時差ボケ

日本とイギリスの時差、８時間。

１週間滞在し、旭川に戻り１週間が経って、ようやく平常の生活に近づいて来た。

今回の時差ボケ・ジイさんボケには、ちょっと参った。

２週間余りの旅行と時差ボケの１週間、作品制作が大幅に遅れた。

朝、覚醒に時間がかかり、午後、睡魔が襲う。そして、夜、眼が冴えて眠れない。

７月の「まつしろ現代美術フェスティバル」と、個展の作品を同時進行している中で、埃まみれの作業が遅々として進まない。

紙管の表面を、サンドペーパーで磨く作業が連日続く。

小の円柱78個、中の半円柱128個、大の半円柱16個。

この一連の作業で、ようやく時差ボケから解放される。

５月の降雪のニュースで、ここ旭川は連日風が冷たかった。

昨年の３月、東日本大震災の折りには、安寧の生活を取り戻し、人々の無事を祈りながらの作業が続いたことを思い出す。