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聖書を読んだサムライたち

2010-11-21 12:45:58 | 日記
「聖書を読んだサムライたちーもうひとつの幕末維新史」(守部喜雅・いのちのことば社 フォレストブックス)を今、面白く呼んでいます。
坂本龍馬を斬ったとされる今井信郎、坂本龍馬の甥で自由民権運動の志士坂本直寛、同志社を設立した新島襄などが幕末から明治維新にかけて生きた中で聖書との出会いを描いた書物です。ほかにも内村鑑三や新稲戸稲造、津田梅子、山本八重などの人生も描かれています。また、この人達の人生に大きな影響を与えた西郷隆盛、板垣退助、勝海舟なども出てきます。
私は、特に目をひいたのは、幕末の尊皇攘夷の志士やそれに対立した幕臣たちが、まだキリスト教禁制の時代でも聖書を知識としてでなく信仰心として読み、その後の行動に大きな影響を与えているということです。人間は誰でもどんな逆境においても希望を見出せたなら乗り越えられるということを登場人物のなかで描かれています。聖書との出会いはそれぞれ違いますが、立場は違っても聖書との出会いにより希望を見出しています。
現代の社会の中で静かに聖書を読んでみたいと思います。
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