普段別に気にしないでいたことが、ある日突然どうしてだろうと思い出すことがある。今日もI制作会社のFさんとの会話の中で、お茶のお店をやっていた彼のお祖父さんが安いお茶を何種類かブレンドして凄く美味しいお茶をお客さんごとに売っていたという話を聞いて、コーヒーはブレンドするのに、どうして日本茶はブレンドしないのだろうと思い出した。ブレンド茶というのも売っているのかも知れないけど、何処かオオッピラじゃない、何処かひそやかで、ちょっと低くみられてしまう。お米もブレンド米となると値段が安くなる。いや、お酒になるともっとその傾向は強くなって、蔵元の違う日本酒を混ぜ合わせて飲むなんてありえない。焼酎だってそうだ。それなのに、欧米じゃ反対だ。珈琲もそうだけど、ワイン、ドレッシング、ソース、スープストックと混ぜ合わせて味を楽しむものが多い。国民性なのか、舌の感覚が違うのか、どうでもいいことかも知れないけど、ちょっと考えてみたくなった。お客さんは今日のイベント『話和輪』公演の観客の他にFさんと一緒のYさんとダブルMさん、女優のIさん、久しぶりに来店してくれたRさんと編集者のKさん、某国営放送局のIさん、スポーツトレーナーのOさん、映画カメラマンのYさんたち、それにイチゲンのカップルなどで三時過ぎまで。