超級龍熱

香港功夫映画と共に

『燃えよドラゴン』公開50周年メモリアル、いよいよ近日始動!

2023-10-28 11:49:05 | 闘神伝説~李小龍

既にここ数日間はひたすら『燃えよドラゴン』(73)に没頭する毎日です。
映画評論家の大先輩である日野康一さんはこの映画の鬼気迫るリーさんの佇まいをこう表現しました。

日野「『燃えよドラゴン』のリーのアクションは妖気さえ感じさせる」

まさに言い得て妙でしょう。私たち日本人が初めて観た李小龍作品こそ本作『燃えよドラゴン』であり、『燃えよドラゴン』と出会った事で私たちドラゴン少年たちは人生その物を変えられていくのです👍。
我が名は李小龍、ENTER THE DRAGON!!ドラゴン登場!!

Bruce Lee in Enter the Dragon!!


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龍熱の昭和プロレス放談74 ロジャース☓サンマルチノ戦試合映像は現存するのか?

2023-10-24 10:05:31 | 龍熱の昭和プロレス放談

昭和プロレス信者にとって、全米三大タイトルとして君臨したNWA,WWWF,AWAの威光は未だに大きいものがあります。特にその歴史的な王座移動劇の瞬間を収めた映像に関しては、私もこれまで熱心に収集して来ました。NWA世界王座に関してはドリー・ファンクJrがジン・キニスキーから王座を奪取して新時代到来を告げた試合からのNWA王座の移動劇は殆ど入手出来たのですが、唯一このドリーから王座を奪ったハーリー・レイスがジャック・ブリスコに敗れ僅か2ヶ月で王座転落する試合だけはどうしても映像が入手できなくて「これは馬場さんがブリスコに王座を奪回された豊橋の試合と同じく映像が無いのかな」と思っていたんですが、最近知り合いのアメプロ凄腕コレクターのK.Tさんから「その試合の映像は観た事ありますよ」との証言を貰ってまだまだ頑張らないと、と思った次第です(^。^)。
ではWWWF(現在のWWE)はどうか。これも偉大なる王者ブルーノ・サンマルチノがイワン・コロフにフライング・ニードロップで敗れ王座転落し、そのコロフにペドロ・モラレスが意外なフィニッシュのジャーマン・スープレックス返しで逆転勝ちして新王者になり、モラレスから王座を奪ったスタン・スタージャックにサンマルチノが勝ち王座奪還する試合などは劣悪な8㎜映像ながらちゃんと映像が存在しています。
その後にサンマルチノから王座を強奪したスーパースター・ビリー・グラハムがボブ・バックランドにハイアングルのアトミック・ドロップで敗れ、WWWFにも新時代が訪れる歴史的試合もテレビ朝日の「ワールドプロレスリング」で当時放送されていましたので、当然映像が残っています。
ではWWWF王座の原点と言われる初代王者バディ・ロジャースにブルーノ・サンマルチノが挑戦し、僅か数十秒でカナディアン・バックブリーカーで勝ち衝撃の新王者誕生!となる試合の映像は果たして現存するのか???
結論から言いますと、この試合は映像がありません。私もそのロジャース☓サンマルチノ戦が収録されている、と称される個人コレクター所蔵のDVDを入手したのですが、何と映像ではなく連写の写真(写真参照)に実況音声が被せてあるものでした(T_T)。
でもあの『死亡遊戯』の丸太戦の映像も一時は破棄説まで噂されながら、結局はちゃんと残っていたぐらいですから、この幻のロジャース☓サンマルチノ戦も決して諦めずに探索していきたいと思っています。

WWWF legend was born !! Bruno Sammartino defeated Buddy Rogers only few seconds.This legendary title matchs footage is no longer exist.
I`m looking for this footage long long time.....but sadly no footage.Too bad.


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デスゲーム検証コラム「最後的死亡遊戯」連載中断のお知らせ。

2023-10-14 21:59:26 | 闘神伝説~李小龍

さて、好評連載中のデスゲーム検証企画「最後的死亡遊戯」ですが、どうやら暫しの連載中断が迫って来ました。何故なら今年もそろそろ来月に開催を控えた李小龍生誕祭の準備に入らなければなりません。
それも今年はそれこそ李小龍と同じく、悲願のハリウッド帰還作品『燃えよドラゴン』50周年メモリアルのため、言わば発展的な『最後的死亡遊戯』連載中断とさせて頂きます😊。何卒どうかご理解頂ければ幸いです。

Our Game of Death Special will be suspend a while.
Because we need to start preparation of Dragon Fever Talk Live2023 soon!!


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龍熱の昭和プロレス放談73 衝撃の蔵前タイトル移動!日韓インタータッグ争奪戦

2023-10-11 15:30:13 | 龍熱の昭和プロレス放談

アントニオ猪木が元国際プロレスのエースだったストロング小林、元日本プロレスの大木金太郎、盟友の坂口征二を次々と撃破する事で、直ぐにでも実力日本一“”を名乗りそうな気配に危機感を持ったジャイアント馬場は、“誰よりも自分の勝ちに拘る”猪木との直接対決を避けながらも、自分が猪木よりも上である事をファンに印象付けるため、前回アップしました「オープン選手権」での“猪木抹殺計画”と共に、ある奇策を敢行します。それが“対戦者比較論法”でした。
つまり馬場さんは猪木が勝てなかったビル・ロビンソンを引き抜き2対1で完勝すると、今度は猪木が勝つまでに13分かかった大木金太郎を引き抜き僅か6分で勝利する事で「な?俺の方が猪木より強いんだよ」とファンに知らしめたのでした。
ただこの“対戦者比較論法”はアントン信者の激怒を買い、以後アントン信者は「馬場だけは許さない!」と全日(馬場さん)vs新日(アントン)の対立概念はさらに燃え上がる事となります。
ところが、馬場さんが猪木への竹箆返し目的で引き抜いた大木金太郎は1度は馬場さんに完敗しながらも、今度は自分と同じ韓国人で大型レスラー戸口正徳ことキム・ドクを伴い、新たに馬場さん&ジャンボ鶴田が保持するインターナショナル・タッグに挑んで来たのでした。
そう、ここに全日本の歴史に深く刻まれる“因縁の日韓インタータッグ争奪戦”が火蓋を切ったのです!キム・ドクは英語が堪能な上に向こうっ気が強く、何より大型レスラーが大好きな馬場さん好みの巨体から繰り出す大技を駆使し当時ライバル不在だったジャンボ鶴田の好敵手となり、2人はUN王座を懸けてジャンボのジャーマンスープレックスやドクのキュイ・ロール(って誰がこんな超マイナーな技知ってるのよ?)が飛び交う死闘を幾度も展開しました。
そして両チームの遺恨が頂点に達した時に蔵前国技館で行われた馬場&鶴田vs大木&キム・ドクのインタータッグ戦(写真参照)は、交通事故で包帯姿も痛々しい大木をフォローするようなキム・ドクの活躍もあり、1対1からまさかの韓国師弟コンビがインタータッグ王座を奪取!!よもやの韓国組の勝利に怒り狂った国技館の日本人ファンはリング上に次々と物を投げ入れ場内は騒然となります。
額から血を流しながらインタータッグのベルトをワシ掴みにしたキム・ドクはマイクを掴むと「Come on Jumbo !! We are the champ !! We`ll fight you any time !!!」と勝利の絶叫を国技館に響き渡らせるのでした。ここに以後日本と韓国を叉にかけ何年にも渡って続く事となる“日韓インタータッグ争奪戦”がスタートしたのです!!


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香港映画名端役にして李小龍作品共演者、孟海死去。

2023-10-10 12:51:58 | ニュース

香港映画の名端役にして優れた武打星であり『麒麟掌』(73)や『燃えよドラゴン』(73)で李小龍とも共演した孟海が9日に食道癌で死去しました。

https://www.stheadline.com/realtime-entertainment/3280489/%E9%87%91%E5%83%8F%E7%94%B7%E9%85%8D%E8%A7%92%E5%AD%9F%E6%B5%B7%E9%80%9D%E4%B8%96%E7%B5%82%E5%B9%B465%E6%AD%B2-%E4%BE%84%E5%A5%B3%E6%84%9B%E5%9B%9E%E5%AE%B6%E5%AD%9F%E5%B8%8C%E7%92%98%E8%AD%89%E5%AF%A6%E5%8E%BB%E5%B9%B4%E6%82%A3%E9%A3%9F%E9%81%93%E7%99%8C

私にとっての孟海の思い出は1974年に銀座の映画館で観た『帰って来たドラゴン』(73)で、韓國才との絶妙コンビで梁小龍を助けながら果敢に倉田保昭さんと闘うコミカルな姿。そして数々のサモハン作品でサモハンを傍らからサポートする頼り甲斐のある名武師としての孟海です。

また1人、香港映画の伝説の語り部にして名バイプレイヤーが天国に召されました。享年65歳。余りにも早過ぎる。どうか安らかに。合掌。


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「最後的死亡遊戯」⑧ なぜ黄仁植は解元のスタントダブルを担当したのか?

2023-10-06 19:34:16 | 闘神伝説~李小龍

実は『死亡遊戯』は五重塔内ファイトの“龍殿”で解元のスタントダブルを黄仁植が担当しているのでは?との噂は『BRUCE LEE in GOD/死亡的遊戯』(00)公開の頃からありました。
ただその噂の出処が今一つ信憑性に欠けていたりで、私も深く考えずに聞き流してしまっていました。
それが昨年でしたか、ご覧の驚愕の集合写真が発掘された事で黄仁植=解元スタントダブル担当は事実である!と広く認識され、さらには今回ArrowVideo製作『The Final Game of Death 』の鮮明画質で解元の黒の道着を着た黄仁植の顔がハッキリと確認出来た事でそれは確信的事実となったわけです。
ただ私こと龍熱はそこからさらに突っ込みます。それは果たして黄仁植は解元のスタントダブルを何故担当する事になったのか?です。
その理由を徹底検証すべく、熟考の結果、以下の理由をリストアップして見ました。

(1)“龍殿”の池漢載☓田俊&解元戦撮影日に解元が何らかの理由でセットに来れなかったから。

この『死亡遊戯』撮影期間である1972年9月から10月前後の解元は在籍していた邵氏兄弟公司を出て羅馬や呉思遠などの独立系監督作品に多数出演していた時期と重なっています。 
また解元が洪金寶の代打出演だった事もあり『死亡遊戯』と他作品の撮影日が重なり、どうしてもこの日解元が五重塔セットに来れなくなった事による黄仁植スタントダブル代替出演だった可能性があります。

(2)解元が池漢載との対戦を嫌がったから。

96分のラフカットや110分のラフカットでも確認出来ますが、あるテイクで池漢載が解元の手首を決めたまま一気に投げ飛ばすシーンで、池の投げる角度がかなりキツかったらしく、何とか投げられながら受け身を取った解元がサッと立ち上がると、池に詰め寄りクレームしているように見えるテイクが確認出来ます。
あくまでも俳優ではなく武道家である池漢載が関節技や投げの“加減”が上手くいかず、それに対して不満や不快感を訴えた解元が池との対戦シーン撮影をある期間拒否した可能性も考えられます。

(3)李小龍監督が解元を外し黄仁植をスタントダブルに起用した。

私が何人もの関係者にリサーチした過程で「李小龍は本当は『死亡遊戯』に田俊や解元を起用したくなかったが、諸事情で仕方なく2人を起用した」との証言を得る機会がありました。
確かに田俊は李小龍初監督作品『ドラゴンへの道』(72)には出演していませんし『死亡遊戯』を中断して撮影に入った『燃えよドラゴン』(73)にも出演していません。
また解元も李小龍監督が本来『死亡遊戯』に起用したかった洪金寶が多忙と連絡ミスなどで出演出来ず、その代打で『死亡遊戯』に出演した経緯があります。
もし李小龍監督が代打である解元のアクションにズッと不満を感じていて、韓国合気道金段である池漢載の合気道の荒技の凄味を100%引き出し、そして受け切るために同じく韓国合気道の師範代格の黄仁植を解元の替わりに使おうと思った可能性も考えられます。

以上、黄仁植=解元スタントダブルの真相を様々な角度から検証して見ましたが、出来る事なら今だカナダで健在の黄仁植師範がお元気な内にこの『死亡遊戯』の大きな謎について是非黄仁植師範御本人の解答を求めたいと思っています。Let's the death game begin!!

Tさん、画像提供ありがとうございました😊。

Yes Hwang In Shik did stunt doubled Gai Yuen in Game of Death.


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