プロメテウスの政治経済コラム

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プロ野球  クライマックスシリーズは本当に意味があるの?

2007-02-17 18:37:26 | スポーツ
クライマックスシリーズは、昨年までのパ・リーグがやっていたプレーオフと少し違う。昨年まではレギュラーシーズンで1位になったチームは「1位通過チーム」というだけであった。その後のプレーオフで勝ち抜いたチームが「リーグ優勝チーム」となり、パ・リーグの優勝チームとして日本シリーズに出場するという位置づけだった。
今年からは144試合のレギュラーシーズンで1位になったチームは、あくまでそのリーグの「優勝チーム」となる。但し、日本シリーズへの出場権は別途クライマックスシリーズで決めるというわけである。レギュラーシーズン終了後に、それぞれのリーグの上位3チームのうち、2位と3位が3回戦制でたたかい、勝ち上がったチームがリーグ優勝のチームと5回戦制で対戦。勝利したチームが日本シリーズに出場することになる。またパ・リーグのプレーオフではレギュラーシーズンの上位チームに与えられていたアドバンテージをクライマックスシリーズでは設けないことになった。

上位チームに有利な条件として1勝を与えたら、試合数が減り、興行面でおもしろくないということである。これで、レギュラーシーズンと日本シリーズはまったく切り離された。 これまでは日本シリーズは両リーグの優勝チームで日本一を争うものであったたしかにパ・リーグのプレーオフも球団の赤字対策の一環として始まったもので変則的ではあった。しかしアドバンテージを設けるなどして、リーグの「優勝チーム」を決める建前は崩していなかった。今度は、リーグ優勝チームが決まったあとで、同じリーグ内でもう一度、日本シリーズ出場チームを決めようというのだ。6チームしかないリーグ内で、上位3チームで争うことにどれだけの意味があるのか勝率が5割を切った第3位チーム同士での対戦になる可能性もあるのだ。そのチームが「日本一」強いチームということになったら、日本シリーズの権威はどうなるのか。日本シリーズそのものが、いままでとまったく違う、たんなる一興行ということになるように思えてならない。

ドラフト改革、FA、移籍の活性化とか各チームが最後まで優勝を争い、緊迫した試合を続ける努力の方が、今よほど大事なように思う。クライマックスシリーズで観客を引っ張ろうとするのは邪道ではないか。

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1 コメント

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Unknown (マーチン)
2009-10-02 11:29:56
そりゃ言える!
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