平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

中国のガス田開発~安倍内閣の無能・無策! それに安保法案は他国から感謝されていると言うけれど

2015年07月25日 | 事件・出来事
★政府より発表された、中国による東シナ海のガス田開発。
 安倍内閣としては、「ほら、中国が東シナ海でも無法をおこなっていますよ。だから安保法制が必要なんですよ」と暗に国民に訴えたいのだろうけど、少し首を傾げてしまう。

 そもそも中国が12基ものガス田のプラットホームをつくったのは安倍内閣の時。
 13年6~10月に3基、14年4~8月に5基、15年3~6月に4基。安倍内閣は2012年12月26日発足。
 この間、安倍首相は何をしていたのか?
 もし黙認していたとしたら、それこそ国益の損失ではないか?
 ウヨクの人は、この点を怒った方がいい。

 それに中国の肩を持つわけではないが、中国がガス田開発をしているのは、「日中中間線」の西側。
 この「日中中間線」は日本が主張している東シナ海での排他的経済水域のラインである。
 一方、中国は大陸棚先端の沖縄トラフまでを排他的経済水域として主張しているが、今回の場合、日本の主張を受け入れ、譲歩している。
 つまり中国は日本の定めたルールに従っている。
 だから、もし日本が東シナ海のガスを採掘したいのであれば、「日中中間線」の東側に同様のものを造ればいいのである。
 それをしないのは、東シナ海のガスの埋蔵量はあまり大したことがなく、ビジネスにならないからでしょう? そんな話を聞いたよ。

 というわけで、僕には、今回のガス田開発の件、安倍内閣による〝中国脅威論〟を不必要に煽るための手段であるように思える。
 もし責任を党したら、先程も書いたように、12基ものプラットホーム建設を許した安倍内閣の方であろう。


★話は変わるが、今回の戦争法案の正当性の根拠として、安倍自民党はこんなことをよく口にする。

「今回の安保法制はフィリピン、オーストラリア、台湾、ベトナムなどから感謝されている」

 そりゃあ、そうだろう。
 自分たちの代わりに日本が戦ってくれるのだから、こんなに有り難いことはない。
 でも、ここで待てよ、と考えてしまう。
 自衛隊を派遣する日本国民の意思はどこに行ってしまったのか?
 日本国民のほとんどが自衛隊を派兵することに反対し、日本国憲法はこれを禁じている。
 いったい安倍首相はどこを向いて政治をしているのか?
 フィリピン、オーストラリア、台湾、ベトナムなどから感謝されて、そりゃあ、安倍さんは気持ちがいいだろうけど、日本国民は置いてけ堀だ。
 感謝という点では、今までの災害時の自衛隊派遣やODAで、十分感謝されているはず。

 それに中国と対立しているフィリピン、台湾、ベトナムは、一方で、中国が提唱するAIIB(アジアインフラ開発銀行)に参加している。
 オーストラリアも同様だ。
 つまり、これらの国々は中国とアメリカを両天秤にかけて、したたかに外交しているのだ。
 自国の国益を第一に考え、利用できるものは何でも利用しようと知恵を絞っているのだ。
 アメリカに追従し、中国を仮想敵国として、憲法までを破壊してしまう、どこかの国の首相とは大違い。
 仮に日本と中国が戦争したとして、これらの国々が軍隊を派遣して、いっしょに戦ってくれるかは定かでない。そんなものは時々の情勢や国益に左右される。

 というわけで安倍さん、軍事に走らず、もっと外交をしましょうよ。
 あなたのしてきたことって、外国に行ってお金をバラまくのみ。
 あなたの単純頭脳では、したたか外交は無理なのでしょうか?

 あるいは、あなたの背後には、アメリカの軍需産業や武器を輸出して儲けたい日本の大企業がいるんでしょう?
 オスプレイとか、相場以上の法外な値段で買ってるし。


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