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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

M-1グランプリ NON STYLEの凄さ!

2008年12月22日 | 監督・俳優・歌手・芸人
M―1優勝は路上出身「NON STYLE」(スポーツニッポン) - goo ニュース

 NON STYLEはすごいですね。
 ぼくはナイツのファンだったので応援していたのですが、それを圧倒してすごい。

 何しろしゃべりの中で<映像>が浮かんで来る。
 最初の漫才は川での救命救助。
 決勝ではお化け屋敷病院。
 特にお化け屋敷病院ではわれわれもいっしょにそこにいる様。
 廊下にカルテ(←カルタではない)があって、手術室(←うまく言えた)があってガラスを割って外に出る時には網戸がある。
 聞いているとこの映像が浮かんでくる。まるで落語を聞いている様。

 これに比べるとナイツは<音>の芸。
 ヤホーから始まる言い間違い、勘違いへの細かいツッコミ。
 これはこれでひとつの完成された漫才の形なのだが、ラジオとテレビの違いみたいにNON STYLEのビジュアル芸の方が人を惹きつける様だ。

 2位のオードリーの漫才でも<映像>は見える。
 決勝の選挙演説の漫才。
 春日さんの動きで演説を聴いている聴衆の姿が見える。
 しかしNON STYLEのお化け病院の様な場所の移動がない。
 しかも選挙演説の漫才での春日さんは<効果音>のボケ。
 やはり音の芸だ。音で笑わせている。
 確かに春日さんのキャラクターは強烈だが、この辺に差が出た様に思う。

 その他で勝負を分けたのは<ギャグの数>。
 4分間にどれだけのギャグを詰め込めるかが得点のポイント。
 そのためにはギャグの前フリは短ければ短いほどいい。(審査員評)
 しかも後半に向かってギャグが加速していくことが必要。(審査員評)
 この点で4分間に37個のギャグを詰め込んだナイツはさすが。

 これからの漫才は<映像><ギャグの数>がポイントになってくるだろう。


コメント (2)
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