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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

デスパレートな妻たち その2

2009年06月03日 | テレビドラマ(海外)
 ともかく面白い。
 第14話「スキャンダル」ではこんな感じ。

★主婦売春をしていたメイシー・ギボンズがおとり捜査で逮捕。
 彼女は顧客リストの手帳を持っているという。
 ブリーは夫の名の公表を避けるため拘置所のメイシーを訪ねる。
 夫のことは見放していながら世間体は気にする完璧主義者のブリーらしい行動ですね。

★学校であたまじらみが集団発生。
 その発生源はリネットの双子?
 しかし発生源は別にいた。
 自分の子に濡れ衣を着せられたリネットは発生源の子の誕生パーティへ。

★ガブリエルの家では排水システムが故障し汚水が逆流する。
 しかし夫が裁判中で配水管を直すお金がない。
 直すお金がないことを言えないガブリエルは口実を作って近所のトイレを借りるが、ついに限界。
 工事現場の仮設トイレを盗み出す。

★スーザンは揺れている。
 恋人マイクはフーバーさん殺しの犯人?
 自分は裏切られた。でも好き、愛してる。
 この葛藤。
 そんな恋愛の悩みを14歳の自分の子・ジュリーに相談するスーザン。
 実にかわいい。
 スーザン役は萬田久子さんが声をあてられているが、萬田さんの声は自分の子に恋愛相談してしまうスーザンに合っている。
 そしてスーザンは行動に。
 イーディとバーで話していてポールが犯人ではないかと思いつく。
 そこでイーディとポールの家に忍び込んで証拠探し。

★本当に次から次へと起こる事件。
 そう言えばブリーの家は夫はSM趣味で息子は轢き逃げ。
 ともかくメチャクチャ。
 日本のドラマなら哀しみ、絶望、悲惨になる所。
 しかしこの作品では常にドライでユーモアをまとっている。

 その理由はキャラクターがしっかりしているから。
 登場人物たちは自分の欲望に正直に生きている。そして必死に生きている。
 たとえば今回のガブリエル。
 お金がないことが近所にバレるよりは仮設トイレを盗む方を選ぶ。
 そのあくまで自分に正直であろうとするパワーに視聴者は圧倒される。
 その必死さに勇気づけられる。

 この作品は私たちに『自分に正直に生きればいいんだよ』と教えてくれる。
 登場人物たちはそのためのパワーを与えてくれる。

 「デスパレートな妻たち」レビューその1はこちら


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