平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

五輪汚職~高橋元理事の逮捕で捜査はどこまでいくのか? 元大臣・元総理大臣の名前も浮上!

2022年08月24日 | 事件・出来事
 受託収賄容疑で逮捕された東京五輪大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)。
 その容疑内容はこうだ。

 紳士服のAOKIホールディングスが大会オフィシャルサポーターになるための協賛金7億5000万。
 うち5億を大会組織委員会に。
 残り2億5000万を高橋元理事が推薦する競技団体(馬術・セーリング)の強化費に。
 その2億5000万のうちの1億~1億5000万を高橋氏が経営するステーキ店の借金返済に使用?
 AOKIはオフィシャルサポーターになり、ユニフォーム製造や衣服関係の商品化の権利を得た。
 ここに高橋元理事の意向が働いた?
 オフィシャルサポータになる協賛金は15億だが、高橋元理事の意向で半額になった?
 その他AOKIは顧問料として5100万を高橋理事に4年間で4500万を支払っている。

 受託収賄事件は立証が難しいのだが、どうやらAOKIの社員がやりとりを録音していて、
 それが検察側の逮捕の決め手になったらしい。
 AOKIの社員にしてみれば、あとで「言った」「言わない」のトラブルを避けるための録音だったが、これが功を奏したわけだ。
 もしかしたらこの収賄が闇に葬られたかもしれないし、社員が勝手にやったことと責任を押しつけられたかもしれない。
 今の時代、重大な会議での録音は必須だ。
 …………………………………………

 さて、この受託収賄事件。
 検察の捜査はどこまで伸びるのか?

 当然こういう案件には政治家が絡んで来る。
「俺にもいっちょ噛ませろや」と利権に入って来る。
 現在、名前が挙がっているのは菅内閣でIT担当大臣を務めたH議員。
 逮捕された高橋理事は元・電通だが、このH議員も元電通社員。
 東京地検はこの件で、電通にガサ入れをしている。

 ちなみに電通。
 オリンピック、そして9月27日の安倍晋三氏の国葬を仕切っている。
 電通どれだけ政府と癒着しているんだよ。
 まあ、インターネット全盛で、もはや広告代理店は要らなくなったから、こういう形で稼ぐしかない。

 高橋元理事の件では、捜査の対象として元総理大臣の名前も挙がっているらしい。
 それはIT担当大臣のH議員に指示を出せる人物S元総理。
 S元総理の下でH議員はこの案件で動き、その論功でIT担当大臣に抜擢された?
 ちなみにこのS元総理の三男は大手ゼネコンに務めていて、
 そのゼネコンは新国立競技場の建設を請け負っている。

 東京地検はどこまで踏み込めるのか?
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 これまでも何度も書いているが、オリンピックは大きな利権である。
 国民の税金でオリンピックを開催し、これで動く巨大なマネーを関係者で分け合う。
 それは2025年の大阪万博でも同じ。
 2030年の開催に手を挙げている札幌オリンピックも同じ。
 どれも利権を生み出す木だ。
 だから彼らはやりたがる。

 以下のことも何度も書いているが、
 今の日本にそんなことをしている余裕はないと思うんだけどな。
・少子化問題をどうする?
・低い食糧自給率・エネルギー受給率はどうする?
・格差拡大・薄くなっていく中間層=日本市場の縮小をどうする?
 やるべきことは山のようにある。
 そして税金は限られている。
 醜いおっさん、おばさんたちよ、税金に群がるな。
 今だけ金だけ自分だけは、もうやめろ。

 それにしても安倍晋三氏が亡くなって、いろいろなことがボロボロ出て来た。
 検察はここぞとばかりに動いている。
 テレビも連日、統一教会批判。
 これは偶然か?
 安倍氏の影響力で、いろいろな闇が止められていたのかもしれない。

コメント (4)
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