笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

一年の終わりに勝海舟

2013-12-31 17:03:17 | 日記

「全体大きな人物といふものは、そんなに早く顕れるものではないよ。通例は百年の後だ。今一層大きい人物になると、二百年か三百年の後だ。それも顕れるといつたところで、今のように自叙伝の力や、何かによつて顕れるのではない。二、三百年も経つと、ちやうどそのくらい大きな人物が、再び出るじや。其奴が後先の事を考へて見て居るうちに、二、三百年も前に、ちやうど自分の意見と同じ意見を持つて居た人を見出すじや。そこで其奴が驚いて、成程えらい人間が居たな。二、三百年も前に、今、自分が抱いて居る意見と、同じ意見を抱いて居たな、これは感心な人物だと、騒ぎ出すやうになつて、それで世に知れて来るのだよ。知己を千載の下に持つといふのは、この事さ。」(勝海舟「氷川清話」より)

いつの時代も人物待望論が出て、他人事のように語りますが、時代を創り変えていくのは私たち一人ひとりの行動でしかありません。経歴や肩書きや地位にこだわっているようでは、現状のままで変わりようがありません。一人ひとりが社会を良くしていこうとそれぞれの場で行動することによって社会が良い方向に変わっていくのではないでしょうか。そこから人物も顕れてくるでしょう。来年が良い年でありますよう心改めて迎えたいと思います。

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来年も地道に活動を続けますー来年1月の予定

2013-12-30 21:09:13 | 日記

もう今年も2日となりました。今年も様々な出来事があり、様々な出会いがありました。尊敬する勝海舟のご子孫にお会いして、あらためて勝海舟の言葉を胸に刻み行動しました。薬害問題も絶えず被害者とお会いする中で益々活動の必要性を感じている今日です。来年も地道に活動を続けます。

1月6日(月)18時45分~:勝海舟記念下町浅草がん哲学外来メディカルカフェ(浅草・ケイ薬局)

1月8日(水)14時~:がん哲学カフェ(赤坂教会)

1月15日(水)19時~:渋沢栄一「論語と算盤」読書会(王子・渋沢史料館)

1月18日(土)13時~:お茶の水メディカルカフェ(お茶の水・クリスチャンセンター)

1月19日(日)10時30分~:薬害オンブズパースン・タイアップ全国例会(新宿御苑前・日本民主法律家協会会議室)

1月23日(木)19時~:薬害エイズを考える山の手の会(王子・北区NPOボランティアぷらざサロンコーナー)

1月28日(火)19時~:北区NPOボランティア活動推進フォーラム準備会(王子・北区NPOボランティアぷらざサロンコーナー)

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江戸の恩人ー今の東京があるもの

2013-12-29 15:14:54 | 日記

「いよいよ談判になると、西郷は、おれのいふ事を一々信用してくれ、その間一点の疑念も挟まなかった。『いろいろむつかしい議論もありましせうが、私が一身にかけて御引受けします』西郷のこの一言で、江戸百万の生霊も、その生命と財産とを保つことが出来、また徳川氏もその滅亡を免れたのだ。」(勝海舟「氷川清話」より)

勝海舟と西郷隆盛の江戸無血開城の談判ですが、談判に至るまでに様々ないきさつがあったようですが、勝海舟と西郷隆盛の人間関係・信頼関係が基礎にあったから成立したことが見て取れます。この人間関係が江戸を救い東京の土台となっていることをあらためて、今、思い起こす必要があるでしょう。技術の進歩により何事にも便利になった大都市東京で、技術や理論が先行する都政ではなく、人間関係を大切にする都政を、今、都知事選を前にして考えるものです。

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没後100年、今、田中正造を想う

2013-12-28 19:59:48 | 日記

今年も後4日となりました。今年は足尾鉱毒事件の問題解決に奔走した田中正造が亡くなって100年にあたり、生誕地の栃木県佐野市では記念行事が行われました。私も3回、栃木県佐野市を訪れ、田中正造の行いに想いを抱かせました。常に被害民の身を寄せ奔走した田中正造は、若いころから投獄されたり様々な体験から人権思想や憲法、そして弱い立場の人々への人間愛に目覚め、これを基盤とした行動が人々の心を動かし自らも国会議員として足尾鉱毒事件の問題解決に奔走しました。人はひとつの思想ひとつの考え方だけで行動するのではなく、様々な体験や様々な人々との出会いを通して気付き共感して行動するものだと思います。今、正に田中正造を想い、一人ひとりがより良い政治を創りあげていくときだと思います。

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今年も様々な出会いがありました

2013-12-27 21:21:20 | 日記

今年も後5日となりました。一年を振り返り様々な出会いと気付きの多かった一年でした。がん患者さんとの分かち合いの場としてがん哲学外来メディカルカフェも都内いくつかの集まりに参加させていただき、がん患者さんと交流する中で、がん治療が進歩していく一方でがん患者さんの精神的、経済的、社会的悩みの分かち合いの場が必要であることを感じました。

また、子宮頸がんワクチン被害者のご家族との出会いがあり、この問題を薬害エイズを考える山の手の会の学習会でも取り上げ、学習会に参加してくれた女子大生から子宮頸がんワクチン接種の不安を聞かされ、私たちの身近に起きている問題であると感じました。

社会の中で起きている問題を当事者の生の声を聞き、分かち合い、人間的な感覚を養いながら、一人ひとりが当事者意識を持って行動することが大切であると気付かされた一念でした。来年も今年の出会いを大切に、人間的な感覚を深め行動していきたいと思います。

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