桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・6・7

2006年06月08日 | Weblog
日曜日に起きたトラブルの被害は、専門家に調べて貰ったところ、最小限の損害で済んだ。この日記で百万単位の損害賠償が行くかも知れないと脅したおいたS君もホッとしただろうが、イベントが幾つかつぶれてしまう恐怖に怯えていた俺もホッと胸を撫ぜおろした。でも、このストレスで起きた痛風の発作は、安心したからと言ってすぐには治ってくれない。それどころか、今日になって痛みは最高潮に達してとても靴を履いていられない状態だ。それなのに、そう云う日に限っていい女たちが店に集まる。女優のK、一年ぶりに顔を出した元S女子大のWとT、近々処女小説が発表される作家のB、女友達のS……みんなの相手をしたいけど、歩くのが辛くてフットワークよく移動出来ない。痛風の発作を抑える薬を飲むと、性欲や事業欲がなくなると聞かされ、もう十年も治療を中断しているが、もうそろそろ「そっちの世界」から足を洗うかなんて思ったりする。でも、女の人に興味がなくなったら桃井らしくないし、飲むべきか飲まざるべきか悩む乃木坂のハムレット。珍しく一時過ぎに来た演出家のSちゃんを三時近くに送り出して、閉店。坂道を自転車を押して帰ると、その度に足がズキズキする。