世界人類は機械文明に噛み殺されるー田中正造

田中正造は今から100年以上前の明治44年の日記に、世界人類は機械文明に噛み殺される、と書いています。正に現代は機械文明によって環境を破壊して自らが作った機械文明によって自らの命を噛み殺されようとしています。当時の田中正造の声を誰が聞いたのでしょうか？そして、その田中正造の思想も現代は忘れ去られようとしています。田中正造の思想を思い起こし現代に活かしていかなければなりません。

人はやはり直に会って対話するもの

今年はコロナ禍の中で会議もオンラインになり人と会って対話する機会が少なくなりましたが、今日は薬害問題で知り合った二十年来の知人に食事をしお茶を飲みながらゆっくり対話する機会を持ちました。なかなかオンラインで画面上から対話するのでは、人の心は読みにくいものです。人はやはり直に会って対話するものでしょう。色々な話に発展して心も開いてくるものです。

誠があれば鬼神も感動ー勝海舟

歌詞などはまづくつても、誠さへあれば、鬼神は感動するよ。今の世の中は、実にこの誠といふものが欠けて居る。政治とか経済とかいつて騒いで居る連中も、真に国家を憂ふるの誠から出たものは少い。多くは私の利益や、名誉を求めるためだ。世間のものは勝の老いぼれめがといつて嘲るか知らないが、実際おれは国家の前途を憂へるよ。
勝海舟ー氷川清話より

私も老いぼれになってきましたけど、いろいろと憂慮している今日この頃です。

余裕が大事ー勝海舟

「人には余裕といふものが無くては、とても大事は出来ないよ。昔からともかくも一方の大将とか、一番鎗の功名者とかいふ者は、たとへどんな風に見えても、その裏の方から覗いて見ると、ちやんと分相応に余裕を備へてゐたものだよ。今の人達に、この余裕を持つてゐるものがどこにあるか。人にはずいぶん沢山あるやうに見える世の中だけれども、おれの眼には、頓と見えないよ。皆無だよ。それを思ふと西郷が偲ばれるのさ。彼は常に言つて居たよ。『人間一人前の仕事といふものは高が知れる』といつてゐたよ」（勝海舟「氷川清話」より）

いつの時代も同じですね。特に今の時代、余裕が無いのでみんなコロナであくせくしていますね。

薬害根絶デーはじめてのオンライン集会

8月24日は薬害根絶デー。1999年8月24日に薬害エイズ事件の反省から当時の厚生省が中庭に誓い碑を建立しました。翌年の2000年から毎年8月24日に薬害被害者や支援者が厚生労働省前に集まりリレートークや集会を行ってきました。今年はコロナ禍の中で厚生労働省前のリレートークは取り止め、薬害根絶デーはじまって以来はじめてのオンライン集会となりました。逆にオンラインということで全国各地の薬害被害者や支援者がオンラインでつなぎHPV子宮頸がんワクチン被害者をはしめ薬害被害者の生の声を聞きました。支援の輪は全国に広がっています。