２００８・８・１０

今度の芝居『リテイク』のラスト部分の演出プランを練っている内、今日が東京湾華火大会の日だと知って、突然花火の映像が欲しくなり、ビデオを持って晴海まで出かけることにした。昔、佃島の高層マンションに住んでいる時、この東京湾華火大会の日は仕事関係者や友人たちが大挙して我が家を訪れ、高層階からの花火見物をしながらパーティをするのが毎年の恒例になっていた。それは家庭円満で、仕事が順調じゃなくてはありえないイベントだった。それ故、その家庭を壊して離婚した身としては、この東京湾華火大会の日になると何処か後ろめたく、落ち着かない気持ちになっていたのだが、今年は芝居の映像を撮りたいと云う気持ちの方が優先して十何年ぶりかに東京湾の花火を見ることになった。花火は十何年前も現在も華やかなで美しく、そして儚いことに変わりない。でも、高層階から見下ろす花火と地上から見上げる花火とは全く違う。見下ろす花火もオツだったけど、やっぱり花火は断然見上げるものだ。
★8/12（火）～8/14（木）の三日間、夏期休業いたします。