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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

伊藤詩織さん事件~自民党国会議員・杉田水脈の発言に非難殺到! 被害女性が責められる日本という国。

2018年07月01日 | 事件・出来事
 安倍官邸に近いジャーナリスト山口敬之が伊藤詩織さんを前後不覚にして強姦し、官邸が揉み消したとされる事件。
 BBCの放送した番組が大きな反響を呼んでいる。

 一方、BBCの番組にもインタビューで出演した自民党の議員・杉田水脈はツイッターで詩織さんのことを次のように非難。

『もし私が、「仕事が欲しいという目的で妻子ある男性と2人で食事にいき、大酒を飲んで意識をなくし、介抱してくれた男性のベッドに半裸で潜り込むような事をする女性」の母親だったなら、叱り飛ばします。
「そんな女性に育てた覚えはない。恥ずかしい。情けない。もっと自分を大事にしなさい。」と。』


 うわっ、気持ち悪い。
 そもそも、このツィートには間違いがある。
 杉田は「仕事が欲しいという目的で妻子ある男性と2人で食事にいき、大酒を飲んで意識をなくし、介抱してくれた男性のベッドに半裸で潜り込むような事をする女性」と詩織さんを決めつけているが、そんな事実はどこにもない。
 杉田の勝手な認識で、名誉毀損で訴えられてもいい内容だ。

 この杉田発言に対してはさまざまな批判ツィートが寄せられている。

『お前ってさ、強姦されたと言って娘が泣きついてきたら娘の主張は無視して、加害者側の主張を聞きにいき、それを100%信じて娘を説教すんの?
 すげぇ親だな。お前を育てた両親は完全に教育に失敗してるよ』


『私は妻子ある男の一人として、その男を叱ります。
 そして同じく妻子ある男の一人として、娘をそのように叱る妻に、親の在り方について説明します。』


『もし、あなたが同じ目にあったらどうする? 同じ事言えますか?
 伊藤さんの事件の時、あなたは、その場にいましたか?』


 芸人ウーマンラッシュアワーの村本さんも
『仕事の相談なら妻子ある男性と2人で食事に行くのは、この時代普通。ここでの妻子の有無は関係ない。
 でも仕事の相談で来た女性に対して、意識なくすまでお酒を飲ませ、ホテルに行くのは妻子がいる男性のやることじゃないね。
 新しい歴史教科書を作りたい人が古い価値観で他人の歴史を修正しちゃだーめ』


 政治学者の三浦瑠麗氏も
『杉田水脈議員が詩織さんの件に落ち度云々とコメントしていますが、仮に財布がズボンのポケットからはみ出て気をつけてないうちにスられたとしても、窃盗は窃盗です。
 また不起訴の事実があっても、TBSの幹部として職を求めにきた人と性的行為をしようとしただけで職務上の倫理違反に問われる件です。』


 三浦瑠麗、たまにはマトモなことを言うじゃん。

 ………………

 杉田水脈は追い詰められたのか、こんな言い訳ツィートもしている。

『私は性犯罪は許せない!無理やり薬を飲まされたり、車に連れ込まれて強姦されるような事件はあってはならないし、犯人の刑罰はもっと重くするべきと考えています。
 が、伊藤詩織氏の事件が、それらの理不尽な、被害者に全く落ち度がない強姦事件と同列に並べられていることに女性として怒りを感じます』


 これに対してはラサール石井さんがひと言で論破。
『被害者に落ち度があろうがなかろうが強姦は強姦だよ。』

 ほんとラサールさんの言うとおり。
 昨日も書いたけど、前後不覚になった女性がいたら僕なら病院に連れて行くよ。
 僕が2日にわたって、この件を取り上げたのは、杉田水脈のような発言がいたる所に溢れているからだ。
 財務省のセクハラ次官の時もそうだったけど、この国はどうして被害者の女性が責められるのかね?

 安倍晋三も〝女性の輝く社会〟を主張するのなら、杉田を注意しろよ。
 杉田は加害者寄りの人間なのだろうが、同じ女性でもあるのに、どうして被害者の女性に寄り添えない?
 〝保守〟って、いったい何なんだろうね?

 最後はふたたびウーマンラッシュアワー村本さんの言葉でまとめます。

『政治家は全ての国民のためにいる。
 起訴か不起訴か、強姦か合意かを叫ぶのは政治家の仕事じゃない。
「しおりさんにも非がある」的な発言は、しおりさんと同じ経験をした声なき女性達から勇気を奪い不安を与える。
 政治家は国民に勇気を与え安心を与えて欲しい。全ての涙に寄り添えない政治家に明日ない。』


コメント (3)
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