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氷川清話を読んでみよう

2010-11-10 22:45:33 | 日記
勝海舟は明治に入っての晩年ずいぶん書物を残していますが「氷川清話」は特に面白いです。
べらんめい調で自分の思っていることをざっくばらんに語っています。正に勝海舟らしく勝海舟自身の体験を語っています。
「ひとは何事によらず、胸のなかから忘れ切るということが出来ないで、始終それが気にかかるというようでは、いやはや溜ったものではない。いわゆる「座忘」といって、何事もすべてを忘れてしまって、胸中濶然として一物をも留めぬ境界に至ってはじめて、万事万境に応じて縦横自在の判断が出来るのだ。」(勝海舟・氷川清話より)
実に勝海舟らしい語り口で、これも勝海舟の体験から来るものでしょう。氷川清話のなかに幕末激動の時期の勝海舟自身の体験がいくつも書かれて、そのときの教訓からずいぶん語っていますが、またそれがざっくばらんな口調で相手が誰であろうと正直に語っています。
これからブログに出来るだけ方っていきたいと思いますが、勝海舟は明治もずいぶんと生きていますので「国会」という言葉も出てきます。当然、明治の国会ですが、これについても正直に語っていて現在の国会に置き換えてもずいぶんと当てはまることのように感じます。
「この日本は、全体、誰が背負うのかというに、まず国会だろう。しかしてこの国会は、少しのお金で如何様にもなるではないか。寝惚けている時勢遅れの実業家にすら左右せられるではないか。そんな小さな肝っ玉では仕方がないワイ」
さて今の国会はどうでしょう?
コメント
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