A新聞のコラム「天声○語」は、短い文章のお手本として
作文や読解の教材にも使われている。
先日帰省した長女がその日の天声○語を読んで、
「へぇ~、この話題からこの結論に行くかぁ。
さすがプロの文章は展開がうまいね。」
と感心していた。
しかし、私は読み始めてすぐに、そこに持って行くだろうと分かった。
考えてみると、この日に限らず、天声○語については
最初の一行でどんな話(多くはトピック的な事柄)に行き着くのか、だいだい予測がつく。
展開の意外性よりも、各分野に亘る豊富な話題、引き出しの多さに
むしろ感心させられる。
さて、今日の天声○語。
読み始めて、何の話に行くのか全く分からなかった。
読み進んで、サムライ・ジャパンの話題に繋がったところで
ムカッとなった。
書き出しは、某スケート選手に感動したその国民のことだった。
確かに某スケート選手はその国では英雄扱いされている。
しかし、「銀河点」とさえ言われる異様な高得点を連発し
スケートをよく知る人ほど、その高得点に強い違和感を抱いている。
各国のメディアで不正を示唆する指摘までされていて、
その国以外では甚だ評判がよろしくない選手なのだ。
当然日本においても、その選手への好感度は決して高くない。
サムライジャパンの活躍により、日本国中(少なくとも半分以上)が熱狂して
久々の高揚感と多くの感動と勇気をもらった。
報道によれば、サムライ・ジャパンは世界の各国からも高い評価を受けている。
その話の前振りに、よりによって何で「こんなもの」を持ち出すのか(怒)。
筆者が某スケート選手のそういう実態を知らないなら、
ジャーナリズムに身を置く人間としては、おおいに不勉強だ。
もし、実態を知りながら類似例として取り上げたのなら、実に悪趣味だ。
読者にインパクト(どんな種類かを問わず)を与えるという点では成功かもしれないが・・・。
梅雨の晴れ間の爽やかな朝なのに、少々気分が悪くなった。
作文や読解の教材にも使われている。
先日帰省した長女がその日の天声○語を読んで、
「へぇ~、この話題からこの結論に行くかぁ。
さすがプロの文章は展開がうまいね。」
と感心していた。
しかし、私は読み始めてすぐに、そこに持って行くだろうと分かった。
考えてみると、この日に限らず、天声○語については
最初の一行でどんな話(多くはトピック的な事柄)に行き着くのか、だいだい予測がつく。
展開の意外性よりも、各分野に亘る豊富な話題、引き出しの多さに
むしろ感心させられる。
さて、今日の天声○語。
読み始めて、何の話に行くのか全く分からなかった。
読み進んで、サムライ・ジャパンの話題に繋がったところで
ムカッとなった。
書き出しは、某スケート選手に感動したその国民のことだった。
確かに某スケート選手はその国では英雄扱いされている。
しかし、「銀河点」とさえ言われる異様な高得点を連発し
スケートをよく知る人ほど、その高得点に強い違和感を抱いている。
各国のメディアで不正を示唆する指摘までされていて、
その国以外では甚だ評判がよろしくない選手なのだ。
当然日本においても、その選手への好感度は決して高くない。
サムライジャパンの活躍により、日本国中(少なくとも半分以上)が熱狂して
久々の高揚感と多くの感動と勇気をもらった。
報道によれば、サムライ・ジャパンは世界の各国からも高い評価を受けている。
その話の前振りに、よりによって何で「こんなもの」を持ち出すのか(怒)。
筆者が某スケート選手のそういう実態を知らないなら、
ジャーナリズムに身を置く人間としては、おおいに不勉強だ。
もし、実態を知りながら類似例として取り上げたのなら、実に悪趣味だ。
読者にインパクト(どんな種類かを問わず)を与えるという点では成功かもしれないが・・・。
梅雨の晴れ間の爽やかな朝なのに、少々気分が悪くなった。