超級龍熱

香港功夫映画と共に

本日11月27日は“世紀の闘神”ブルース・リーの71回目の誕生日です!

2011-11-27 14:53:24 | その他
さてさて、今年もこの日がやって来ました。そうです、今日11月27日は我らがリーさんこと“世紀の闘神”ブルース・リーの71回目の誕生日です!リーさん、おめでとうございます!!今日は私も家に帰ったら、リーさんの誕生日のお祝いを兼ねて『ブルース・リー死亡遊戯』(78)を観ようか、あるいはちょっと趣きを変えて『ロングストリート』(71)の傑作エピソード「波止場の対決」を観直そうか・・・などと考えております♪
そう言えば、最近古い録画ビデオをゴソゴソと整理していたら、大昔に「ゴールデン洋画劇場」で『かわいい女』(69)を放送した時に、リーさん出演シーンのみですがテレビ画面を直撮りした映像(音声入り!)が出て来ました。
この『かわいい女』は、あの“ドラゴン・ブーム”時にまだアメリカ時代のリーさんが殺し屋ウィンスロー・ウォン役で出演していた事から「あのブルース・リーも出演!」を売り文句に「ゴールデン~」で放送されたんですね。
当然この『かわいい女』が「ゴールデン~」で放送された70年代中盤当時は、まだ私もビデオ・デッキは購入していませんでしたし、おまけにこの『かわいい女』を放送した当日は兄の部屋のテレビ(何とモノクロTV!)でリアル・タイムで『かわいい女』を観たものの・・・その後暫くの間、龍熱少年は『かわいい女』はモノクロ映画だと思い込んでいた時期があったんですねえ(遠い目・・・)。いや本当にこういったリーさんの思い出話を語り始めると止まらなくなってしまいますが(苦笑)、どうか今日は皆さんも今から71年前のこの日がアメリカはサンフランシスコで“偉大なるドラゴン”が誕生した記念すべき日である事を心に留めて頂けたら嬉しいです。誠意献給一代巨星、李小龍!!
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WOWOWの「町山智浩の映画塾!」で『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』、「予習編」放送中!

2011-11-25 15:54:18 | ニュース
さて、先日も告知しましたが、本日「WOWOW」さんのウェブ番組「町山智浩の映画塾!」で、町山さんと私がドニー兄貴主演作品『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』の見所を語りまくっております「予習編」を放送中です!因みに「町山智浩の映画塾!」のアドレスはこちらです→wowow.co.jp/juku
念のためですが「町山智浩の映画塾!」は「WOWOW」さんに加入していなくてもご覧になれますので是非よろしくお願いします♪
また町山さんと私がさらに『イップ・マン』2部作を熱く語る「復習編」は、来月の2日に同サイトにて更新との事ですので、そちらもよろしくお願いします。って、ゲスト出演中の私がTシャツ姿なんですが、確かこの時の収録ってまだ思い切り残暑だったんですね。いま思い出しても町山さんとのトークは本当に楽しかったです♪
改めまして、町山さん&「WOWOW」スタッフの皆さん、ありがとうございました!
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もう一つのノルマンディー上陸作戦!オダギリジョー&チャン・ドンゴン主演『マイウェイ』記者会見!

2011-11-22 10:23:51 | その他
何時も当ブログに遊びに来てくれる「HIMAJINE電影房(http://blog.goo.ne.jp/kazuyuki72/)」を主宰するKAZUさんが「萌える!!女子プロレス」第1号なる同人誌を送って下さいました。これが女子プロレスのファンには堪らないコンテンツが満載で、私もKAZUさんが同誌に寄稿している神取忍の幻のジャパン女子名勝負や、メキシコ&インドネシアの女子プロレス映画のコラムなど大変興味深く拝読しています。ご興味のある方は上記のKAZUさんのブログにGO!です。
そう言えば、私も神取忍は2度ほど目撃した事があるんですが、1度は近所の巨大スーパーで神取忍は井上貴子と一緒に買い物していましたし、2度目は路上で擦れ違ったんですが、この時は思い切り神取さんに睨まれました、ハイ(苦笑)。
あと最近観た最新武侠片『最終兵器/弓』や、やっと観れた『第7鉱区』などの韓国映画のレビューも後日に改めてと思っています♪

さて、昨日は都内は新宿バルト9で行われたカン・ジェギュ監督、オダギリジョー&チャン・ドンゴン主演『マイウェイ/12000キロの真実』の記者会見&最速フッテージ上映会に行って来ました。
バルト9に行かされた事がある方はご存知かと思いますが、9階のメインホールのコーヒーショップみたいな場所の上にテラスがあるでしょう?私がメインホールに到着すると、何とそのテラスでオダギリジョーがCNNの金髪女性キャスターのインタビュー取材を受けていましたね(苦笑)。この『マイウェイ/12000キロの真実』は、1928年日本占領下の朝鮮で出会った長谷川辰雄(オダギリジョー)と、キム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)の2人の少年が共にマラソン選手としてオリンピックの金メダルを夢見ながら、やがては戦況の悪化により、ある時は日本軍、ある時はソ連軍、そしてある時はドイツ軍と3つの軍服を身に纏う事になる数奇な運命と友情を壮大なスケールで描いている作品です。
あと今回は来日はしませんでしたが、この『マイウェイ~』にはあの范冰冰も出演しております♪で、『マイウェイ/12000キロの真実』の記者会見ですが、会見にはカン・ジェギュ監督とオダギリジョーが出席する事もあって、スクリーン9は開演前から超満員で熱気ムンムン状態でした。私は生でオダギリさんを見たのは今回が初めてだったんですが、これがもう会見の最初から最後まで絶妙のタイミングでジョークを連発しまくるオダギリさんの完全な“1人舞台”って感じで、詰め掛けたマスコミ陣たちからは終始爆笑また爆笑が沸き起こっていました。
オダギリさん曰く「今日ここにお集まりになっている方々は一般の方ではなくマスコミの方ですよね・・・考えて喋ります(場内爆笑)」「この映画の撮影は過酷になるのが判っていたので海外ロケに行くのが嫌で嫌でしょうがなかったです!」「撮影現場で本物の戦車を作ってるんですよ、それも2台も!ちゃんとバックとかもするんですよ!(横からカン・ジェギュ監督が「作ったのは3台!」との突っ込みが入ると)ええっ3台なの!?」「今日のカン監督は完全にアウェイなので、皆さんも会見で笑う所はちゃんと笑って下さいね?」「カン監督はもう最初はどんだけ撮るんだよ、コイツって(場内爆笑)。でも本当に情熱的な映像を撮る監督で、この作品は僕も良い思い出になりました」「(共演の)チャン・ドンゴンさんって、数百人いるスタッフに「チャン・ドンゴン」って名前入りのダウンジャケットをプレゼントしたりしてて(苦笑)、本当に素晴らしい人でした」「(オダギリさんは名前入りのグッズのプレゼントは?の問いに)あげるわけないでしょう?(場内爆笑)チャン・ドンゴンさん要らないでしょ?、そんなの!(場内爆笑)」「マラソン選手の役柄だったので、谷川真理さんの指導を受けたんですが、同じ時期に猫ひろし(カンボジア代表としてロンドン五輪出場を目指すタレント)と一緒になったんですけど、猫さんてもう走るスピード半端じゃないんですよ!もう見ている僕が引いちゃうくらい。って完全に猫さんの話になってますね?(場内爆笑)」

オダギリさんと比べて会見では寡黙な印象のカン・ジェギュ監督でしたが、「この映画の撮影中はオダギリさんには何人もの熱狂的なファンの撮影スタッフがいまして、それもあってオダギリさんは“教祖”というあだ名で呼ばれていました(苦笑)。特に編集スタッフ3人は全員が女性で、私が編集で少しでもオダギリさんのシーンをカットしようとすると彼女たちから猛抗議が来るんですよ(場内爆笑)」と、これまた渋い所でユーモア満点のコメントを入れてくれていましたね♪
で、肝心のこの日の会見のためにカン・ジェギュ監督がわざわざ持参してくれた『マイウェイ/12000キロの真実』における連合軍のノルマンディー上陸のシーンのフッテージ(約20分との事でしたが、実際にはもっと長く感じられました)なんですが、これが辰雄とジュンシクの海岸での感動的な再会から、静かだったノルマンディーの海岸がまさかと思われていた連合軍の上陸で瞬時に地獄絵図と化すシーンまでが上映されました。
で、このフッテージが私たちがこれまでに観た事がないようなもう脅威的かつ恐怖度満載の戦闘描写の連続で、まさに大興奮でした!!特にその辰雄とジュンシクの2人の目を通してスクリーンに映し出される連合軍vsドイツ軍の壮絶なまでの戦闘シーンは、今まで殆ど語られた事がない“ドイツ軍側からの視点で見たノルマンディー上陸作戦”である事も含めて、この『マイウェイ/12000キロの真実』最大のクライマックスでしょう。
そして辰雄とジュンシクの2人は修羅場となったノルマンディーの海岸に立ちながら、きっと生きて帰ると誓った故郷に向かって最後の疾走を決意します。数奇な運命に翻弄されながらも、奇跡の再会を果たした2人の日本人と韓国人は、銃弾と爆風が飛び交う戦場でお互いに熱い視線を交わしあい、こう叫び合います!

辰雄「おい、ジュンシク、走るか!?」
ジュンシク「ああ、ただお前は俺の背中を見ながら走ることになるぞ?」
辰雄「(無言で微笑む)」
ジュンシク「(同じく微笑む)」

熱く固い友情で結ばれた2人の男は意を決し、地獄と化したノルマンディーの砂浜を思い切り蹴り上げると、いま全力で走り出す・・・!
果たしてこの後に辰雄とジュンシクを待ち受ける運命は!?それは来年1月14日全国公開となる『マイウェイ/12000キロの真実』で明らかとなるのだ!
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WOWOWオンライン「Talkin'シネマニア!」に、『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』登場!

2011-11-19 13:04:32 | ニュース
さて、来月WOWOWさんでのドニー兄貴の大傑作『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』の放送に向けて、WOWOWオンラインの映画サイト「Talkin'シネマニア!」にて、私、龍熱執筆によります『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』のコラムが更新されていますので、是非ご覧になって下さい。こちらが「Talkin'シネマニア!」のアドレスです→http://blog2.wowow.co.jp/movieblog/
私もこの2作品に関しては、もうそれこそ多方面で幾度となく書き記して来たわけですが、今回も「Talkin'シネマニア!」の原稿執筆のために改めてこのドニー兄貴演じる葉問の雄姿をDVDで観直してみて・・・いやこれが本当に何度観ても新たな感動があるし、実に味わい深い作品だと痛感させられたんですねー!まさにこの2作品こそが“最後の本格派”の代表作でしょう!(キッパリ)
そういう意味でも、今回WOWOWさんで満を持して放送される『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』、是非とも皆さんにジックリと堪能して頂きたいと強く願います!

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熱風!韓国LEGENDS(51)  やはり存在していた『黒髪』香港バージョン!羅烈&陳萍主演『攝青鬼』発掘!!

2011-11-16 13:00:37 | 熱風!韓国LEGENDS
昨日都内某所で家有喜事さんとお茶していた時にも話したんですが、改めてリッキー・ホイさんの急死には本当にショックを受けましたし、悲しい気持ちで一杯です。
それもあってかソフトバンクvs中日の日本シリーズも観ていてもいま一つ楽しめないんで、昨日は最近ハマッている国際プロレスの「ワールドシリーズ」のストロング小林vsドン・レオ・ジョナサン戦や新日の藤波辰巳vsスーパー・ストロングマシーンのWWFインター戦を観たりしていました。でもこの頃の平田はジャーマン・スープレックスなんかバンバン!出して元気一杯だったのね(笑顔)。
なんて言いながらも特設サイト「黄金のクンフー&アクション」の『Mr.BOO!』特集の原稿ゲラ校正もこれからですし、WOWOWさんからもさらに2本の原稿依頼が来ましたので、気を取り直して頑張ります!

さてさて、「熱風!韓国LEGENDS」第51回は、香港&韓国のコラボ作品で張一湖導演、南宮勲(即:南錫薫)&陳萍主演『黒髪』(74)のもう一つのバージョンで、これまでその存在自体が誰にも確認出来なかった香港の邵氏兄弟公司作品である『攝青鬼』(75)でいきましょう!まずは私がこの『攝青鬼』発掘に至る要因となった韓国ホラー映画『黒髪』の韓国版ポスターをこちらでご覧下さい→http://blog.daum.net/doldu/18310611
はい、かなり強烈なデザインですね(苦笑)。この『黒髪』は以前に韓国映像資料院のウェブサイトで作品を鑑賞する事が出来たと思いますが、ポスターでも判るように香港の邵氏公司から陳萍や谷峯が参加しています。となるとこの手の香港&韓国のコラボ作品では、大抵香港バージョンと韓国バージョン、それぞれ編集の異なる2つのバージョンが製作されているのが常でした。
ところが、これまで『黒髪』の香港バージョン(と敢えて呼びますが)を発掘した人間は1人もおらず、もしかしたら『黒髪』に香港バージョンは存在していないのでは?と思われていた時期もありました。さらには一部の資料やHMDBでも『攝青鬼』の導演が何故か邵氏公司の名導演である何夢華表記になっていて、それがこの『攝青鬼』こそが『黒髪』の香港バージョンであるという事実に辿り着けない障害となっていた要因の一つかも知れません。こちらがその“何夢華導演”表記の『攝青鬼』のデータです→http://hkmdb.com/db/movies/view.mhtml?id=5583&display_set=eng
またこの『攝青鬼』の映像自体が天映娯楽社からDVDが未リリースに終わっていた事もあり、これまでにも香港&韓国コラボ作品では香港バージョンよりも韓国バージョンの発掘の方が圧倒的に困難だという慣例とは全く逆の“幻の『黒髪』香港バージョンはどこに!?”的状態が長年に渡って続いていたわけです。
で、今回私が入手しました『攝青鬼』は画質超高画質&オリジナル北京語&ワイドスクリーン仕様で、まずは邵氏公司信者にはお馴染みの「SBエンブレム」のファンファーレからオドロオドロしたデザインによる『攝青鬼』のタイトルが出ます。
そして主演の1人である陳萍が自慢の黒髪を1人静かに洗うシーンに被さるように、もう1人の主演である羅烈の名前がクレジットされます!そうです!韓国バージョンでは南宮勲だった主人公が、この香港バージョンでは羅烈が演じているんですね!そしてオープニング・クレジットの最後には導演者として「導演:張一湖」とハッキリと表記されます。これまたそうなんです!これで『攝青鬼』と『黒髪』双方の導演こそが韓国人導演である張一湖であった事が今回『攝青鬼』の映像を実際に観る事によって遂に判明したわけです!
さて、『攝青鬼』の物語自体は韓国バージョンである『黒髪』とほぼ同じで、病弱な妻(陳萍)を持つ主人公(羅烈。その子分に今は亡き森)が、富豪(楊志卿)の娘(劉慧玲)との結婚という欲望に負けて、邪魔になった愛妻に毒を盛ります。
哀れ愛妻は毒による激痛から両目から血を流し(!)悶え苦しみ、自分の自慢の黒髪が次々と抜け落ちる様に半狂乱になりながら、最後には羅烈に刺し殺されて息絶えます。やがて富豪の娘と結婚した羅烈の許には、凄まじい風貌の怨霊となった妻が「お前さん・・・よくも私に惨い死に方をさせたねぇぇぇぇ!」との恨み声を上げながら、その“自慢の黒髪”を復讐の武器に羅烈に襲いかかって来ます!
また私が特に興味深かったのが『攝青鬼』と『黒髪』では同じ役柄を香港人影星と韓国人影星がそれぞれ別々に演じている点に加えて、陳萍演じる妻が羅烈に盛られた毒でその風貌が醜く変貌するシーンの特撮を香港バージョンの『攝青鬼』と韓国バージョンの『黒髪』とではそれぞれ別々に撮り直している点でした。それにしても香港バージョンの『攝青鬼』の陳萍や劉慧玲が怨霊と化すシーンはマジで怖いなぁ!あと悪代官役の谷峯が『攝青鬼』と『黒髪』2つのバージョンでも、香港と韓国それぞれの女優2人に同じようにイヤらしく迫る様子には思わず笑ってしまいました(苦笑)。
それにしても今回の『攝青鬼』に限らず、頑張って探してみると“いくら探しても見つからない作品”も最後には発掘出来るもんですねえ!ちなみにこちらが今回私が発掘に成功しました邵氏公司作品『攝青鬼』のオリジナル・ポスターです↓http://img3.douban.com/lpic/s4361516.jpg と言うわけで、これからもレアな韓国映画(今回は香港映画でしたが♪)をフィーチャーしていく「熱風!韓国LEGENDS」、次回もどうぞお楽しみに!

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許氏兄弟の三男、リッキー・ホイこと許冠英が急死

2011-11-09 14:22:19 | ニュース
悲しい訃報です。『Mr.BOO!』シリーズで知られた許兄弟の三男のリッキーこと許冠英が8日に亡くなりました。まだ65歳でした。
詳しくはこちらをご覧下さい→http://udn.com/NEWS/ENTERTAINMENT/ENT1/6705927.shtml
もともとリッキーさんは心臓が悪かったんですが、それにしても余りにも突然の訃報にはただただ悲しい気持ちで一杯です。
先ほど許兄弟たちと親交の深い家有喜事さんとも電話で話したのですが、家有喜事さんもリッキーさんの急死には大変なショックと悲しみを受けていましたし、邵氏兄弟公司(リッキーさんは邵氏公司のニューフェイス出身でした)でリッキーさんに空手を直接指導した染野行雄さんも悲しみの思いでこの訃報をお聞きになったと思います。
実はいま私が「洋画★シネフィル・イマジカ」さんの特設サイトで連載中の「黄金のクンフー&アクション」の次回の特集が『Mr.BOO!』シリーズで、昨日その原稿を入稿したばかりでした。私自身もリッキーさんの突然の訃報に対してまだ気持ちが落ち着かない状態なのですが、「洋画★シネフィル・イマジカ」の担当の方によると、奇しくも明日「洋画★シネフィル・イマジカ」で『Mr.BOO!』を放送するそうで、この放送がリッキーさんの“追悼放送”の形になってしまった事は本当に複雑な心境ではありますが、皆さんも良かったらリッキーさんが一番輝いていた時代の作品をご覧になってみて下さい・・・。
それにしても、あのマイケル、サミュエル、そしてリッキーが勢揃いした“許氏兄弟”の姿がもう2度と観られないかと思うと、本当に辛いし、悲しいです。また残されたマイケルさんやサミュエルさん、あるいは次男のスタンリーさんの気持ちを考えると・・・涙が止まりません(涙)。
でもリッキーさんが亡くなった11月8日って、あの“永遠の導士様”こと林正英と同じ命日なんだね(号泣)。きっと今頃は天国でリッキーさんとラム導士の2人は再会を果たしているかも知れませんね。
さようなら、リッキーさん、私たちはスクリーンの中で貴方が見せてくれたコミカルで人懐っこい笑顔を決して忘れません。どうか安らかに。合掌。
コメント (7)
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龍熱の「Dragon Fever Weekly Movie Reviews」Vol.3!!

2011-11-07 13:02:37 | その他
さて、今週の「Dragon Fever Weekly Movie Reviews」ですが、まず香港製VCDで観たのがシンシア・ラスタこと大島由加里&羅鋭主演『廟街十三妹』(93)です。いや~もう思い切りB級女武打星テイスト全開の映画でしたが、この手の映画が大好きな龍熱としては最高に楽しんで観れました(笑顔)。物語的には鍾發演じる悪ボスに妹を殺されたシンシア嬢と、シンシアに助太刀する羅鋭が共に共闘して復讐するという・・・もうストーリーがあって無いような展開です(笑)。
ただ劇中のアクション、特にシンシアが見せる連続の廻し蹴りは素晴らしいねー!最後はシンシア&羅鋭、ついでに方中信たちトリオが杜桂花演じる盲目の女殺し屋(拍手!)、さらにはボス自らワイヤー全開でシンシアたちに襲いかかって来る鍾發たちと大激闘!そうそう、良く観たらトビー・ラッセル監督もチラッと出ていました♪

続いては香港第一影業作品で歐陽俊導演、陳星&陳恵敏主演『少林殺戒』(75)。韓国とのコラボ(ロケーションも)作品なので崔星や呂秀貞などの韓国人俳優も多数出演していますが、特に陳星の師父を演じた崔星は中々良い味を出していました。物語的には母親を極悪将軍(金剛!)に殺された陳星が崔星の許で武術を学び、最後には金剛と対決し復讐を遂げる、という展開です。この映画の特色が陳星や大師兄役の陳恵敏が僧侶である事から禁欲、つまり女性に対する誘惑と必死に闘う様子を細かく描いている点でしょう。それにしても金剛はこの手の悪将軍役がピタッとハマリますねえ。ラストの寺院内での陳星&陳恵敏(片腕僧侶状態!)vs金剛の決闘はまさに70年代クンフー映画の魅力全開!と言って良い荒々しくも見事な武打シーンに仕上がっています。ちなみにこの映画の撮影中に本作の武術指導である陳少鵬&金童コンビと陳星の間であの有名な「陳星、手首骨折事件」が起きています。
ただこの陳少鵬&金童が言っている“骨折”の部分に関しては、最近私が見聞きした感じではどうも微妙なようですけど。

あと以前に入手したまま放置していたダニー・トレホ主演『マチェーテ』(10)もやっと観ましたが、これは全然面白くなかった(溜息)。“グラインド・ハウス”映画だと言う事を差し引いても出演者たちのキャラクター設定&描写が中途半端だし、大好きなミシェル・ロドリゲスの扱いもピント外れで期待していた分本当にガッカリだったなぁ!個人的にはルトガー・ハウアー主演『ホーボー・ウィズ・ショットガン』(11)の方が断然面白かったですね。
せっかくセガールが悪役で出てるんだから、セガールに合気道&ウエポン・アクションをガンガン!やらせればもっと面白くなったのに・・・。
逆に先週DVDで観た『REC:レック/ザ・クアランティン2~ターミナルの惨劇』は色々な意味で徹底していて良かったですね。もう完全に物語展開の先が読めていても面白く観れました♪でもあの最後のシーンってどう観ても“あのホラー映画”のパクリじゃないの?と言うわけで「Dragon Fever Weekly Movie Reviews」、次回もどうぞお楽しみに!
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「龍虎的神話再現」⑤ 『大郷里大鬧歐洲』特集ドキュメンタリー「KUNG-FU in ROTTERDAM」発掘!

2011-11-02 12:08:46 | その他
今週はWOWOWさんの原稿は無事に入稿したんですが、さらにもう1本今週末までに仕上げないといけない原稿があったりで、まだまだ頑張らないといけません。
そんな中、先週は東京国際映画祭の「アジアの風」出品作品の『韓国映画の秘密』と『フィリピン映画への帰還』という2本のドキュメンタリーを六本木で観て来ました。いや2本とも力の入ったドキュメンタリーでとても勉強になりましたね。
で、上記の2本の上映が終わった後で劇場内でBFCの初代会長のNさんとバッタリ遭遇!そのまま元BFC会員の2人は駅までの道筋をリーさんや国際プロレスの話題を延々と語り合ったのでした(笑顔)。関係ないけど、最近は国際プロレスにハマッていまして、流智美さん監修のDVDボックス「国際プロレス・クロニクル上巻」や「~下巻」それぞれ5枚組DVDを観まくる至福の時を過ごしております♪この国際プロレス・ネタは日を改めてジックリと(ってオイオイ?)

さて、ちょっとだけ久々の「龍虎的神話再現」第5回ですが、今回はかなりマニアックなオランダ製作によるドキュメンタリー番組でいきたいと思います。それがオランダのRTVの番組「VERGETEN VERHALEN」が2008年に製作した李作楠導演、金童(即:古龍)主演『大鄉里大鬧歐洲』(74)を特集した約15分のドキュメンタリー「KUNG-FU in ROTTERDAM」です。
先日当ブログでレビューしました『大鄉里大鬧歐洲』は、これまで日本のファンに馴染みが無い金童主演作品だった事もあり、各方面で反響があったようです。で、この「KUNG-FU in ROTTERDAM」は当時としては珍しいオランダはアムステルダムでロケーションを慣行したクンフー映画だった事も含めて、『大鄉里大鬧歐洲』のハイライト・シーンや、同作品にゴッドファーザー役で出演したジャン・ウィリアム・ストーカー(現在はスキンヘッド!)やその子分役だったピーター・イン(当然ですが老けたなぁ)などにインタビュー取材を行ったり、さらには今では貴重な『大鄉里大鬧歐洲』のスチール写真を何枚(かなりレア写真あり!)も紹介したりと中々気合の入った番組コンテンツになっています。
個人的には進行役の美人キャスターのサニー・スティーゼルがナイスだなぁ!なんて思ったんですが(苦笑)。まあそれは良いとして、このドキュメンタリー、当たり前ながら全てオランダ語なので、折角サニー嬢がジャン・ウィリアム・ストーカーと共に『大鄉里大鬧歐洲』における金童演じる唐山とストーカー演じるゴッドファーザーが激闘を見せた風車小屋のロケ地を再訪問して、ストーカーが色々と金童とのファイト・シーンの思い出を語っているのに何を言っているのかサッパリ判りません(涙)。ただ私にこのドキュメンタリーを送ってくれた海外の友人によると、この『大鄉里大鬧歐洲』撮影中にはキャスト同士による“ガチンコ対決”、つまり真剣勝負があったそうです。考えてみれば、金童は香港&台湾武打星の間では「絶対に金童を怒らせるな!」とまで言われた猛者中の猛者だった人ですから、もしこの『大鄉里大鬧歐洲』撮影中に、極悪ゴッドファーザーとの激しい闘いが突如“リアル・ファイト”になったとしても金童なら十分に対応出来た事でしょう。
と言うわけで「龍虎的神話再現」、次回をどうぞお楽しみに!

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