平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

「冬のソナタ」 1・2話ふたたび

2009年04月01日 | テレビドラマ(海外)
 春ですが「冬のソナタ」。

★「冬ソナ」にのめり込めるかどうかは1・2話の<高校時代編>をクリア出来るかに掛かっていると思いません?
 役者さんたちが高校生に見えないのもありますが、作品として何を目指しているのかがわかりづらい。
 「冬ソナ」の本質は3話のイ・ミニョンに出会ってからですから。

 しかしこの1・2話は後に繋がる伏線が張り巡らされているんですね。
・ピアノの曲「初めて」
・ポラリス
・初雪
・雪の影踏み
・確か靴を履かせる行為も
 これらすべてが後のドラマを盛り上げる伏線・小道具になっている。
 日本のドラマでは1・2話で描かれたことが伏線となって後に活きてくるという作劇は少ないですね。
 この点で「冬のソナタ」は見事です。

★「冬ソナ」と言えばペ・ヨンジュンさんですが、僕はやはりチェ・ジウ様です。
 顔立ちとしてはチェリンのパク・ソルミさんの方がきれいだと思いますが、チェ・ジウ様は表情が豊か。
 それが彼女の魅力になっています。
 また日本と韓国、文化の違いからか表情の現れ方が違いますね。
 韓国の方、独特のものがある。
 たとえば有名な塀のシーンで塀を降りられないユジンがジュンサンに「来て降ろして」と手で合図する芝居がある。
 とても可愛らしいが日本人はこういう表情、表現をしない。
 可愛いと言えば、誰もいない昼の放送室でユジンが踊りそれをジュンサンに見られるシーン。
 その時の驚きのユジンの表情がいい。
 感覚としてはマンガですが、やはり韓国の方独特の表情。
 このシーンではジュンサンの表情もそうでしたね。
 ユジンの踊りを見てはにかむ様に微笑む。
 この表情は日本の俳優さんではなかなか出来ません。
 「冬ソナ」の魅力は物語だけでなく何気ない役者さんの表情にもある気がします。

★あとこの作品は吹き替え版ではなく原語版(韓国語)で見たいですね。
 韓国語独特のイントネーションも楽しめるし、時々聞こえてくる日本語との共通単語が心地いい。
 韓国語は日本語と言語の構造が同じだから何か親近感がある。(日本語・韓国語は主語+目的語+動詞で動詞が最後に来る。ちなみに英語・中国語は主語+動詞+目的語)
 また翻訳版は結構スカスカ。
 伝えている内容は同じなのですが原語版(韓国語)の方は結構言葉が詰まっている。
 だから会話のテンポが違う。
 原語版の方ではいいテンポで言葉のキャッチボールがなされているのに日本語ではスローに聞こえる。
 だから原語版がお薦めです。

※追記
 再びユジンが放送室で踊るシーンについて。
 以前so-netで見た時はアバの「ダンシングクイーン」が使われていたと記憶していたのだが、NHKのDVD版では別の楽曲。
 でも画面でユジンが持っているレコードジャケットは「アバ」。
 これはどういうことか?
 おそらくNHK版ではアバの楽曲使用料を払えなくて別の楽曲の楽曲に差し替えたんでしょうね。
 これもドラマのひとつの楽しみ方!

※追記
 2話で出て来るユジンの妹ヒジン。
 「お姉ちゃんは子供の頃ブスだったのよ」とジュンサンにアルバムを見せるが、10年後、第3話でユジンの婚約式に出ていたヒジンはあまりきれいでない。
 これもドラマのひとつの楽しみ方!


コメント (4)
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