旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

湯浅 その1

2009年03月07日 | 旅行記

Photo

奈良を発ち、私の故郷紀州の湯浅へ向かいました。

湯浅は、熊野街道の宿場町だったところですが、経済発展から取り残され、時間が止まったような街です。もっとも、そのおかげで昔の町屋の風情が今もなお残っています。

絵は、湯浅の旧市街「北町通り」です。この近くに建保4年(1216年)後鳥羽上皇が熊野へ参詣されたとき、この里で座って月を眺めたという「月見石」があります。後鳥羽上皇は、熊野詣でがお好きだったようで合計28回も御幸されています。