学生と一緒に薬害イレッサについて考える

今日は薬害根絶デー実行委員会で学生と一緒に薬害イレッサ問題について被害者をお呼びして学習会を開きました。厚生労働省の外郭団体が作った薬害イレッサ事件のビデオを見ながら意見交換しました。学生も真剣に学び企画に関わっています。

HPVワクチン東京訴訟期日ー被害者の声を聞いて

今日はHPVワクチン東京訴訟の期日の当日でお昼から有楽町のマリオン前で街頭宣伝を行い裁判が行われる霞が関の東京地方裁判所の正門前に場所を移してリレートークを行いました。その後は傍聴券の抽選があり当選した人は裁判傍聴、外れた人は近くで法廷外の企画として被害者との交流会を行い裁判の終了後は報告集会とほぼ一日がかりの行動でした。被害者である原告も街頭宣伝や法廷、集会と様々な場所で被害を訴えて支援者の胸に響きました。また裁判に出てくることも出来ない状況の原告もおり、また出てくることが出来ても身体は厳しい状況で一刻も早い被害救済が必要であり、支援活動も各地で加速していかなければならないと痛感しました。今月の甲府の学習会に続き千葉や神奈川、静岡と準備を始めています。

新渡戸稲造の修養法

「自ら省みていさぎよしとし、いかに貧乏しても、心のうちには満足し、いかに誹謗を受けても、自ら楽しみ、いかに逆境に陥っても、そのうちに幸福を感じ、感謝の念をもって世を渡ろうとする。それが、僕のここに説かんとする修養法の目的である」（新渡戸稲造「修養」より）

心に響く新渡戸稲造の言葉。自らも何度かうつになっていると聞きます。自らも体験したものの言葉には重さがありますね。新渡戸稲造の書には勝海舟や西郷隆盛のことが出てきます。二人も貧乏や誹謗そして逆境と体験して感謝の念をもって世の中に人に尽くした人物でした。先師を想い実践に励みましょう。

バイオベンチャー経営者の講演会に吉田松陰の言葉

今日は東京医科歯科大学で行われた医療系ベンチャーの講演会を聞いてきました。講演者は大学発ベンチャーのペプチドリームの創業者菅裕明氏。製薬企業も難しいといって手を付けなかったペプチドを使った創薬に成功して創業から上場会社にした経営者です。自らも大学の研究者で、今日の言葉に「異端は認められた瞬間に先端に変わる」と自らの研究哲学にしているとのこと。そして経営理念に吉田松陰の言葉「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし、故に、夢なき者に成功なし」と。面白い講演会でした。

地域に根差したがん患者さんの居場所創りー渋沢栄一記念王子がん哲学外来

今日は北区王子で渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェを行いました。今回で３８回目のメディカルカフェです。回数も重ねてお互いが和みながら分かち合うことができました。がんの部位はちがいますが、治療のことや手術のこととあまり普段、主治医以外で聞けないことを患者同士で気兼ねなく話をしていました。今年は地元の北区役所から助成事業の認定を受けて活動しています。より地域に根差した活動を続けていきます。