笑顔の江川

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尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

遠山桜は散ってしまったのだろうか

2022-03-31 21:12:06 | 日記
遠山の金さんと言えばテレビドラマの時代劇で人気者ー桜の刺青を見せて悪党を裁く場面はすきっとします。まあ、これはテレビの脚本だとしても江戸時代天保年間に江戸町奉行ーしかも北町奉行と南町奉行を両方経験した遠山金四郎ー遠山左衛門尉景元は実在の人物で小普請奉行・作事奉行・勘定奉行も歴任しています。それだけ将軍や幕閣にも注目されていました。ただし、老中の水野忠邦や南町奉行の鳥居耀蔵とは対立していました。江戸町民に耳を傾ける遠山金四郎ーしかし、この天保年間は飢饉も起き、大坂では苦しんでいる民のために救民を掲げて元大坂町奉行与力の大塩平八郎が乱を起こした時期でもあります。江戸時代は仁政によって泰平の世が築かれたと言われますが、このころの幕閣は保身に走り民に目を向けず仁政がなされなかったことによって世の中が少しずつおかしくなり始めました。すでにこの天保年間が幕末の始まりだったのです。このような状況は現代にも見うけられますが、桜吹雪が舞い散る今日この頃、遠山金四郎の再来はー遠山桜は散ってしまったのでしょうか。
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歴史人間学への探求

2022-03-29 19:44:40 | 日記
毎月オンラインで行っている寺子屋江川塾、第4回のテーマは「幕末から明治に生まれた女性医療従事者~それぞれのルーツと時代背景~」になりました。今回の登場人物は楠本イネ、瓜生岩子、新島八重、荻野吟子、高橋瑞子、吉岡弥生、井深八重です。年代が楠本イネの生年から井深八重の没年まで一世紀半あります。その長い年月の間にそれぞれがどう生きてきたのか時代背景の移り変わりも見ながら追っていきたいと思います。歴史は人が創るものーだから歴史は繰り返されるー過ちも繰り返されますが、苦難を乗り越えて築き上げてきたものもあります。その人間の歴史を追うのが歴史人間学ーまた一つあらたな歴史人間学の探求が始まります。
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人間とシステムは逆転したのだろうか?

2022-03-28 20:19:35 | 日記
AIー人間の頭脳はもういらないのだろうか?システムが人間を操っているような世の中になっています。歴史は人が創ってきました。だから歴史は繰り返されてきました。システムによって一見進歩したようにも見えます。しかし、すべてをシステムに委ね人は楽して考えなくなりました。しかもシステムが必要のないものを排除して失敗しないようになりました。一見問題が無くなったように見えます。しかし失敗しやり直すという鍛錬の場が無くなり難関を乗り越える精神力が無くなってしまいました。さてこれからの世の中はどうなっていくのでしょうか?歴史は終わってしまうのでしょうか?まさに今、人間の正念場です。
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病を語る場ーメディカルカフェの役割

2022-03-27 18:33:07 | 日記
今日は渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェのオンラインスタッフ会議を行いました。
人前で自分の病を語ることはなかなか出来ないことです。人にどう思われるのか不安がつのります。どんな人でも初対面の人の前では語れないでしょう。
自分が病気のことを語れなくとも、他の人の病気の話を聞いて語れなくても同じ境遇の人がいると思うと少し安心します。すぐには自分で語ることは出来ないでしょう。
語れる場の雰囲気は時間をかけて少しずつ和らいでくるものです。
その雰囲気を醸し出すのがメディカルカフェの役割です。
自分の中で人に語れず溜まっていたものが語ることによって吐き出してゆくーがん哲学外来の提唱者樋野興夫先生は「解決できなくても解消できる」と言われます。
それがメディカルカフェの場なのでしょう。
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歴史と哲学を深く考えるー読書会に寺子屋江川塾第

2022-03-26 20:27:24 | 日記
今日は午後からシェリーケーガンの「死とは何か」読書会にオンラインで参加して、その後に寺子屋江川塾第3回「西の緒方洪庵・東の佐藤泰然」をオンラインで開きました。前者は哲学、後者は歴史。まさに歴史と哲学を考える深い一日になりました。あらためて緒方洪庵・佐藤泰然の生涯を振り返り同じ医師でも生き方の違いを感じました。また二人が育て社会へ輩出した人物の多さに今の医学をはじめ社会が発展した形跡のすばらしさに感じ入りました。次回寺子屋江川塾は幕末から明治に医療福士界で活躍した人物を取り上げます。また新たに歴史の探索が始まります。
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