルハートから逃げた。
高校。教頭からは問題児、ゴミ扱い。やはり居場所がない。
こうなってしまった理由をサキは考える。
要領が悪い。
リカ(岩佐真悠子)の言うとおりテキトーにあしらって生きていけば波風立たずにやっていけるのに自分にはできない。
真っ正面から感情的にぶつかってしまう性格。
感情に任せて集会所はぶっ壊すし、「ちょちょっと謝って」(エンゼルハートに)戻ってくることができない。
また、ぶつかって問題が解決するのならいいが、いつも跳ね返されてしまう。
前回の野原の花を摘んで入院しているシオリ(松山まみ)の所にお見舞いに行くが、仲間の自分への悪口を聞いてスゴスゴと帰る彼女には泣けた。
サキは要領が悪くて無器用。
かわすことが出来なくてぶつかって痛い想いをして挫折。
そうやってどんどん居場所を狭めてきた。
そしてついに居場所をなくした。
そんなサキにさらなる試練が。
アリゾナの秘薬ヨミガエリ。
これを食べてしまったサキの命は残り24時間。
認められることもなくてこのまま惨めに死んでいく。
こんな悲惨なことがあるかと自暴自棄になる。
シンノスケ(藤木直人)はサキを土の中に埋める。
「お前自分を何も出来ないゴミだと言った。お前にこの世での役目はない。土に帰れ」
自分は死ぬ。
自分が本当にやりたいことをやって死にたいと思うサキ。
リカの想いも重なって、サキはパラパラ4の会場へ行く決心をする。
そんなサキにシンノスケは言う。
「心のままに生きること。とても尊い。今を生きること、とても気持ちがいい」
そしてパラパラ4の本番。
踊りはズレてダメダメだったが満足。
「もう、思い残すことはありません」と言うサキに仲間たちは変な顔。
そこへ現れるシンノスケ。
「ジャスト・ア・ジョーク!」
ヨミガエリはただの栄養剤だった。
「はあ?」
怒るサキにウンチクをたれるシンノスケ。
「何も選べず、自分をゴミだと言っていたおまえは死んだ。そして今、おまえは生まれ変わった。人生のタイムリミット感じて選ぶことができた。人生は今日の積み重ね。いつも今日一日だと思えば大事なもの選ぶことができる」
そしてジェロ~ニモ~(古田新太)のひさびさのブーメラントーク。
「人生というのはブーメランに似ている。受けとめる勇気のないまま投げてしまえば永遠にその楽しさを得ることはできない。また、調子こいてふたついっぺんに投げちゃえば、ふたついっぺんに戻ってきてちょっと危ない。ちょっと慌てる」
今回もどうせサキは死なないだろう。オチがあるに決まっていると思ってみていたが、居場所のないサキに感情移入できたため、素直に入れた。
勘違いオチや騙されオチは物語手法としてはNGだと思っていたが、人物の心情が的確に描かれていればOKだと思った。
あとはメッセージ。
「人には生まれてきた意味がある。ゴミなどはない」
「一瞬一瞬を選んで必死に生きよ」
というメッセージは真っ正面から語られると気恥ずかしいが、この作品のようなテイストで描かれると気持ちいい。
★研究ポイント
ドラマの作り方:勘違いオチや騙されオチ
★キャラクター研究:大村利香子
学校では生徒会長、渋谷ではギャル。
「全然イメージの違うことを難なくこなすってとこがなんてーの?いい感じ」な少女。サキと正反対の器用なキャラ。
器用で何でもできてしまう分、真剣に悩んだり全力で物事にぶつかることもない。
また、本当の自分が何であるかもわからずにいる。
サキともこんな会話を。
「リカさんにはわかんないスよ。できない人間の気持ちなんて」
「うん、わかんない」
「リカさんにとってエンゼルハートって片手間だったんですね」
「やりたいこともやらないで。ちょちょっと楽な方選んでるだけじゃないですか?」
また、シンノスケにはこう聞かれる。
「お前にはたくさんの時間がある。でも、もし今日しかなかったらお前は何を選ぶ?」
★名セリフ
1
シンノスケと教頭の会話
「アリゾナにはゴミがない。生まれてくるものはどんな小さなものにも役目があり、役目を果たすと土に帰っていく。ここにはなぜゴミが溢れている?」
「それはそういう生活だからよ。要らないものをどんどん捨てる。そうしないと生きていけないの」
「なぜ要らないものだと決められる」
2
サキ「どうせあたしはゴミなんだよ!何やったって意味ねーんだよ!」
3
「自分の人生に後悔はないか?」
「後悔だらけだよ。つーかあたしは16だよ。これからやりたいこと山ほどあるんだよ」
「じゃあ、それをやれ」
4
またブーメランかとシンノスケに言われてジェロ~ニモ~。
「じゃあお前考えてみろよ、たとえ話!!来週までに4つ。チクショウー!」
★ディティル
サキたちの通っている学校は「南都下高校」。
サキの名前は広瀬サキ子。
リカの名前は大村利香子。
ちなみにレミの名前は小野妹子のようだ。
リーダー代理が務められずつらくて、エンゼルハートから逃げた。
高校。教頭からは問題児、ゴミ扱い。やはり居場所がない。
こうなってしまった理由をサキは考える。
要領が悪い。
リカ(岩佐真悠子)の言うとおりテキトーにあしらって生きていけば波風立たずにやっていけるのに自分にはできない。
真っ正面から感情的にぶつかってしまう性格。
感情に任せて集会所はぶっ壊すし、「ちょちょっと謝って」(エンゼルハートに)戻ってくることができない。
また、ぶつかって問題が解決するのならいいが、いつも跳ね返されてしまう。
前回の野原の花を摘んで入院しているシオリ(松山まみ)の所にお見舞いに行くが、仲間の自分への悪口を聞いてスゴスゴと帰る彼女には泣けた。
サキは要領が悪くて無器用。
かわすことが出来なくてぶつかって痛い想いをして挫折。
そうやってどんどん居場所を狭めてきた。
そしてついに居場所をなくした。
そんなサキにさらなる試練が。
アリゾナの秘薬ヨミガエリ。
これを食べてしまったサキの命は残り24時間。
認められることもなくてこのまま惨めに死んでいく。
こんな悲惨なことがあるかと自暴自棄になる。
シンノスケ(藤木直人)はサキを土の中に埋める。
「お前自分を何も出来ないゴミだと言った。お前にこの世での役目はない。土に帰れ」
自分は死ぬ。
自分が本当にやりたいことをやって死にたいと思うサキ。
リカの想いも重なって、サキはパラパラ4の会場へ行く決心をする。
そんなサキにシンノスケは言う。
「心のままに生きること。とても尊い。今を生きること、とても気持ちがいい」
そしてパラパラ4の本番。
踊りはズレてダメダメだったが満足。
「もう、思い残すことはありません」と言うサキに仲間たちは変な顔。
そこへ現れるシンノスケ。
「ジャスト・ア・ジョーク!」
ヨミガエリはただの栄養剤だった。
「はあ?」
怒るサキにウンチクをたれるシンノスケ。
「何も選べず、自分をゴミだと言っていたおまえは死んだ。そして今、おまえは生まれ変わった。人生のタイムリミット感じて選ぶことができた。人生は今日の積み重ね。いつも今日一日だと思えば大事なもの選ぶことができる」
そしてジェロ~ニモ~(古田新太)のひさびさのブーメラントーク。
「人生というのはブーメランに似ている。受けとめる勇気のないまま投げてしまえば永遠にその楽しさを得ることはできない。また、調子こいてふたついっぺんに投げちゃえば、ふたついっぺんに戻ってきてちょっと危ない。ちょっと慌てる」
今回もどうせサキは死なないだろう。オチがあるに決まっていると思ってみていたが、居場所のないサキに感情移入できたため、素直に入れた。
勘違いオチや騙されオチは物語手法としてはNGだと思っていたが、人物の心情が的確に描かれていればOKだと思った。
あとはメッセージ。
「人には生まれてきた意味がある。ゴミなどはない」
「一瞬一瞬を選んで必死に生きよ」
というメッセージは真っ正面から語られると気恥ずかしいが、この作品のようなテイストで描かれると気持ちいい。
★研究ポイント
ドラマの作り方:勘違いオチや騙されオチ
★キャラクター研究:大村利香子
学校では生徒会長、渋谷ではギャル。
「全然イメージの違うことを難なくこなすってとこがなんてーの?いい感じ」な少女。サキと正反対の器用なキャラ。
器用で何でもできてしまう分、真剣に悩んだり全力で物事にぶつかることもない。
また、本当の自分が何であるかもわからずにいる。
サキともこんな会話を。
「リカさんにはわかんないスよ。できない人間の気持ちなんて」
「うん、わかんない」
「リカさんにとってエンゼルハートって片手間だったんですね」
「やりたいこともやらないで。ちょちょっと楽な方選んでるだけじゃないですか?」
また、シンノスケにはこう聞かれる。
「お前にはたくさんの時間がある。でも、もし今日しかなかったらお前は何を選ぶ?」
★名セリフ
1
シンノスケと教頭の会話
「アリゾナにはゴミがない。生まれてくるものはどんな小さなものにも役目があり、役目を果たすと土に帰っていく。ここにはなぜゴミが溢れている?」
「それはそういう生活だからよ。要らないものをどんどん捨てる。そうしないと生きていけないの」
「なぜ要らないものだと決められる」
2
サキ「どうせあたしはゴミなんだよ!何やったって意味ねーんだよ!」
3
「自分の人生に後悔はないか?」
「後悔だらけだよ。つーかあたしは16だよ。これからやりたいこと山ほどあるんだよ」
「じゃあ、それをやれ」
4
またブーメランかとシンノスケに言われてジェロ~ニモ~。
「じゃあお前考えてみろよ、たとえ話!!来週までに4つ。チクショウー!」
★ディティル
サキたちの通っている学校は「南都下高校」。
サキの名前は広瀬サキ子。
リカの名前は大村利香子。
ちなみにレミの名前は小野妹子のようだ。
今回はサキの演技にかかってましたが、戸田さんのうまい表現でサキの気持ちが伝わりました。
次回は鈴木えみさんの見せ場、楽しみです。
>ジェニファーさん
ジェローニモの古田さんは完全に遊んで楽しんでいますよね。この遊び心が見る人に伝わるんでしょうね。
藤木くんのかっこよさで見始めたドラマですが 今はギャルのねえちゃんたちも好きだし
モモもかわいくて一ノ瀬警官とジェローニモのチャットも大好きです。
なんかいつのまにやら、ボーッとこのドラマを見るクセがついてたので、こうしてコウジさんのレビューを読ませていただいて、作り手側の真意というものをじっくり堪能させていただきました。
残りも楽しみですね。
では、またよろしくです~!