笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

大自然の寿命で生きる田中正造

2017-05-31 23:25:51 | 日記
「「山や川の寿命は万億年の寿命である。三十年や五十年の昔は彼の一瞬間である。人の短い命や短い智識で考えるから三十年とか五十年を昔のように感じるのである。山は天地と共に並び立つ寿命である。また尊いものである。神ならぬ人間の干渉なぞは許さぬのであう」(1907年12月5日、田中正造)

人間中心の近代文明社会によって自然は破壊され自分中心によって寿命を短くしてしまっているのかもしれません。幕末から明治・大正にかけて生きた田中正造は明治維新を生きました。明治維新から150年が経とうとしている現代日本。田中正造の大自然の叫びを耳にして見直す時期が来ているのかもしれません。
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分かち合いの場つくりー薬害エイズを考える山の手の会

2017-05-30 23:18:23 | 日記
今日は北区王子の北区NPOボランティアぷらざで薬害エイズを考える山の手の会を行いました。薬害のことやHIVエイズのことを薬害エイズ被害者や薬害肝炎被害者と共に少人数ですが、ざっくばらんに話し合いました。山の手の会は当事者から実際に体験してきた治療とか医薬品また医療制度に関して時の流れの中でいかに変わってきたかを生の声で聞くことが出来ます。そして参加者も社会の中でどのようにすれば治療方法が改善されるのか質問しながら大きな気づきをもらいます。今また問題になっているHPVワクチン被害についても現状について話し合いました。会の活動を続けてあらためて、分かち合いの場つくりの大切さを感じました。
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人は見かけによらぬものー江川太郎左衛門英龍

2017-05-29 20:26:36 | 日記
「江川太郎左衛門も、またかなりの人物であつた。・・・平生武骨なのにも似ないで、いかにも巧妙であつたから、列座のものが手を拍つて感嘆したといふことだ」(勝海舟「氷川清話」より)

江川太郎左衛門英龍は幕末期の伊豆韮山代官で反射炉を作ったり江戸のお台場砲台を考案したり海防に力を入れた幕府の代官で注目され、勝海舟の言葉は水戸の徳川斉昭に江川太郎左衛門が呼ばれて芸を所望された時のこと、その芸が巧妙で人は見かけによらないと評しています。確かに幕府に数多くいる代官の中でこれだけ注目された人はいないでしょう。今でも伊豆韮山に江川太郎左衛門の史跡を訪ねる人は多いでしょう。現代の江川太郎左衛門はどんな人物になるのか歴史探索は尽きません。
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メディカルカフェの役割ー器を用意して患者さんを待つこと

2017-05-28 18:41:55 | 日記
今日は北区王子で渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェを行いました。今日も初めてのがん患者さんが参加してくれました。患者さん同士で治療の苦しみや生活の大変さを共有して、一人で悩んでいたものが同じ境遇の患者さんに聞いてもらえ、また、治療や生活の対応を新たに気づいたりして分かち合っていました。話し足りなかったことは場所を移して喫茶店で続きました。人それぞれに悩みは違いますが、人に話すことによって悩みの解決は出来なくても解消はできます。また、メディカルカフェの役割は、話しやすい場所ー器を用意して中身を患者さんにうめてもらうこと、がん哲学外来の提唱者である順天堂大学医学部教授の樋野興夫先生の言葉を実感した一日でした。
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HPVワクチン被害を考えるー当事者にどう向き合うか

2017-05-27 19:40:26 | 日記
子宮頸がんワクチン被害の問題を取り扱う新刊本が出ました。「犠牲になる少女たち~子宮頸がんワクチン接種被害の闇を追う~」(井上芳保著・現代書館)少しづつ読み始めています。HPVワクチン被害については数年前から薬害オンブズパースン会議のシンポジウムや被害者連絡会の集会などで、その被害を聞いていましたが、やはり当事者の生の声は一番大きいです。しかし、被害者は体の状況もずいぶん悪く、なかなか人前へ出てきて話をすることは難しい状況です。この先月にも被害者を読んでの学習会を開催して生の声を聴く機会がありましたが、体調は思わしくありません。そんな中でも少しでもこの問題を知ってほしいと人前で訴えています。被害当事者のつらさは当事者でなければわからないものだと思いますが、当事者と向き合いながら、この問題を社会に伝えていかなければと思っています。先日も大学で薬害被害者の支援活動について話をする機会を得て、講義の終わった後に女子学生から質問されたとき、被害者と同じ世代ということもあり真剣に聞き入っていました。被害者とおよび被害者と同じ世代の若い人々と一人ひとりに丁寧に向き合っていくしかないと感じている今日この頃です。
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