エミリーのつれづれ

日々の暮らしぶりを紹介します。

秋の奈良の寺・寺

2009年11月05日 | Weblog
11月5日(晴れ)
10年にわたる平成の大修理を終えた唐招提寺の金堂は落慶法要もすみ、昨日から一般公開が始まりました。
新聞報道によりますと、昨日は長い長い列が出来たとか。近場の人間がそんな時に行かなくてもいいようなものの、待ち望んでいた一般公開なので、今日は待ち時間を予想して行きましたら、意外とスイスイと入門でき、金堂内の三尊。講堂の弥勒如来を拝することが出来ました。境内の紅葉も進み、彩を添えています。

そのあと正倉院展に再び行こうと思いましたが、博物館の長い行列を見て敬遠し、奈良市のはずれ、正暦寺に行きました。ここはもみじの景勝地でもありますが、時期として早かったのか、遅かったのか、もみじの朱がイマイチの色でした。でも、この寺の本殿のご本尊・秘仏・薬師如来がお出ましになっていたので、拝ませていただきました。この仏さまは椅子に腰掛けていらっしゃる特異なお姿です。
参拝者は誰もいず、庭を掃く尼さんとしばらくお話をさせていただ、一期一会を頂きました。いい秋の一日でした。

行き帰り道の里山は緑の葉の中に葉を落した朱色のすずなりの柿や南京はぜの紅色、銀杏の黄金色が混じりあい、錦秋の風景を見せてくれました。