桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・4・1

2009年04月02日 | Weblog
今日から四月。学校に通っていた頃の新学期のイメージが残っているせいか、正月より世の中の全てが真新しくなる気がする。そんな気分に負けてたまるかと、コレドも今日から生まれ変わった。バーテン歴8年の吉野翼君(27才)がカウンターの中に入ったのだ。この数年の若い女の子路線から大きなイメチェンだ。彼とはまだ出会って二ヶ月足らず。今までに会った回数も二回にしかすぎない。でも、俺は彼に賭けることにした。彼の力に頼ることにした。店を始めて十年、男子スタッフも含めてずっとアマチュア路線で続けてきたが、プロの力を取り入れることにより、パワーアップしようと思ったのだ。彼に賭けること、頼ることにしたからは全ての仕切りを彼に任せることにした。酒類の選定、料金設定、店の雰囲気、彼の思う通りにやって貰って、店を生まれ変わらせようと思うのだ。勿論、俺とMは毎日店にでて、皆さんの話し相手になったり、料理を作ったりしているし、アマチュアリズム、アットホームなムードは共存している。そんな新生コレドの第一日目、最初のお客さんは美術デザイナーのHさんと待ち合わせた広島市東京事務所のIさん、そしてプロデューサーのKさん、大手K出版社のYさんたち、音楽事務所役員のTさんたち、Iさんたちが呼んだ近所の魚料理の店の店長Hさんとすし女将のMさんと続いて、最後はベストワンのOさんたちが新生コレドの誕生を見届けようと12時過ぎに来店してくれて4時近くまで。本当は吉野君歓迎で焼肉でも食べにいこうと思っていたのだけど、この時間じゃ当然お預け。