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緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

高校演劇・春の全国大会

2010年03月01日 | つれづれ

岡山在住の方、

3月15日~17日に岡山・倉敷を訪問される方、

14時からの高校演劇春の全国大会(倉敷)に

足をお運びいただけないでしょうか。






高校の恩師から手紙がきました。



岡山朝日高等学校で、
現代国語を教示くださり、
演劇部の顧問の先生でした。

先生の国語の朗読は、実に凛とした声で
それはそれは惚れ惚れと聞いていたものです。

末安先生の、ヤスから、
私達はヤっさんと敬愛をこめて
呼ばせて頂いておりました。




頂いた手紙には、
退職して10年。
いまだに高校演劇に肩入れし、
今年の高校演劇春の全国大会を倉敷で開催予定。
その開催が日曜から平日にかけて開かれることから
是非、多くの方に足を運んで頂きたいと
書かれていました。

そして、その手紙は先生が顧問をしていた
長年の演劇部員90名近くに送られていることも記されていました。





手紙を読みながら、高校時代のことを思い起こしていました。

つかこうへいの熱海殺人事件、蒲田行進曲・・

清水邦夫の楽屋・・
チェーホフのかもめや三人姉妹のセリフは
幸せとは・・?生きるとは・・?
今も、私の死生観に大きな影響を与え続けてくれています。

目指せ全国大会・・と頑張っていた時期がありました。






高校演劇・春の全国大会

日時:3月14日(日)~16日(火) 開場13:30
場所:倉敷市芸文館

全国2140校から 代表10校が選抜され競い合います。
10校の作品

昨年までは、東京の劇団四季が自由劇場を
会場・スタッフともに無償提供してくださっていたようです。
が、経済的諸事情から継続が難しくなり、
この春の大会から倉敷市文化振興財団の支援を受け、
倉敷開催となったようです。

しかしながら、会場の使用可能な日程が、
岡山県立高校入試に一部重なるなど
厳しい条件下で盛り上げていかなければならないようです。

そんな中、舞台を時間をかけて作りあげる演劇では、
夏の大会では、世代交代を余儀なくされることから、
春に大会を開く意味は大きく、
さらに、各校、打ち合わせ・リハ90分に加え、
ゲネプロ80分が確保されており
プロの演劇と同じように一人前の演劇として
扱われている大会内容に、心打たれました。



私の郷里は、真庭市の南の端なのですが、
列車に乗ると必ず通る街の津山。
津山東高校は、全国大会初出場で、
「まゆみのマーチ」 原作:重松清 脚色:演劇部顧問・高森章
そのメッセージから。

 どんなに力強い「励まし」よりも、どんなにすばらしい「ことば」よりも、あの時の私には、「好き」というささやきが嬉しかった。どんなにわたしを勇気づけてくれたことか。忘れない、あの「好き」。
 原作を読み終えたとき、身体の震えが止まりませんでした。重松先生に是非にとお願いしたところ、快く許可して頂きました。津山市出身の重松先生の、地域に根差した作品を上演できることに大きな喜びを感じています。





大変残念なのですが、
私は帰郷することができず、
足を運べません。

岡山在住の方、
3月15日~17日(火)に岡山を訪問される予定の方、
14時からお時間が許せば、
是非応援をお願いできないでしょうか。

そして、どなたか、
ヤっさんのお元気な姿を
お伝えいただけないでしょうか。


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7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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高校演劇…。 (PANDAの妻)
2010-03-02 00:40:57
大学の同級生が、福岡県内のある高校生だった時、ずっと演劇をやっていて、確か全国大会にも出たんじゃなかったかなぁ…、当時、かなり広範囲に有名人でした。そういう理由で、大学時代、その同級生の演劇熱にずいぶん付き合わされ、懐かしい感じで記事を拝見しました(*^_^*)。先生も「演劇少女」だったのですね(^-^)。顧問&恩師が今も情熱を絶やさずご活躍されていらっしゃることに、先生ご自身も、お元気を分けて頂いた感じですね(^_-)。
返信する
Unknown (Unknown)
2010-03-02 13:51:16
はじめまして。
末期がんで緩和治療中の家族を持つ者です。
気持ちが塞ぐ日々が続く中、いつもこちらのブログを拝見し、心のよりどころにしております。

先生は岡山のご出身でいらっしゃるのですね。
二つ前の記事で紹介されていた小説の作者小川洋子さんも岡山のご出身ですよね。
私も小川洋子さんの作品が好きなので、岡山県はいつかぜひ訪れたい土地No.1なんです。

本文とあまり関係のないコメントでごめんなさい。失礼いたしました。
返信する
コメントありがとうございます (aruga)
2010-03-02 23:04:35
PANDAの妻さん
演劇少女!なんて、セピア色の響きでしょう。
恩師の熱く、でも、力まない生き方は素敵です。
頂いたコメントで気づくことができました。本当に、元気を頂いたなあって。

Unknownさん
がんを生き抜いていらっしゃるご家族を支えていらっしゃるのですね。
そんな中にあって、心のよりどころなんて書いて頂けたこと、感謝でいっぱいです。

加えて、郷里の岡山を訪れたい土地No.1なんて書いてくださり、心がとろけそうです。

小川洋子さんは、高校時代の同級生でした。
実家から高校が遠かったので、私は下宿生活を送っていたのですが、その大家さんと小川さんは親戚でした。10クラスの中の、理系・文系で別のクラスでしたので、話をしたこともなかったのですが、私も小川さんの文章は本当に大好きです。

どうぞ、岡山に是非、是非、いらしてください。
倉敷の大原美術館には、こんなところに、こんな絵があるの??というような絵に出会うことができ、エルグレコ、ルノー、ルノワール、セザンヌ、ミレー、ゴッホ、ピカソ・・幼少のころから好きでした、その隣のエルグレコという喫茶室は、もう30年以上同じようにコーヒーを飲むことができ、時間がとまったように感じます。

もうすぐ、桜が咲きますね。
大切な時が宝物になりますように。
返信する
Unknown (よっしー)
2010-03-03 22:08:58
私の実弟は川崎医科大学で講師をしております。必ず伝えますね。
返信する
よっしーさん (aruga)
2010-03-05 00:04:01
川崎医科大学にいらっしゃるのですか!?
昨年の4月、講演に伺いました。
お忙しいことと思いますが、是非!!
返信する
再び失礼いたします (MZ)
2010-03-05 03:28:39
3/2にうっかり名無しのままコメントしてしまった者です><

なんと!小川洋子さんと同級生でいらしたとは!びっくりしました。
大原美術館はやはり小川さんのエッセイで知りました。
うっとりするような場所ですね。行ってみたいです。喫茶店エルグレコも!

関東在住で幼児のいる私にはなかなか気軽に出掛けられる土地ではないのですが、落ち着いたら是非旅行に訪れたいです。

私の中の岡山県がさらにきらきら輝く憧れいっぱいの街になりました。
素敵なお話をありがとうございました。
返信する
MZさん (aruga)
2010-03-06 00:10:31
是非、是非、いつの日か お訪ね下さい!!
(水蜜桃とよばれる白桃も、マスカットも、瀬戸内の魚もおいしいですよ~)
返信する

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