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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

新潮45休刊~たかだか〝1万7000部の雑誌〟と〝新潮社ブランド〟を考えれば、そうなるよな

2018年09月25日 | 事件・出来事
「新潮45」が休刊。
 昔はノンフィクションとかが秀逸で、いい雑誌だったのにね。
 理由は、今月号の〝杉田水脈擁護の記事〟が非難を浴びたから。

 僕は〝あらゆる表現は許される派〟なので、どんな過激な表現もエロい表現もOKだと思っている。
 これらを規制してしまったら言論の自由が危うくなる。

 だが、記事や作品が批判されたり淘汰されることは否定しない。
「新潮45」は批判され、結果として淘汰されたのだろう。

 聞く所に拠ると、「新潮45」ってたかだが1万7000部くらいの雑誌(=当ブログの月間閲覧数より少ない)らしい。
 そんな雑誌のために新潮社ブランドが地に落ちるのは合理的でないと経営側は判断したのだろう。

 出版社としての良心・ポリシーもある。
 新潮社の創業者、佐藤義亮氏はこんなことを言っていたらしい。
「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」
 そう、編集者は常にこのことを自らに問いかけなくてはならない。
 というか、仕事をする者すべてに共通する言葉だろう。
 官邸に忖度している一部、官僚やメディアはこの言葉をどう受けとめるのか?

 新潮社の校閲部は何をしていたのかね?
「この表現は不適切」「事実に反する」とか赤を入れそうだけど、「新潮45」はノータッチだったのだろうか?
 それと「新潮45」の現編集長は「月刊ムー」から流れてきた人らしいんだけど、オカルトと国家主義は親和性があるのかね?
 戦前、竹内文書や神代文字などは「日本はすごい」に使われたしね。
 ……………

 さて、「新潮45」の次は、この騒動の発端の杉田水脈である。

 安倍一味の特徴として〝都合が悪くなると逃げる〟というものがある。
 杉田は自らの発言について、弁明も記者会見もしていない。
 疑惑のあった甘利明も下村博文も、入院したり、都議選のあとに説明すると言ったきり、何もしていない。

 杉田は自らの信念で書いたことなら説明すべきではないか。
 誤解があるのなら反論したら?
 でも沈黙。

 おそらく信念のかけらもない上っ面の考えだったのだろう。
 そもそも、こいつらの言っている〝日本の伝統〟って明治以降のことだし。
 明治以前は〝衆道〟や〝稚児〟など男色は当たり前であった。
 江戸時代は遊びほうけて〝生産性のない人間〟がいっぱいいた。
 明治というのは永井荷風が違和感を持ったように〝堅苦しい時代〟だったよね。

 自民党はまさか次の選挙で杉田を公認しないよな。
 というか、新潮社が「新潮45」を休刊にしたように、自民党は杉田を離党させるべきではないか。
 総裁の安倍晋三はLGBTを権利として認める派だろう?


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コメント (2)
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