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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

冬のソナタ 第10話

2007年11月04日 | テレビドラマ(海外)
 第10話「決断」

 ミニョン(ペ・ヨンジュン)は、ポラリス宣言。
 まわりが変わっても僕は動かない。ポラリス=北極星の様に。
 サンヒョク(パク・ヨンハ)との婚約解消に向かうユジン(チェ・ジウ)に襲い来る試練を予想して言っている。
 その試練の中でユジンは傷つき迷うだろうが、ポラリスである自分を目指して戻ってきてほしいと言っている。
 婚約解消でまわりの人間との関係が変わることもあるだろうが、自分は変わらないと言っている。
 果たして母は「あんないい子に恥をかかせて、そんな子に育てた覚えはない」と言う。チンスクは「サンヒョクも友達だからいっしょに住めない」と言う。
 変わっていく自分を取り巻く人たち。
 ユジンはそれを受け入れ、十字架を背負う覚悟をする。
 サンヒョクには「私を許しちゃだめ」と言う。 

 そんな情状で気持ちを確かめ合うユジンとミニョン。
 雪合戦。
 雪玉の中に「ポラリス」のネックレス。
 
 しかし事態は動く。
 サンヒョクの入院。ボロボロで会社に辞表を出したという。
 心配するユジンだが、心を鬼にする。自分はサンヒョクに会ってはいけない。
 しかしミニョンは葛藤する彼女に手を差し伸べる。
 「苦しむあなたを見るよりマシだ」と言って、ユジンを病院に連れて行き、「必ず帰り道を見つけて下さい。たとえ時間がかかっても帰ってきて下さい。帰り道はわかっていますね?」と言う。
 自分はポラリスだから、道はすぐにわかるというわけだ。
 全編をポラリスというモチーフで描く。
 このシナリオの妙。

 果たしてユジンは憔悴のサンヒョク会う。
 そこでサンヒョク。
 「君が帰った後、僕はどうしたらいい?それともずっといてくれる?」
 サンヒョク、グッとくるなかなかいいせりふだ。
 さらにユジンを突き放す。
 「帰ってくれ、だいぶよくなった。君を見ているとつらい」
 今まで押してばかりいたサンヒョクが引いた。
 今まで理解のある「いい人」を演じてきたサンヒョクが、殻を破って出て来た言葉。
 これらの言葉は突き刺さる。
 今までサンヒョクは空回りして、自分の気持ちをうまく伝えることが出来なかった。表現力という点ではミニョンの方が巧みだった。

 道に迷い始めたユジン。
 恋愛ドラマは道に迷う。
 主人公が道に迷うからハラハラドキドキする。

※追記
 変化するキャラとしてはサンヒョクの母親。
 あんなにユジンを嫌っていた彼女が息子が病気になるや、ユジンに歩み寄る。
 これを打算的ととらえてはいけない気がする。
 彼女のポラリスは息子。
 息子のためなら何でもする。

 人は自分のポラリスに向かって歩いている。
 そしてポラリスを見つけられずに迷っている人が何と多くいることか。


コメント
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