超級龍熱

香港功夫映画と共に

呉鎮宇があの『残酷ドラゴン/血斗龍門の宿』のリメイク『追影』で導演に挑戦!?

2008-11-30 12:19:59 | ニュース
この週末は珍しく?『REC/レック』と『ゾンビ2009』という2本のホラー映画を観てみました。『REC』は噂通り良く出来た新感覚のホラー映画でしたが、私自身は序盤から中盤にかけてはある程度予想出来る展開で「まあこんな感じかな?」と言った印象でした。ただやっぱりあのラストの最上階の部屋の中の展開はもう怖いと言うよりも正直言って本当に気味が悪かった!(苦笑)。あのシーンは劇場で観ていたらそりゃ相当キツイと思いますねえ。
そういう意味では新時代ホラー映画の秀作と言っていいかも。
で、もう1本の『ゾンビ~』なんですが、これがまた超B級映画な上に、これってフィリピン映画か何かじゃないの?
無理矢理に英語吹き替えにしてるけど。でも私がビックリしたのがこの映画物語展開がまんま『エイリアン2』なんですよ!いや物語どころか劇中の主人公(当然リプリー的な女性が主役!)たちの台詞展開まで殆ど一緒なんですねー!いやパクリもここまで来ると逆に立派だわ(笑)。
そうは言いながらも、私もB級アクション映画&エイリアン系列が大好きなんでついつい最後まで観ちゃいました(苦笑)。あ、最後にはお約束のエイリアン・クイーンならぬ超グロなモンスターが出てくるのでご注意を。

さて、既にご存知の方もいらっしゃるように、あのフランシス・ンこと呉鎮宇が導演に挑戦するとの事で、その作品もアジア映画ファンなら知らない者がいないあの巨匠キン・フー導演の代表作『残酷ドラゴン/血斗龍門の宿』(67)のリメイクだそうでちょっとビックリですね。
この呉鎮宇導演予定作品は既に仮題名も『追影』と決まっているそうですが、『残酷ドラゴン~』と言えば、92年に徐克も梁家輝、林青霞、さらには我らがドニー兄貴やマギー・チャン、ついでに熊欣欣主演で『ドラゴン・イン/新龍門客桟』としてリメイク(ただしキン・フー御大には無断で!)していますね。
まあ私としてはキン・フー版も徐克版もどちらも大好きな映画なので、今回の呉鎮宇導演による同作リメイクには正直戸惑っている感じなんですが、ただ今回の『追影』は一応『残酷~』が持つ数々の武侠片の要素は盛り込むものの、全くのリメイク作品とはならないそうで、そこは青年導演?のフランシス監督の手腕に期待したいところですね。
フランシス導演自身はこの『追影』のキャストには梁朝偉や劉徳華を希望しているそうですが、どうせなら前回の徐克版で実際に衣装合わせまでしながら(コスチューム写真も現存!)幻のキャストとなったジェット・リー、ミシェル・ヨー、マックス・モク主演でリメイクっていうのも面白いと思うんだけどなぁ!?
余談ですが、故キン・フー導演と言えば、その何本もの作品で韓国ロケを敢行した事で知られていますが、私は以前からキン・フー導演作品にも必ず韓国バージョンが存在するはずだ、と強く確信していたんです。
で、最近そのキン・フー導演作品の韓国バージョン(少なくとも2本)に関する貴重な資料を入手出来たので、今後更なる探求を進めた末には当ブログでも何らかの形で紹介したいと思っています。
コメント (2)
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