桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2008・9・23

2008年09月24日 | Weblog
店に行く途中に新国立美術館がある。買い物する24時間スーパーの隣にサントリー美術館がある。部屋の窓から見える六本木ヒルズには森美術館がある。何とかトライアングルと呼ばれていて、いつも大きな美術展が催されている。けど、三つの美術館に一度も行ったことがない。絵が苦手なのだ。小学校や中学校時代、課外授業で担任に連れられてゾロゾロと美術館に連れて行かれて、ホラ、世界の巨匠の作品だとか、この画家は××派の影響を受けているとか教養主義的に講釈を受けた時の後遺症が残っているからだろうか?でも、子供の頃、絵は好きだった。クレヨンで自由に書いている時までは得意だったし、何度か展覧会で金賞も受けた記憶がある。それが絵の具を使って書くようになってから嫌いになった。色の使い方を色々指導されるのが嫌だったのだろうか?分からない。とにかくいつからか絵が苦手になった。それが大人になった今も続いている。でも、時々、一枚の絵に見入られる時がある。四年前、店で個展をやった石塚桜子さんの絵が今も数点飾られてあるのだけど、お客さんが誰もいない時にぼんやりみていると、彼女の世界に引き込まれてしまうことがある。そんな時、絵画っていいなと思う。何でも身構えないで接することが大切なんだろうな。身構えずに近所の美術館に行けるのはいつの日か?