笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

薬害イレッサ訴訟の判決を受けて

2011-02-27 07:42:53 | 日記
抗がん剤イレッサの副作用死による薬害イレッサ訴訟の大阪地方裁判所の判決が先週金曜日に被告企業の責任を認め国は責任を認めない判決が出ました。判決は裁判所の一つの判断ですが、この判決が確定したわけではなく、この判決を受けて、これから原告・被告双方が内容を検討してこれから決めるわけです。正にがん患者の命の重さを問う薬害イレッサ訴訟の国民的な議論はこれからです。今週、判決を受けて行動があります。行動に参加してがん患者の命の重さを考えたいと思います。

薬害イレッサ行動予定

2/28(月)
(1)8:30~9:30:厚生労働省前宣伝行動
(2)9:30~10:00:細川厚労大臣・江田法務大臣面談申し入れ
(3)10:30~11:30:アストラゼネカ東京支社前宣伝と申し入れ
(4)12:30~13:00:菅総理大臣・枝野官房長官・仙谷首相代行面談申し入れ
(5)14:00~17:00:国会要請
   
3/1(火)
(1)12:00~13:00:昼宣伝・衆議院第2議員会館前
   
3/2(水)
(1)12:30~14:00:院内集会・衆院第2議員会館多目的会議室
(2)14:30~:菅総理大臣への全面解決の申し入れ
  
3/3(木)、3/4(金)、3/7(月)、3/8(火)
(1)12:00~13:00:昼宣伝行動・衆院第2議員会館前
    
3/9(水)
(1)12:00~13:00:首相官邸前大行動
(2)14:00~15:30:報告集会・議員会館内
(3)16:30~17:30:厚生労働省前宣伝行動

薬害イレッサ弁護団ホームページ:http://iressabengodan.com/

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薬害エイズ被害者の生々しい体験を聞きました

2011-02-26 21:07:00 | 日記
本日は薬害エイズを考える山の手の会。会のメンバーで二人の薬害エイズ被害者から年表をもとに11名の参加者と生々しい体験を聞きました。こういった薬害エイズ被害者の生々しい体験はもうあまり聞くことは出来ないようななってきています。それは薬害エイズ被害者の多くが1996年の薬害エイズ訴訟の和解当時にエイズを発症して亡くなっているからです。二人のうち一人は以前にエイズを発症して亡くなっていてもおかしくない状態にありました。訴訟の和解から国はエイズ治療体制の改善に力を入れて新しい治療薬が出来てエイズが死ぬ病気から治療薬を投与し続ければ生きられる時代になりました。
薬害エイズ被害者は生まれつき血が固まりにくい血友病の患者でその治療のため血液製剤を使っていましたが、その血液製剤の製造過程でHIVが混入して、その投与を受けた多くの血友病患者がHIVに感染してしまいました。二入のメンバーもここまでは同じですが、それぞれに体験してきたことは様々違います。エイズ発症の有無もあります。年表にもとずき1982年頃、問題の血液製剤を投与してた時、高校生であった当事者にも使っていた薬が疑わしいと耳に入ってきたといいます。その後分からず使い続け1998年頃、HIV感染告知を転院した病院から、当時は聞きなれない専門用語で言われます。患者にとってはどうなっているのか分からず、ただ命の危険を感じるだけだったようです。
このような体験が私たちの住む社会で起きていたのです。このことはけっして他人事ではなく私たちの身近な医療現場で起きていました。
今日は二人の薬害エイズ被害者とともに参加者全員で自分に照らし合わせて年代を追って考えてみました。残念ながら私たちの住む社会では薬害は繰り返され薬害エイズのように薬害被害者が裁判を起こさなければ改善されない状況が続いています。薬害といってもその中味は様々で、薬害エイズ被害者も現在投与を受けている薬によって命が救われているわけで、当事者本人も言っていますが薬自体が悪いわけではなく薬の使い手の問題であると思います。人が薬害を引き起こすことを私たちは気付かなければなりません。それは薬害を引き起こす人を犯人探しのように他人を責めるのではなく、薬害被害者とともに私たちも薬害を引き起こす社会の当事者として分かち合い、薬害を引き起こす根っこが私たちの生活の中にあることを気付いて、一緒に改善していくことだと思います。
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薬害イレッサ訴訟(西日本)の判決が出ました

2011-02-25 20:07:14 | 日記
本日、大阪地方裁判所で薬害イレッサ訴訟の判決が言渡されました。被告企業のアストラゼネカには責任を認め、国の責任は否定する判決でした。この訴訟は今年に入って裁判所から和解勧告がなされいましたが、国と企業が和解受け入れを拒否したため判決になりました。和解勧告がなされたころから医学会などから責任を認めれば医療現場が萎縮するとか意見が出されていましたが、がん患者の命の重さを訴えてきた原告被害者の生の声がどうも社会に理解されていないように感じます。
来週から連日、国会や厚生労働省前で行動があります。
3月2日(水)には12時30分から衆議院第2議員会館1階多目的会議室で院内集会
3月9日(水)には12時から首相官邸前行動、14時から報告集会が予定されています。

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製薬企業トップセミナー・情報は人との交流から

2011-02-24 20:51:49 | 日記
本日、経済産業省の外郭団体でバイオ産業振興を進めているバイオインダストリー協会主催の製薬企業トップセミナーに参加してきました。製薬企業の役員の人が講師で製薬企業の企業戦略を話してバイオベンチャー企業とのアライアンスを進めていく目的で行われています。私は保険代理店の仕事をしながらバイオベンチャーに興味を持ち、患者さんの支援活動や薬害問題に関わっているので、時間がある限り参加しています。製薬業界も大型医薬品の特許切れや薬価制度の改定で企業経営に難しさが増しています。国内での売り上げ伸びが見込めない中、医薬品の製造部門や販売も海外へ移してグローバル戦略を進めているようです。
こうした情報は各製薬企業のホームページでも読み取れますし、インターネットや様々な情報手段により簡単に情報が手にはいる時代になりましたが、情報の入手の基本はやはり人との交流が一番です。この協会のセミナーでは参加者が30~40名くらいで講演の後に参加者同士の交流会があり何回か参加していると顔見知りとなり気軽にいろいろな情報交換が出来ます。インターネットなどでは当然のことながらネット上の情報が全てでそれ以上のものはありませんが、人との交流による情報交換は会う回数を重ねるたびに情報量が増えてきます。やはり情報は人との交流から得られるものです。
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私たちの選挙の一票は本当に一票?

2011-02-22 20:43:04 | 日記
選挙の時、清き一票とよく言いますが、その一票の価値は国民は一人一人平等に一票なのでしょうか?
選挙権は私たちの石を示す大切な一票です。現在その一票が選挙区によって他の選挙区で一票だったものが、0.2票だったりしているのです。つまり、ある地域では一回の選挙に一人で5票ももっていることになるのです。これはおかしい、平等ではないと弁護士グループが裁判で訴えています。その裁判は最高裁判所まで争われていて、明日、最高裁判所で裁判が行われます。
明日の詳しいスケジュールは
http://www.ippyo.org/
をご覧ください。国民一人一人が関心を持って、自分の一票の重さを訴えていくことが大切です。
今の国会の閉塞状況を他人事のようにあきらめて見るのではなく、一人一人が国会を改革していく姿勢で臨めば、今の国会の閉塞状況は乗り越えられると思います。
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