超級龍熱

香港功夫映画と共に

『G.O.D 死亡的遊戯/2003 スペシャル・エディション』 を観ながら・・!

2011-02-25 19:23:49 | 作品レビュー
先週辺りから個人的な事情でブログの更新が難しい環境になっています。何時も当ブログをご覧になって下さっている方々には本当に申し訳ないです。恐らくは来月に入りますとこの状態も少しずつですが落ち着いて来ると思いますので、どうかご理解頂ければと思います。

で、今週はひたすら単純かつ細かい作業に忙殺され続けていたんですが、そんな私の心と身体を癒してくれた作品、それが『BRUCE LEE in G.O.D死亡的遊戯2003』(03)でした。延々と根気のいる作業をしながら、傍らで大好きな『死亡遊戯』の怪鳥音&格闘音が鳴り響く・・このシチュエーションがどれだけ私自身に大きなパワーをくれたか、改めてリーさんと『死亡遊戯』に感謝したい気持ちです。
ご存知のようにこの『~2003』は、『BRUCE LEE in G.O.D/死亡的遊戯』(00)を様々な形でバージョンアップさせた作品で、特に後半五重塔内で約40分に渡って展開される“デス・ゲーム”もカット割り、音楽、効果音、編集など各方面に修正が加えられています。
例えば『~G.O.D/死亡的遊戯』制作当時から映像の元素材が欠落していた五重塔の3階、通称“虎殿”のダン・イノサントvs田俊のウエポン戦も00年バージョンとは微妙に編集が変えられていましたし、リーさんがイノサントをサイドキックで蹴り飛ばし、その衝撃でイノサントが床に叩き着けられるシーンのBGMも、ジョン・バリーによる『ブルース・リーのテーマ』に変更されているんですね♪
確か、私もこの『~2003』が劇場で公開(DVD上映でしたが)された時は、同じリーさん信者の藤原章導演と一緒に劇場に観に行ったのを覚えています。私としては3年前(当時)にあれだけの興奮と感動を与えてくれた『BRUCE LEE in G.O.D/死亡的遊戯』を、さらにパワーアップ(リーさんの『死亡遊戯』の未公開テイクも多数追加収録!)させた形でもう一度劇場の大スクリーンで味わう事が出来るのが最高に嬉しかったし、作品の進行役を『ブルース・リー死亡遊戯』(78)で金泰中と共にリーさんのダブルを担当した元彪が担当してくれたのも感激でした。
考えてみれば、元彪も78版『死亡遊戯』の重要な“生き証人”なわけで、是非機会があったら元彪には『死亡遊戯』、あと同じく元彪が撮影に参加している『死亡の塔』の事をジックリと訊いてみたいですね。
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正宗精武門電影大全(終) いま燃え上がる静かなる闘志!李連杰主演『精武英雄』

2011-02-16 12:35:28 | 作品レビュー
さてさて、昨年から続けて来ました「正宗精武門電影大全」も、いよいよ今回がフィナーレ、つまり大結局です。
で、その大結局を飾りますのが陳嘉上導演、袁和平動作導演、そして李連杰主演『フィスト・オブ・レジェンド怒りの鉄拳』こと『精武英雄』(94)です!李連杰ことリー・リンチェイ(今回は敢えてそう呼びたいと思います)が、リーさんこと李小龍の代表作である『ドラゴン怒りの鉄拳』(72)のリメイクに挑む!このビッグニュースによって沸き起こった当時の(私も含めた)香港クンフー映画ファンの本作『精武英雄』に対する期待と興奮はそれはもう大変なものがありました。
さらには日本から倉田保昭や中山忍らが参加しリンチェイと共演する!との報に否応にもこの『精武英雄』に対する熱き期待感が沸点に達したのは無理もない事でした。
で、実際に完成した『精武英雄』は私たちの期待に違わない素晴らしい作品に仕上がっていました。中でも導演の陳嘉上ら本作のスタッフたちが香港クンフー映画の古典であるリーさん主演『~怒りの鉄拳』に対して深い敬意を表しつつも、今回自分たちが撮る『精武英雄』では、思い切って『~怒りの鉄拳』には無い新たな要素や視点を(センス良く)導入している点は十分に評価出来ると思います。
それらの新たな要素が、例えば本作『精武英雄』の主人公陳眞(リンチェイ)が日本の京都大学に留学しており、陳眞の恋人の山田光子(中山忍)が日本人女性である事。また恩師霍元甲急死の知らせに急遽上海に戻った陳眞がその胸中に深い悲しみを秘めつつも、決して取り乱したりはせず、むしろ淡々と恩師の怪死の真相を究明しようと奔走し、遂には霍元甲の遺体を検死解剖(!)するまでに至る、といった様々な事柄でした。
この寡黙かつ冷静な中にも燃えるような“静かなる闘志”を内に秘めたリンチェイ陳眞の姿は、オリジナル版で恩師の急死に激しく嘆き悲しみ、その怒りのままに暴走していく“初代陳眞”リーさんとは明らかに異なるキャラ設定であり、本作『精武英雄』における“新陳眞像”を最も象徴している部分なのです。
さらにこの『精武英雄』のもう一つの見所が、本作の動作導演を担当した袁和平が文字通り全力で作り上げた数々の素晴らしいクンフー・ファイトです。その劇中で展開される4大クンフー・ファイトこそが、本作『精武英雄』を“精武門系列作品”、いや香港クンフー映画史上に燦然と光り輝く金字塔として刻み込むに至った大きな要因となっているのです。

(1)陳眞vs芥川龍一
この闘いは陳眞が恩師霍元甲と最後に闘った虹口道場館主である芥川龍一(樓學賢)が本当に霍元甲を倒すほどの実力の持ち主であるかどうかを確認するための闘いであり、当然2人の闘いは陳眞の一方的なペースで展開されていきます。
それは陳眞による芥川に対する“腕試し”的な闘いと言うよりも、陳眞の猛攻にひたすら防戦状態に終始した芥川の余りの不甲斐なさに対する“静かなる怒りを伴った制裁”的な意味合いを含んだ闘いだったとも言えます。

(2)陳眞vs霍延恩
この「精武門」の真の館主を決めるための霍元甲の実息延恩(銭小豪)との闘いで、リンチェイ陳眞はリーさんこと李小龍を彷彿させるファイティング・スタイルをいよいよ本格的に披露します。それがリーさんが『ドラゴンへの道』(72)でチャック・ノリスとのコロシアムの決闘で見せた軽快なステップワーク、いわゆる“ドラゴン・ステップ”です。
リンチェイ陳眞はこの“ドラゴン・ステップ”で伝統的な中国武術の技で自分に対して挑んで来る延恩のペースを乱し混乱させ、そこから自身の得意とする距離&間合いに延恩を引き込み、一気に勝負を決します。またリンチェイ陳眞が延恩との闘いの前半で見せる“優しさと戸惑い”の表情は、陳眞の延恩に対する深い友情の証しでもありますが、同時に全てを捨てて日本から自分の許に駆けつけてくれた光子を愛する気持ちがリンチェイ陳眞に延恩を倒す“勇気と強さ”を与えます。
邵氏兄弟公司の張家班出身の銭小豪ですが、この『精武英雄』の霍延恩、そして同じく李連杰と共演した『太極張三豊』(93)の大反派こそが銭小豪生涯のベスト・パフォーマンスであり、武打星として銭小豪自身が最も光り輝いた瞬間でした。

(3)陳眞vs船越文夫
この陳眞vs船越文夫(倉田保昭)の決闘シーンこそ、私、龍熱が本作『精武英雄』で最も好きなファイト・シーンです。
前半こそ老獪にして飄々とした船越の闘い振りにペースを乱されたリンチェイ陳眞ですが、陳眞は再びリズミカルな“ドラゴン・ステップ”を駆使して船越に対して反撃に転じます。そして強風で視界を封じられた2人はお互いが手拭いで目隠しし、それこそ一心不乱に拳を打ち合います。
やがて頃を見計らった船越の「おいおい、陳眞?もう止めようや!」の一言でお互いが静かに拳を解いた時、陳眞はこの気高き初老の武道家との対決で“闘いにおけるその順応性の大切さ”を教えられた事を悟ります。
本作『精武英雄』で倉田保昭が実に味わい深く演じた船越文夫というキャラクターは、これまで数多く作られて来た“精武門系列作品”群において日本人=悪人というイメージが半ば定着してしまっていた中で、己の価値観だけを信じて行動する真性の武道家という船越の姿を通して、殆ど初めて“正しい日本人”の姿が描かれた事は改めて特筆されるべきでしょう。
また倉田さんご自身にとっても今回の船越文夫役は、同じ“精武門系列作品”で今も倉田さんが最も愛する作品である『激突!キング・オブ・カンフー』(82)の山口江十郎と同様にとても印象に残った役柄だったと思いますし、同時に私たちファンにとってもこの船越文夫という時にコミカル、時に凄みタップリという何とも心憎いキャラクター振りは、本作『精武英雄』という作品に一層の深みを齎す存在となったのでした。

(4)陳眞vs藤田剛
本作『精武英雄』最大のクライマックスである虹口道場を舞台に展開される陳眞vs藤田剛(周比利)の一騎打ちです。
このシーンで“精武門系列作品”では決して欠かす事の出来ないキーワードである“東亜病夫”の額縁が藤田長官の直筆によって登場します。陳眞と共に道場に姿を見せた霍延恩を軽く一蹴した藤田は、今度は自分が霍延恩目掛けて投げつけた“東亜病夫”の額縁を蹴り折った陳眞に襲いかかります!この陳眞vs藤田の決闘は虹口道場内から、傍らの日本庭園、そして再び虹口道場内と、幾度となく決戦場を変えながら延々と展開されます。
特に日本庭園における陳眞と藤田の闘いでは、周比利演じる藤田の豪快かつ破壊力満点の廻し蹴りを中心とした猛攻に肩を外され窮地となった陳眞が、自分に迫る藤田の顔面に起死回生の“逆関節蹴り”を叩き込む!という圧巻のクンフー・アクションが披露されます。この陳眞と藤田剛の激闘で特筆すべきは、闘いの最中の陳眞と藤田に一切台詞を喋らせる事なく、ただひたすら2人が無言で激しく鉄拳と蹴りの応酬を繰り広げるファイティング・プロセスのみによって闘う者同士の微妙かつ繊細な心理状態を表現し切っている点です。まさにこの陳眞vs藤田剛戦は、何度観直して見ても「これぞ第一級のクンフー・ファイト!」と脱帽せざるを得ない圧巻の完成度を誇るクンフー・ファイトでしょう。
そして2人の死闘は陳眞の猛反撃によって劣勢となった藤田が日本刀を持ち出し荒れ狂いますが、最後は陳眞が自分のベルトを応用した“ベルト・ヌンチャク”で藤田を捕らえ、そのまま藤田は自らの日本刀で喉元を切り裂かれ、その場に崩れ落ちるのでした・・!繰り返しになりますが、この陳眞vs藤田剛の“虹口道場大決闘”こそが、後にハリウッドに招かれ“世界のクンフー・マスター”となる袁和平が作り上げた文字通りベスト・オブ・ベストのクンフー・ファイトであると同時に、現時点における袁和平最後のベスト・ワークだと思います。

この『精武英雄』におけるリンチェイ陳眞は、リーさんが『~怒りの鉄拳』で初めて披露し、後にリーさんの代名詞となる怪鳥音を一切使用しませんし、“精武門系列”作品お約束の名場面である陳眞が「いいか、良く聞け!俺たち中国人は“東亜病夫”ではない!」との決め台詞を叫ぶシーンもありませんし、“精武門第一高手”の象徴でもあった白の胴着姿である通称“白衣大侠”も身に着ける事もありませんし、何よりも映画のラストでリンチェイ陳眞はそれまでの歴代の陳眞武打星たちとは違い、その命を雄雄しく散らせる事もありませんでした。
ただそうは言いながらも、リンチェイが本作『精武英雄』を撮ってから17年と言う長い年月が経ちましたが、その間には今回当企画「正宗精武門電影大全」で取り上げた作品も含めて、本当に数多くの“精武門系列”作品が公開されて来ました。
そしてこと劇中におけるクンフー・ファイトの圧倒的な完成度、作品全体の醸し出す格調高い佇まい、そしてそのまるで透き通るような一種独特の映像美と言った数々の点で、この『精武英雄』を凌駕する作品が未だ登場していない事もまた事実なのです。李連杰主演『フィスト・オブ・レジェンド怒りの鉄拳』こと『精武英雄』、皆さんには是非とも機会を見てジックリと観直して頂きたい“精武門系列作品”の傑作だと思います。

と言うわけで、全9回に渡ってお届けして来ました「正宗精武門電影大全」如何でしたでしょうか?私自身まだまだ取り上げたかった“精武門系列作品”がありますし、是非機会がありましたら「正宗精武門電影大全:続集」も企画してみたいと思っています♪それでは最後に、もう一度だけご唱和下さい!精は“魂の団結”、武は“支配への抵抗”、精武と書いて“不屈の闘志”と読む!栄光の“精武門系列作品”、そして誇り高き“精武英雄、陳眞”よ、永遠に!
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全ての方々に感謝!!甄子丹主演『イップ・マン/序章』今月19日より公開決定!

2011-02-11 18:37:34 | ニュース
さてさて、先ほど染野行雄さんからのお電話で、ドニー兄貴信者にとって最高の朗報を頂きました。
そうなんです、先月22日の『イップ・マン/葉問』(10)公開前後から「5000人突破キャンペーン」を行って来ました我らが甄子丹主演『イップ・マン/序章』(08)の新宿武蔵野館での公開が遂に決まりました!
いや~これでドニー葉問vs北派高手金山找(樊少皇)の“葉問邸決闘”、ドニー葉問の“怒りの10人組み手”、そしてドニー葉問vs三浦大佐(池内博之)の“詠春拳対日本空手”の一騎討ちが大スクリーンで堪能出来る時がやって来ました!
個人的には映画の序盤で、ドニー葉問に荒々しく勝負を挑む北から来た武道家金山找に扮した樊少皇の豪快かつ若さ漲るクンフー・アクションこそ、子役時代から邵氏片に出演するなどまさに“叩き上げの本格派武打星“である樊少皇のベスト・ファイトだと断言します。
先日もこの『イップ・マン/序章』&『イップ・マン/葉問』の公開に尽力なさった染野さんと私の会話で、私が「『~序章』はドニー兄貴と樊少皇の対決シーンがいいんですよねー!」と振ると、染野さんも「龍熱さん、そうなんだよ!実は樊少皇本人も日本に来たがってるんだよ!」とのお答えだったので、『~序章』公開の際は、樊少皇迷の皆さんも是非とも劇場に駆けつけて、“超良い人になる前の”金山找の暴れっ振りを大スクリーンで観て頂きたいと思います♪
最後になりましたが、改めまして、今回『イップ・マン/序章』公開キャンペーンにご協力、そしてご尽力下さった全ての方々に心から感謝致します。本当に嬉しいです!ありがとうございました!!
さあ、“佛山無敵詠春拳高手”葉問の波乱に満ちた人生、その“闘会始”を描く甄子丹主演『イップ・マン/序章』、ドニー兄貴を愛し、応援する日本のファンの方々全員の“熱き想い”と共に、いよいよ今月19日から公開です!!
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“実闘空手ヒロイン”武田梨奈主演『KG カラテガール』初日舞台挨拶速報!

2011-02-06 13:13:27 | ニュース
さて、昨日は新宿バルト9で行われた西冬彦プロデュース最新作、木村好克監督、そして武田梨奈主演『KG カラテガール』の初日舞台挨拶に行って来ました!私が新宿バルト9の会場内に設置されたマスコミ受付に到着すると、すぐに本作の宣伝を担当されている「ノーフューチャー」の立花さんや美濃又さんの案内で、劇場横の通路へと移動しました。
と、この劇場横の通路に向かう途中で、いきなり『KG カラテガール』の主演である武田梨奈ちゃんと遭遇!この時は私も梨奈ちゃんもお互いに笑顔で目礼しただけだったんですが、その時の私は後で梨奈ちゃんとビックリするようなハプニングで再会するとは想像も出来なかったのでした・・。
私が劇場内に入り用意されたマスコミ席に座ると、ちょうど『KG カラテガール』鑑賞後のお客さん(超満員状態!)がこれから始まる舞台挨拶を今や遅しと待っている状態だったんですが、そうこうしている内にMCの男性の進行で、スクリーン前のステージに木村好克監督、武田梨奈ちゃん、飛松陽菜ちゃん、中達也先生、リチャード・ウィリアム・へセルトン(大きい!)、そして西冬彦プロデューサーが次々と登場!
まずは主演の武田梨奈ちゃんが「この『KG カラテガール』は私たちが皆で一緒に作り上げて来た映画です。でもこれからは皆さんの手でこの『KG カラテガール』という映画を作り上げて頂けたら嬉しいです!」と実に堂々とした挨拶♪飛松陽菜ちゃんも「映画は初めてなので緊張しましたけど、自分の(空手の)実力を出せて良かったです!」と挨拶。
さらに私も含めた多くの日本のアクション映画ファンが“最強空手アクションの体現者”と絶賛する中達也師範も終始笑顔で「映画の最初のシーンで足を骨折したんですが、あの道場での乱闘シーンは足を折ったまま撮りました!」と驚きのコメントを交えた挨拶を披露してくれました。
あと今回の舞台挨拶で一番お客さんに受けてたのが、本作の最強の悪役キースを凄みタップリに演じたリチャードさんで、このリチャードさんは実は日本語ペラペラな上に素顔はとってもシャイな人なんですね(苦笑)。
もうリチャードさんは舞台挨拶の間中、西監督や中師範から散々突っ込みを入れられながらも「押忍!と、とても緊張してます!押忍!」と大汗状態で何とも微笑ましい巨漢振りでした。そして当ブログでもお馴染みの西監督も「ブルース・リーやジャッキー・チェン、あとジェット・リーが活躍して来た香港映画とは違って、日本映画ではこれまで40年ぐらいアクションスターがいなかった事もあって、それなら僕が育ててやろう!映画を撮ってやろう!と思ったんです。今の夢は007映画にボンドガール役で武田梨奈や飛松陽菜が出演して、彼女たちが空手で大暴れして、それを観た人が「What that?」と訊いて来たら、僕が「Karate!」と答える!それが僕の夢です!」と、これまた“西冬彦節”全開の挨拶を披露してくれました。
こうしてフォト・セッションを経て、盛況の内に終了した『KG カラテガール』の初日舞台挨拶でしたが、私も満足気に劇場から退場していく沢山のお客さんを横目に見ながら、何気に関係者出口に向かいました。
ところが、私が出口から人気の無いスクリーン裏手の通路を歩いていると、突然目の前のエレベーターが開き、何とそこから武田梨奈ちゃんがスタッフの方と一緒に降りて来るじゃありませんか!?すぐに梨奈ちゃんも私に気が付いたようなので、私が思い切って「武田さん、僕は龍熱と言います!」と声をかけると、何と梨奈ちゃんは自分から私の立っている場所まで駆けて来てくれて「こんにちわ!はじめまして!」と両手でシッカリと握手をしてくれました。この梨奈ちゃんの礼儀正しい態度に私も思わず感激してしまったのですが、その場では私と梨奈ちゃんとで以下のような会話がありました。

龍熱「武田さんや西監督の事は僕もよく自分のブログに書いているんです!」
梨奈ちゃん「本当ですか!じゃあ今度観てみますね♪」
龍熱「これからも頑張って下さい!」
梨奈ちゃん「はい!ありがとうございます!」

これまでも武田梨奈ちゃんとは『ハイキックガール』や『KG カラテガール』の試写会場や撮影現場では何度も顔を会わせていたんですが、直接会話を交わしたのがこの時が初めてでした。実際に対面した梨奈ちゃんは、舞台挨拶の時と全く変わらないままの爽やかで可憐な女性で、何よりも礼儀正しいその姿がとても印象に残りました。
これまでの日本映画における女性アクションの長い歴史においては、藤純子が“女の心意気”を、志穂美悦子が“女の強さと可憐さ”を、大島由加里が“和製女ドラゴンの意地と実力”を、水野美紀が“香港アクションに挑戦する勇気”を、彼女たちが彼女たちなりのそれぞれのスタイルで、その美しくも艶やかな姿と共に銀幕に刻み込んで来ました。
そして今“実闘空手ヒロイン”武田梨奈が、その“本物の空手だけが持つ迫力と凄み”と共に、新たなる日本の“女武打星”の歴史をシッカリと武田梨奈自身の手でこれから作り上げていって欲しいと思います。頑張れ!梨奈ちゃん!!
最後に今回の『KG カラテガール』の初日舞台挨拶では、「ノーフューチャー」の立花孝之さん、美濃又靖規さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。 さあ、既に絶賛公開中の武田梨奈主演『KG カラテガール』、皆さんも是非劇場に足を運んで見て頂ければと思います。押忍!
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絶海の孤島で起きた戦慄の惨劇・・!ソ・ヨンヒ主演『ビー・デビル』を観る!

2011-02-05 12:24:50 | 作品レビュー
先日チラッと触れました金正勇導演、金珠主演の韓国怪獣映画ですが、結構お問い合わせを頂いたりしたので簡単にご紹介♪この映画は題名を『飛天怪獣』(84)と言いまして、以前から国内外の特撮怪獣映画ファンの間では伝説になっていた作品です。まあその伝説の意味合いですが、恐らくはこの映画の中に日本の円谷プロ作品『ウルトラマン』や『帰って来たウルトラマン』に登場したぺスターやべムスターなどの怪獣の映像を勝手に挿入している作品という意味で“伝説”なんだと思いますけど(苦笑)。主演の金珠は怪獣復活を信じる金博士を例によって悪役面で熱演しているんですが、私は大暴れするべムスターたちに毎回「アイゴー!」と目を剥いて慌てまくる金珠を観ていて、「ま、まさか最後には金珠がウルトラマンに変身して怪獣と闘ったりして!?」などと妄想を膨らませながら観ていたんですが(苦笑)、映画はそのままマッタリと終わっていました(苦笑)。ちなみにこの『飛天怪獣』は1980年代の韓国映画で唯一の本格的怪獣映画だったそうです。改めまして何時も貴重な怪獣映画をご提供下さっているスージー・アラビアさんに深く感謝致します。ありがとうございました!で、こちらがその『飛天怪獣』の詳細データです→http://www.kmdb.or.kr/eng/md_basic.asp?nation=K&p_dataid=03817&searchText

さて、昨日は都内某所でチャン・チョルス導演、ソ・ヨンヒ主演の韓国映画『ビー・デビル』(10)を試写で観て来ました。
この原題を『キム・ボンナム殺人事件の顛末』とされる本作は、既に昨年辺りからその哀しいまでに虐げられた女性の姿と息を呑むほどの徹底した暴力描写で、韓国映画ファンの間でも話題になっていた作品です。
都会でのトラブル続出の銀行員生活に疲れ切った女性へウォン(チ・ソンウォン)は、彼女自身が育ち、幼馴染みの女性ボンナム(ソ・ヨンヒ)が住む絶海の孤島を訪れます。しかしへウォンはボンナムがその島に住む僅か9人の住民たちから受ける余りにも人の道に外れた虐待を目にし愕然とします。この映画全般に渡ってボンナムが自分の暴力的な夫(パク・チョンハク。快演!)や異様なまでに肉欲に執着する義理の弟(ぺ・ソンウ)、あるいは冷徹な姑(ぺク・スリョン。怪演!)たちから延々と受け続ける生々しくも残忍な仕打ちの数々は、ちょっとここでは表現する事が憚られるほどの惨さなのですが・・そんなボンナムがとうとう“ある悲劇”が原因で、島の住民たちに“キレる”時がやって来ます・・!
「太陽を見てたら“答え”が分かったわ!」この一言と共に鎌を手にしたボンナムの島の住民たちへの壮絶な復讐が幕を開けます!ここからの“殺戮マシーン”と化したボンナムの文字通り凄惨という言葉さえも安っぽく聞こえるほどの住民たちへの“戦慄の落とし前”は、もう観ているこちらが良い意味でも悪い意味でもグッタリしてしまう事は絶対保証付き(苦笑)の凄まじさで迫って来ます。
ところが、この『ビー・デビル』という作品は、映画の終盤まではある意味“傍観者”に(自ら)甘んじていたもう1人の主人公であるへウォンの身に迫る真の恐怖と悲しみによって、本当のクライマックスを迎えるのでした・・!
これまでの韓国映画の長い歴史において、女性が最後の最後まで徹底的に虐げられる姿を描いた所謂“恨女映画”は韓国映画を象徴するジャンルの一つでした。ところがこの『ビー・デビル』の主人公ボンナムは、そのような過去の“恨女”たちとは違い、それこそ自ら鎌を手に敢然と立ち上がり反撃する道を選んだ、言わば韓国映画における新しい“恨女”の姿だと言っていいでしょう。と言うわけで、この『ビー・デビル』は今春「シアターN渋谷」や「シネマート心斎橋」でロードショー公開との事ですので、是非!

最後になりますが、試写当日にはこの『ビー・デビル』を配給したキングレコードのSさんから本作のプレスを頂きました(Sさん、何時もコマプスムニダ♪)。で、そのプレスが当ブログでもお馴染みの岡本敦史さん編集&執筆による「韓国映画のバイオレンス、その変換と傾向」を初め、「映画秘宝」の田野邊尚人さん執筆による「自己実現としての殺人者の肖像~『ビー・デビル』と大量殺人映画の系譜」、真魚八重子さん執筆の「太陽はそう囁いた」といった力の入ったコラムが満載のプレスでした。本作の劇場公開の際は、是非皆さんにもこの充実のプレスもお手に取って見て頂ければと思います。
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『死亡遊戯』メインテーマは永遠に不滅・・!名作曲家ジョン・バリー死去

2011-02-01 12:28:13 | ニュース
最近国内外のコレクターの友人から金泰中主演の韓国クンフー映画『お嬢さん、我慢して下さい』(81)のソフトを頂きました。それも私が以前に入手した『お嬢さん~』とは別の映像素材のようでビックリ!画質もかなりの高画質で改めて何時も私の韓国クンフー映画の映像収集に協力してくれている友人たちには本当に感謝の一言です♪
あと同じコレクターの友人からは今では激レア作品である金正勇導演、金珠主演の韓国製の怪獣映画も頂いたのですが、これは韓国映画ファンだけでなく、日本の円谷作品ファンも(色々な意味で)愕然とする内容の作品のようです!

さて、多くのリーさんのファン、いえ『ブルース・リー死亡遊戯』のファンの方々には本当に悲しい訃報です。作曲家のジョン・バリー氏が先月1月30日に心臓発作のためニューヨークで死去したそうです。享年77歳でした。
ジョン・バリー氏と言えば、「007」シリーズなど数々の映画音楽を手がけた名作曲家ですが、私にとってのジョン・バリー氏は何と言ってもリーさんの遺作『ブルース・リー死亡遊戯』(78)の音楽を担当した人とのイメージが一番強烈でした。
思い起こせば、1978年に『死亡遊戯』がいよいよ完成し公開真近となった際に、日野康一さんが映画雑誌に書かれた記事で「『死亡遊戯』の音楽担当はあのジョン・バリー!」と知った時の喜びと興奮!それも「バリー氏は自分の結婚式の3日後に『死亡遊戯』の音楽の作曲に入っていた!」との情報に、私自身も子供心に「結婚式の3日後に作曲に入っていた・・!?」という事の意味が実は良く判らないまま「おお、さすがジョン・バリーだよなぁ!」と勝手に感激していた龍熱少年だったわけです(苦笑)。
そして発売された『死亡遊戯』のサントラLPにワクワクしながら初めて針を落とし、聞こえて来た『死亡遊戯』の勇壮かつ美しいメイン・テーマ!テーマ曲の頭に挿入された「ホチャ!ハチャ!アチャ!ハチャァァ!」とちょっと間延びした怪鳥音と格闘音!いま思えばその格闘音は映画のタイトル・バック直後のリーさんvsチャック・ノリスのコロシアムの決闘の格闘音(おまけに怪鳥音byクリス・ケント)だったんですが、当時の私は不覚にも「こ、これが今度の『死亡遊戯』のリーさんの怪鳥音か!ちょっとヘンテコな声だけど何か燃えるよなぁぁ!」と、これまた1人で勝手にコブシを握っていたりしてたわけです(遠い目・・)。余談ですが、『死亡遊戯』で私の大好きなシーンであるビリー・ロー(金泰中こと唐龍)vsカール・ミラー(ボブ・ウォール)の“ロッカールームの死闘”の最大のクライマックスであるビリーが必殺のサイドキックでミラーをロッカー内に叩き込み「お前の負けだ!カール・ミラー!」と決め台詞を放つ瞬間にバックに流れるテンション上がりまくりの旋律は、何故か『死亡遊戯』のサントラLPには収録されていない音源です。
そんな色々な思い出が一杯のジョン・バリー氏なんですが、当時も今もジョン・バリー氏が私たちリー信者が待ちに待ったリーさんの“最後の主演作品”である『死亡遊戯』の音楽、いや「Bruce Lee Theme」を世に送り出してくれた事が私は素直に嬉しかった。本当に誇らしかった。それは『燃えよドラゴン』(73)の音楽をラロ・シフリンが担当してくれた事で、文字通り映画音楽史上に残る名曲であるあの「Enter The Dragon」が生まれた事と同じぐらいに私たちリー信者にとって心から誇らしい気持ちになれる出来事でした。そしてそのジョン・バリー氏に対する私たちリー信者の深い感謝の気持ちは、『死亡遊戯』という私たちにとって“特別な意味を持つ映画”に対する強い思い出と共に、昔も今も決して変る事はありません。
そう、あの“BRUCE IS BACK!”を合言葉に完成を見た『ブルース・リー死亡遊戯』は、イエロー・トラックスーツに身を包んだ“闘神”ブルース・リーの雄姿と、ジョン・バリーが奏でる『Bruce Lee Theme』が合わさって初めて“1つの作品”なのである!ありがとう!ジョン・バリー!Thank you so much!ジョン・バリー!、そしてどうか安らかに・・。May his soul rest in peace.
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