２００９・４・８

誰でも入れる店をやっているんだから、どんな偉い人が来ても不思議はない。広尾時代にはＡ殿下まで来店したことがある。だから今日、お笑いタレントであると同時に世界的な映画監督であるKＴさんがウチの店に来ても特別騒ぐことではない。それもバーの客ではなく、ウチのスペースをレンタルしたある雑誌社の取材で訪れただけなんだから、この日記に書くまでもないことだ。でも、「世界のKＴ」だ。雑誌社の担当のＨさんからこの話を聞いた時にやっぱり意識した。ウチの店には４時半入りと言われたし、スペースをレンタルしているだけだから特別することはないだろうし、４時に店に出るＹ君に応対を任せて、朝八時起きで茅場町にある国民金融公庫にまで出向いたりしている俺は、部屋でゆっくり休んでいてもよかったのだ。それなのに、店へ出てしまった。ミーハー趣味もあるが、KTさんが俺にどんな対応をするか見てみたかったのだ。お昼の国民的長寿番組『Ｗ』の司会者Ｔさんもそうだったが、画面でハチャメチャなことをやっている人ほど普段は謙虚で紳士的なものだ。案の定KTさんはＴさん以上だった。取材が終わった後、妹のことも含めて紹介されたのだが、何か一発ギャグをかましたり毒舌を吐いて来ることを期待したのに、「それは、それはどうも」と笑顔を向けられて終わり。拍子抜けしてしまった。まぁ、何か期待した方がバカだった。
★４／２７（月）～５／６（水）まで店内改装工事の為休業いたします。