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B型肝炎訴訟の原告さんが日比谷公園で座り込み

2010-11-18 21:30:27 | 日記
B型肝炎訴訟の原告さんたちが、寒い夜空のしたで今、厚生労働省前の日比谷公園で座り込みをしています。
B型肝炎訴訟では国と和解協議が始まっていますが、和解の範囲や金額で国との協議が難航しています。新聞報道でキャリアを救済の範囲に入れるか和解金額のこととかで予算が膨大に膨れ上がると言われています。
裁判では被害救済を和解金というかたちで国から和解金が出来るので国の予算に議論が行きがちですが、キャリアを救済にいれるかどうかは、お金の問題ではなく被害の理解の問題です。B型肝炎の肝がん、肝硬変、慢性肝炎の症状に重きをおいていますが、症状がないキャリアといっても日常生活のうえで精神的、肉体的苦痛はありますし、B型肝炎のキャリアということで就職差別や日常生活における差別・偏見はあります。このこと自体が、感染させられたことによる被害です。
私は薬害エイズ、薬害肝炎の支援活動を通じて、裁判の和解が近づくと和解金にことで被害者である原告さんがバッシングを受けることを見たりしますが、被害者である原告さんはお金よりも元の身体に戻して欲しいと願い、また、全ての患者さんが暮らしやすい社会を希望しています。実際、薬害肝炎訴訟の原告さんは、薬害でC型肝炎に感染した被害者だけでなく全ての肝炎患者さんが、より良い肝炎治療が受けられるよう2008年の裁判の和解後も肝炎対策基本法の成立を目指して運動し2009年に肝炎対策基本法が国会で成立するに至りました。身体が思うように動かない肝炎患者さんが毎日のように国会に足を運び全ての肝炎患者さんのために運動したのです。この結果、肝炎の治療体制は進みつつあります。B型肝炎訴訟の早期解決は、全ての肝炎患者さんの更なる治療体制の躍進の力にもなると思います。
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