桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・11・16

2009年11月17日 | Weblog
そう、八時間以上も眠ってしまったのだ。そう、途中トイレに行くこともなく疲れて眠り続けたのだ。でも、そのお蔭で夕べ五合以上日本酒を飲んだのに二日酔いすることもなく、頭と体はしゃっきり。Mの母上のSさんが東京に来たついでに持病の耳鳴りの診察を店の近所にあるS病院で受けたいというので、朝一番でお客さんのS病院の事務部長に電話して、先生への取り次ぎを頼む。Sさんに付き添って病院に出かけたMを見送った後は、芝居のリハと公演中は時間がなくて出来なかった十日分の帳簿つけを含む経理事務にかかりっきりになる。領収書と帳簿と電卓と細かい数字の睨めっこ。それが店の経費と芝居の経費がごっちゃになって現金残高と何万円も合わない。昨日だけならまだしも十日前となると思い出すのは絶望的。でも、何とか辻褄を合わせて終えたのが二時過ぎ。途中激辛大量のニンニク入りペペロンチーノを作って食べた時間を除いても五時間もかかってしまった。この五時間を他のことに使えたらと思うものの社長兼経理をやっていると仕方ないことか?更に顧客名簿の整理やお花をいただいた方への礼状書きを続けたかったが、この数日間に届いていたイベント予約の問い合わせのメールに返信するだけでタイムアップ。銀行に三日分の預け入れとイベントスタッフと酒屋への振込をした後、公演中はスペシャルメニューで通常メニューの仕込みが全くしてなかったので、その食材を両手一杯に持って5時過ぎに店へ。今日のイベントの開場時間6時半に間に合わせるべくご飯を炊いて、カレーを作り、アラビアータソースを作り、スペイン風お焼きを作り、じゃが芋をつぶしてコロッケとタラモサラダの下拵えをし、Mに手伝って貰ってピザのトッピングを何とかやり終えたのは6時半を十分程オーバーしていたけど、何とかセーフ。でも、朝からこれだけバタバタすると、いくら八時間以上寝たとは云え、流石に疲れはて、開演してから高校の後輩で作家のK君から謹呈されて感想をいう約束をしている『久世光彦と向田邦子』があまりに面白いのでドンドン読み進めていたのに、気づいてみたら一瞬のウタタネ。そればかりか常連のお客さん、夕刊FのUさんが来て同じカウンターに座って話しているのに、煙草を吸いながらコックリ、コックリ。ウーン、縁側で居眠りするおじいさんです。