メイドストーン・半日の旅２

駅に戻ってから、再度タクシーでK.I.A.D.現在のUCAに(University for the Creative Arts)へ直行。

レセプションで、当時お世話になった学部長のエリック、版画コースの教授ランドル、版画テクニシャンのテリー、同じく木工テクニシャンのマーティン、そして受付のジーンおばあちゃんに連絡を、と。

16年前ここに滞在した事を話していたこともあり、事務担当者が校内を案内してくれた。

プリントルームをのぞく。学生たちは、エッチング、シルクスクリーンの作業で賑わい、私の作品が壁に飾ってあった。

そして、授業中のマーティンと再会。すっかり白髪になっていたが、背が高く笑顔と声が素敵な彼は、「はーい、yoshi」と覚えていてくれた。

この場所で制作し、このギャラリーで個展をし、このキャンパスで多くの学生と知り合った。

マーティン以外は、みんなリタイアしてしまった。

当時のスタッフに出会えた事は、大学に勤めていた頃、卒業生が訪ねてくれた嬉しさと重なり、感激もひとしおであった。

ダウンタウンまで小雨の中を歩き、懐かしいフィッシュ＆チップスのランチは、ビネガーと塩を思い切り効かせ、今回の目的の一つを満足させた。

残念ながら、やはりビールはなかった。

ここのフィッシュ＆チップスは、絶品。

メイドストーンまでの食べ歩きツアーは、いかがしょうか？ご一緒しますよ。