緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

卒業式での最後の言葉

2013年02月17日 | 教育

長男の高校の校長先生の話は、
本当に素晴らしくて、その話を聞きたくて
保護者会に行っていた位でした。

今日、家族と話をしていた時に、
卒業式での校長の話を思い出しました。

もう、何年も前のことですが、
今も鮮明に残っている言葉です。





今まで、あなた方は、
この高校が誇りであったことでしょう。

(卒業したら) どうか、これからは、
この高校の誇りとなってください。






伝統のある学校で、
某大学への進学数は落ちてきてはいましたが、
学生は、本当に学校の名を誇りに思っていました。

それに続く言葉、
この高校の誇りになるとは、どういう意味か。
ふと、立ち止まります。

自分の道を究め、
世に名が知れるようになったなら、
高校に残る学生も教師も、
あなた方を輩出した高校として誇らしく思うでしょう。

そんな意味を
本当に短い一言に凝集させた校長の〆の言葉でした。

唸りました・・・


季節も春めいてきて、
もうすぐ、卒業式の時期となります・・・


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
みえママさん (aruga)
2013-02-23 15:03:05
育児の真っ最中は、解き放たれる日を夢にまで見ていたように思いますが、お書きくださったように、いざ、その時になると寂しさを感じますね。それだけ、よい親子の関係を気づいていらっしゃったということなのでしょう。素敵です。

記憶に残っても、恥ずかしくない態度や言葉・・・私には、ちょっと無理そうです・・
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くまごろうさん (aruga)
2013-02-23 14:55:37
学校の内からと外からの評価は本当に異なるものですね。でも、一番わかっているのは、学ぶ立場だった学生自身なのだと思います。内からも、外からもよかったと思ってもらえるようにと書かれているコメントを見て、新しい一歩に優しい光を感じました。
コメント、ありがとうございました。
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卒業 (みえママ)
2013-02-21 19:58:11
我が家の一番下の子が卒業します。子育て…ほぼ終了ですが、なんとなく寂しくもあり…。
それぞれの学校で、いろいろあって、今では良い思い出です。
自分の卒業した学校を誇りに思う、と、素直にいえないなぁ、と思っていましたが、娘が同じ学校を卒業して、素直に育っていったことを思うと、今では私も素直に、誇りに思う、と。

学校の先生の言葉って、いつまでも残るものですね。たまに、患者さんから、看護師さんに言われたのよ、と、私が忘れた頃にいわれると、下手なこと言えないなぁ~と、反省してます。
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もうすぐ春です (くまごろう)
2013-02-18 18:36:33
大学院を卒業する時、「この学校を卒業することを、誇りに思って下さい」と言われました。

でも、卒業しても、「あの学校は~」とか、いかにも問題学校であるかのように、いい事を言われたことは1度もありませんでした。

いつも、「そうではないのに・・・」と思いつつ、人生の選択の失敗を感じていましたが、ある時、「それでも、あの学校に行ってよかったな」と思ったことがありました。
普段は20分程度の道のりを、大雨で1時間以上もバスに乗っていた時のことでした。

私は間もなく、ある先生の下を離れます。
つい「淋しいなあ~」と思ってしまうのですが、「行かせてよかった」と思ってもらえる仕事が出来ればいいなとこの頃思います。


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