桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・11・5

2009年11月06日 | Weblog
悪い癖だ。公演まで一週間だと云うのにまた設定を変えてしまった。Mが唄を歌うシーンを日本舞踊を踊ることに変えたので、Mは急遽日本舞踊の先生に振り付けをつけて貰う為にお昼から広島へ向かう。東京にいる誰か知り合いの先生に振り付けて貰えばいいじゃないかと思うのは、日本舞踊の世界を知らない人間の考えで、その世界では一度習った先生以外には習ってはいけない決まりがあるとのこと。門外漢にはよく分からない世界だ。Mが広島へ行った後、寒い季節に備えて部屋のエアコンのフィルターの掃除、ついでに浴室の掃除など家事仕事、経理事務と顧客名簿の整理など店の仕事をしてから4時に元麻布にある美容室『O』へ赴き、ヘヤメイクのKさんに芝居の役柄に合った髪形にして貰う。ついでに若くみせる為の白髪隠しのスプレーも購入。だんだんと役柄に入っていく。銀行と仕入れをして5時半過ぎに店へ。まだ開店前なのに映画カメラマンのSさんが助監督のMさんとカウンターで飲んでいる。何と4時半から来ているとのこと。髪形を変えた話題から芝居の話に持っていき、強引にチケットを二枚買わせてしまう。忙しいのに、ごめん、Sさん。他にお客さんは同じ映画カメラマンのYさん、プログラマーのIさん、TテレビのMさんと女優のKさん、近所の会社の経営コンサルタントのKさん、会社の若いスタッフを引き連れて来てくれたIさん、Y君の昔からの知り合いであるTさんたち、そして脚本家のKさん。彼女は俺が憧れている壇一雄の親戚だし、彼が過ごしたポルトガルにも詳しいので、お喋りを二時近くまで。閉店後、広島からとんぼ返りして疲れ切ったMが待っている部屋に直帰して、カップラーメンを食べながら広島での話を聞く。気づいてみたら、朝昼食は焼きオニギリと野菜スープ、途中店で肉野菜炒めとご飯、夜中にカップラーメンだなんて、俺にしてみれは貧しい食生活。これから芝居のことで頭がもっと一杯になると、もっと食生活が貧しくなるような気がする。気をつけなくちゃ。
★『独房、若しくは雑踏』(改訂版)
八月に催した『コレド演劇フェスティバル』でたった一日だけ公演し、好評を博した芝居を大幅に改訂し、桃井章が出演するバージョンとして再演いたします。
作演出・桃井章、出演・吉野翼、桃井章、みきてぃ
日時・11/12(木)、13(金)、14(土)全日19時30分開演(土曜のみ15時のマ チネあり)、料金3000円
~予約お問い合わせはコレドシアター(3470ー2252)まで~
コレドのホームページのアドレスイベントスケジュールなどご参照ください。