平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

タモリさんの美学

2008年12月26日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 笑っていいとも!クリスマス特大号!

 オープニングトークのタモリさん。
 今年一番印象的だったニュースはという話題でこう話した。
「北海道でキャンプをしていた女の子。ヒグマが来てテントを揺らしたが、妹がいたずらをしていると思いテントの中からキック。クマは退散した」

 一番印象的だったニュースがこれ。
 世界同時不況でもオバマ大統領就任でもオリンピックでもない。
 ここにタモリさんの基本的な考え方がある。
 すなわち
 『深刻よりも笑い』
 『政治よりも笑い』
 『メジャーよりはマイナー』

 ニュースは深刻な問題を重々しく語るが語るだけで何も救えていない。
 でも笑いは一瞬でもイヤなこと、つらいことを忘れさせてくれる。
 政治も下らない。結局政治家それぞれの立場・利益で語り、行動しているだけ。
 笑うしかない。
 メジャーなオリンピックもそう。
 平和の祭典を行っている国が他民族を圧迫している。
 オリンピックは国威発揚、経済効果を狙ったものでもある。
 もっともらしいことの裏には何かがある。

 タモリさんの中には『深刻なこと』『政治』『メジャーなもの』に対する不信がある。
 そんな生きにくい世の中で対抗する手段は『笑い』。
 この考え方はたけしさんや爆笑問題さんにもあるだろうが、彼らと違って直接政治を語らないタモリさんに美学を感じる。

 毎年恒例のタモリさんのオープニングトーク。
 今後も注目だ。

※追記
 日曜日の午前中は象徴的ですね。
 「笑っていいとも!」増刊号の裏で、ハードな田原総一朗さんの「サンデープロジェクト」をやり、半分お笑いの爆笑問題の「サンデージャポン」をやっている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする