桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・5・24

2009年05月25日 | Weblog
月曜日が給料日だから日記を書いてからお金の計算をする。金曜土曜の売上を入金しても俺の役員報酬を出すには預金残高が30万程足りない。月末までの売上次第では家賃と借金の返済分をいれると50万は足らなくなる。この間会社に貸していたお金を少し返して貰ったばかりだけど、また俺の預金から補填しなくはいけなくなる事態だ。そうなった大きな原因は先月から今月にかけて店内改装ということもあったけど、GWもいれて十日間も休んでしまったことにある。勿論営業していても,この期間は大した売上にはならなかった筈なので後悔はしてないが、十日間売上ゼロはボディブローのように効いて来る。でも、その痛みには耐えるしかない。何とかこのラウンドを持ちこたえれば、一発逆転ということもある筈だと、前向きに考えることにして、今日は部屋で映画三昧。午後から見たのは吉田恵輔監督の『純喫茶磯辺』。何が起こる訳ではないが、ダメな父親と女子高生の娘との日常生活の描写と会話がひどく面白い。食事タイムを入れて今度は阪本順治監督の『闇の子供たち』。こっちは幼児性愛者の欧米人の欲望の餌食になったり、臓器を求める日本人の為に生きたまま心臓を提供させられるタイの子供たちを描いたものだが、日本人の主人公が何もできないままエンドマークが出るのがいい。最近のテレビ局が作る映画だと、こんな深刻なテーマでも安易なハッピーエンドを作りそうだが、さすが阪本順治だ。とはいえ、日曜日の夜に夫婦して見る映画ではなかった。それと桑田圭佑は好きなアーティストだけど、この映画のラストに彼の唄は似合わない。どうしてこんなことになったんだろう?