超級龍熱

香港功夫映画と共に

“最凶殺人鬼”レザーフェイスここに誕生!トビー・フーパー最後のプロデュース作品「レザーフェイス-悪魔のいけにえ」来月公開!!

2018-04-26 17:56:15 | 作品レビュー

先週22日は巣鴨の「闘道館」で開催されたドラゴン藤波&ボブ・バックランドのトークイベントに行って来ました。
藤波さんとバックランドと感激のスリーショット写真を撮りました!藤波さんとバックランドから直筆サインを頂きました!質問コーナーでバックランドに超マニアックな質問をして司会の流智美さんに褒められました(^_^)。
いや~やっぱりトークイベントはそこら辺の毎回同じゲストのマンネリ惰性集会ではなく、こういう「行かなきゃ絶対後悔!」的なビッグイベントじゃないと駄目でしょう?
もう大満足でした。いや~楽しかったぁ♪私と藤波さん&バックランドの奇跡のスリーショットや、私と流さんの笑顔のツーショットは「超級龍熱Facebook」で絶賛公開中ですので是非ご覧下さい(^^)v。

さてさて、昨日は都内某所で亡きトビー・フーパー制作、アレクサンドル・バスティロ&ジュリアン・モーリー監督、スティーブン・ドーフ&ヴァネッサ・グラッセ主演「レザーフェイス-悪魔のいけにえ」(17)を最終試写で観て来ました。
1974年にトビー・フーパー監督によって世に出された「悪魔のいけにえ」は低予算作品ながら、その異様なテンションと徹底した残酷描写でホラー映画の歴史に伝説の作品として刻み込まれました。
この「レザーフェイス~」は題名が示す通り、74年のオリジナル版に登場した“最凶殺人鬼”レザーフェイスが如何にして誕生したかを克明に描いています。
映画は殺人を快楽のように繰り返す食人一家ソーヤー家に生まれた少年ジェッドが5歳の誕生日に母親からチェーンソーをプレゼントされるシーンから始まります。
やがてソーヤー家の農家で少女が変死した事が原因でジェッドは更生施設に入れられます。
そこで多感な青年へと成長したジェッドは、施設に新たに配属となった美しい看護婦リジー(ヴァネッサ・グラッセ)に淡い恋心を抱きます。
しかし、それも施設一の荒くれカップルであるアイク(ジェームス・ブルーア)とクラリス(ジェシカ・マドセン)がジェッドの母ヴァーナ(リリ・テイラー)が施設を訪れた際に起きた暴動の隙を突き、ジェッドとリジーを拉致しての脱走を決行した事で、2人は想像を絶する狂気と悲劇に向かって突っ走る事になります。
ソーヤー家の農家で惨殺された少女の父親であるハートマン保安官(スティーブン・ドーフ。怪演!)の憎悪と怨念に満ちた追跡をかわしながらの逃亡劇の最中、道中で残虐な殺人を繰り返すアイクとクラリスの狂気によって徐々に精神のバランスを崩していくジェッド・・・。
そしてそんなジェッドに絶えず優しく接するリジーでしたが、リジーが原因でジェッドが最も大切に思っていた人間を目の前で無惨にも奪われた事で、それまでジェッドの中に辛うじて残っていた青年としての優しさが粉々に砕け散る瞬間がやって来ます・・・!!
あらゆる手段を使って息子ジェッドを奪い返そうとするソーヤー家、そのソーヤー家を憎悪するハートマン保安官、そしてジェッドとリジー。この3つの呪われた運命が猛然と唸りを上げる血ダルマのチェーンソーの始動音と共に1つに重なる時、遂に“最凶殺人鬼”レザーフェイスがその戦慄の産声を上げる!
何故、如何にしてレザーフェイスが誕生したのか!?何故レザーフェイスは人面の皮で出来たマスクで顔を隠すのか!?そしてその人面の皮は“誰の顔”から取ったものなのか!?
「悪魔のいけにえ」シリーズ全7作における最悪にして最大の謎がいま明かされようとしている!!!果たして貴方はその余りにも悲しく、そして残酷な事実を正視出来るか!?

鬼才トビー・フーパー最後のプロデュース作品となったこの「レザーフェイス-悪魔のいけにえ」は来月12日より新宿シネマカリテ他にて全国順次絶叫のロードショー公開となります!

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闘神伝説~李小龍(106)「死亡遊戯」五重塔挑戦者の田俊が出演したポルノ映画発掘!「ラスト・エマニュエル/異国の情事」

2018-04-19 13:59:57 | 闘神伝説~李小龍

さあ、お待たせしました!「闘神伝説~李小龍」第106回は、嘉禾影業などで数多くの香港映画に出演し、リーさんこと李小龍作品「死亡遊戯」のオリジナル72年版に五重塔挑戦者の1人として参加したジェームズ・ティエンこと田俊が出演していたポルノ映画の詳細です。

私がこの作品の存在を知ったのは、以前にある1枚の海外版ロビーカードを目にした時でした。それは海岸のような場所で田俊が白人男性を押さえつけていて、その傍らで何処かで見た浅黒い肌の美女が冷然と立ち尽くしているスチールを使用したロビーカードで、それは私がこれまで観た事もない田俊の映画でした。
その写真の田俊はまだ若く、青のジージャンを着ていて、明らかに70年代に撮影された作品のようです。(アップした画像が私が見たロビーカードです)
「死亡遊戯」五重塔挑戦者の1人である田俊が出演した誰も観た事がない作品が存在する?観たい!だったら即行動あるのみ!
早速、作品の探索を開始した私に海外の友人からその謎の田俊作品について「ユーが探しているジェームズ・ティエンの映画はイタリア映画で香港ロケをしている映画だと思うよ!」との実に有り難い情報を得ました。
田俊がイタリア映画に出演していた!?そんな事実は初めて知りましたし、田俊のフィルモグラフィーを見ても該当するようなイタリア映画は記載されていません。
私が途方に暮れていると、同じ海外の友人から「ジェームズ・ティエンのイタリア映画をゲットしたからユーに送っておいたよ!」との感激のEメールが届きました!!
私が大喜びで友人にお礼の返信と共に「ねえ、そのジェームズ・ティエンのイタリア映画ってどんな映画なの?」とメールで訊いたところ、何故か友人からは「・・・・・」とそれに対する返答はありませんでした。あれ、可笑しいな・・・・でもその友人の返答が無かった理由は送られて来たDVDを再生した時に分かりました。
そう、何故ならその田俊が出演しているとされる「Eva Nera」なるイタリア映画は・・・何とソフト・ポルノ映画だったからです!!!

皆さんはシルビア・クリステル主演「エマニエル夫人」(74)をご存知かと思います。シリーズ化もされましたし、この「エマニエル夫人」の亜流シリーズで「黒いエマニエル」シリーズなる作品があって、その主演女優がラウラ・ジェムサーでした。
この「Eva Nera」(76)もそのラウラ・ジェムサー主演の1本で、監督はジョー・ダマト。共演は名優ジャック・パランスとガブリエル・ティンティです。でも・・・このようなアクション映画でも何でもないエロティックな作品に本当に田俊が出演しているのでしょうか???(って自分で書いてて言うなって(^_^;))。

その「Eva Nera」ですが、友人の情報通り、確かに香港ロケーションを敢行していて、映画のオープニングでは懐かしの啓徳空港も登場します。
このオープニングで画面に映し出されるキャスト・クレジットを目を凝らして見ても・・・田俊の名前はどこにもありません。うう~ん!?
映画は香港に住む富豪で大の蛇愛好家のジュダス(ジャック・パランス)は弟のジュルス(ガブリエル・ティンティ)の誘いで訪れたナイトクラブで優艶で褐色の肌を持つ蛇使いの美女エヴァ(ラウラ・ジェムサー)に夢中となり、彼女を自宅に招き自分の子供同然の毒蛇たちの世話を頼みます。
ところが邪悪な弟のジュルスがエヴァのベッドに毒蛇を忍び込ませ、一緒に寝ていたエヴァの友人の女性が毒蛇に噛まれて死亡します。(何たって全編イタリア語&日本語字幕無しなので、ここからストーリーは思い切り割愛(^_^;))
殺された友人の復讐に燃えるエヴァはジュルスを自分の生まれ故郷の島に誘います。ってここまでで約1時間20分・・・ラウラを初めとする美しい女優たちのヘアヌードが随所に散りばめられたこの約90分の映画も、もう殆ど残りの上映時間もなくなって来たぞと思ったら!!!
エヴァがジュルスを誘った小島に向かう船の船頭が2人とも中国人で、その1人が間違いなくジュームズ・ティエンこと田俊です!!
いや~本当に出演していました!!(驚)。
「死亡の塔」(81)の謎のジージャン男こと加藤寿のように青のジージャン(笑)を着た田俊は台詞は一切なく、ただ黙々ともう1人の中国人(彼に関しては後述します)と共に小島でエヴァの世話をしたり、浜場でギターを弾いたりします(ってジェームズはギター弾けたの?)。
そしていよいよエヴァが自分の友人を無残にも殺したジュルスに復讐を決行する朝がやって来ます。
海岸にジュルスを誘い寄せたエヴァの命令で田俊ともう1人の相棒は猛毒を持つ毒蛇を手に暴れるジュルスを羽交い絞めにし、仰向けに寝かせたジュルスのズボンを下ろし尻を剥き出しにすると、そこに毒蛇の頭を・・・後は怖くて書けませ~ん!!(怖)。
そして復讐を遂げたエヴァがジュダスの家を訪れると、既に弟がエヴァに殺された事を知るジュダスは毒蛇とは知らないエヴァの首に細くて可愛い蛇を巻き着けるのでした・・・。

1976年の作品と言うと、嘉禾影業が既にリーさんの遺作「死亡遊戯」完成に向けた極秘プロジェクトを始動させていた時期と重なります。
ここで以前から言われていた78版「死亡遊戯」に田俊の出演が見送られた理由が田俊の肥満による外見の変貌との情報ですが、この「Eva Nera」出演時の田俊を見ると多少はふっくらしてはいますが、それほど著しく外見が変わったようには見えませんでした。
私はこの76年当時の田俊ならハキムにアッサリと惨殺されるチャーリー・ウォンではなく、映画のクライマックスでビリーの叔父(喬宏)の要請でレッドペッパー・タワーに駆けつけ、そのままビリーと共にタワーに突入する助っ人格闘家チャーリーとして十分に出演可能だったと思うのですが・・・。(もっとももう1人の五重塔挑戦者であるサムソン・カイこと解元が77年に脳腫瘍で急死してしまうという問題がありますけど)
そしてもう1人気になる人物がいます。田俊と共にエヴァの世話をする中国人男性です。
私は何処かでこの俳優の顔を見ていると思っていたら・・・この男性は78版「死亡遊戯」で映画のオープニングの「ドラゴンへの道」(72)のコロシアムや中盤の「ドラゴン怒りの鉄拳」(72)の精武館のセット現場で映画監督に扮していたエディ・レイではないでしょうか???
私にはどう見ても同一人物に見えるのですが・・・。
ただ78版「死亡遊戯」ではエディ・レイ監督のアップが殆どないので、私も100%断言は出来ないのですが、余りにこの男優がエディに似ているのでそうとしか思えないのです。
それにしても72版「死亡遊戯」における五重塔挑戦者の1人のジェームズ・ティエンこと田俊と、78版「死亡遊戯」で映画監督に扮していたエディ・レイがイタリア産のポルノ映画で共演を果たしていたとは・・・何と言う数奇な巡り逢わせでしょうか。

というわけで、ジェームズ・ティエンこと田俊がイタリア映画「Eva Nera」に出演していたのは事実でした。
改めて、この驚くべき衝撃の真実を当ブログ「超級龍熱」で本邦初としてご紹介出来た事を大変嬉しく思います(^_^)。
そして私たちリーさん信者に数々の衝撃を与えたこの「Eva Nera」ですが、最後にとっておきの驚愕情報です。
この「Eva Nera」ですが、何と昔に日本で「ラスト・エマニュエル/異国の情事」の邦題でVHSが発売されていました!!いやはや知りませんでした(^_^;)。
さらに「超級龍熱Facebook」では国内DVD発売の未確認情報も頂いていますが、もし田俊がこのイタリア・ポルノ映画に颯爽(?)と出演している姿をご自分で確認したい方は、是非この「ラスト・エマニュエル/異国の情事」の映像ソフトを探索して見ては如何でしょうか。

Finally reveal James Tien in Italian soft porno movie Eva Nera.
This movie was made in 1976 and location in Hongkong at that time.
And yes after movie started 1 hours and 20 minutes, James Tien appears as one of asian men helping Eva to kill evil Italian man.
I have no idea why and how James Tien showed himself such a soft porno movie,but still very much worth to find that famous Honkong kungfu star of 70`s and one of Game of Death pagoda challenger James Tien was actually appears in the movie which have many names like Black Cobra Woman.
Also another asian man helping Eva with James is quite familiar to me.I`m not 100% sure,but this asian man is Eddie Lye ???
He plays movie director at Way of the Dragon and Fist of Fury sets in Game of Death 78.
Well I need more reserch about this Eddie Lye matter.
We`d like very much thank to Toby Russell for kindly provided us this rare Italian movie Eva Nera.

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緊急告知!「死亡遊戯」五重塔挑戦者の1人ジェームズ・ティエンが出演した海外ポルノ映画の真実!!

2018-04-18 21:07:56 | その他

「超級龍熱Facebook」先行告知に続いて、こちら「超級龍熱」でも満を持しての緊急告知!!
あの「死亡遊戯」五重塔挑戦者の1人であるジェームズ・ティエンこと田俊がイタリアのソフト・ポルノ映画に出演していた!?
この仰天情報の真実を確かめるべく奔走し続けていた龍熱が遂にその問題のイタリア映画の入手に成功!!
果たして田俊は彼自身のフィルモグラフィーからも抹消されたソフト・ポルノ映画に本当に出演しているのか?だとしたら田俊の役柄は?さらに次々と判明する驚愕の真実とは?
「超級龍熱」が誇る李小龍専門セクション「闘神伝説~李小龍」が満を維持してお届けする衝撃スクープ、いよいよ近日更新予定です!!どうぞご期待下さい!!

James Tien was in Italian soft porno movie !? Is it true or not ???
Dragon Fever web-log finally reveal this Game of Death pagoda challengers long time mystery.
So what kind of role James Tien played in that porno movie ? Is there any asian co-star in the movie or not?
You will get all answers at our next James Tien special presentation.Coming soon on this Dragon Fever web-log!!!

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闘神伝説~李小龍(105)衝撃写真発掘!「死亡遊戯」のテスト映像に参加していた謎のアジア人女優の正体とは!?

2018-04-18 21:02:34 | 闘神伝説~李小龍

衝撃写真発掘Facebook朋友のバジョさんがアップしたこのスチールですが、「燃えよドラゴン」(73)の武器博物館で「死亡遊戯」2階は“豹殿”のテスト映像を撮影していた時に撮られた1枚のようです。
このようなアジア女優が「死亡遊戯」のテスト映像撮影に参加していたんですね。もしかしたらリー監督はこの女優さんを「死亡遊戯」に出演させようと予定していたのでしょうか
この女優さん、私が「超級龍熱Facebook」にこのトピックをアップしたら、すぐに海外のFB朋友の方が「これは邵音音だよ」とコメントを入れてくれてさらにビックリ!!
だって邵音音ってそれこそ邵氏兄弟公司で数々の作品に出演し、近年では「燃えよじじぃドラゴン龍虎激闘」(10)にも元気な顔を見せていた女優さんですが、失礼ながら最近は余りに風貌が変わっていて、私は最初これが邵音音なの???と首を傾げてしまいました。
バジョさんはこの邵音音(と思われる)の写真と一緒に、同じく「燃えドラ」の武器博物館セットで椅子に1人腰かけている黄淳梁師父の写真もアップしていたんですが、五重塔は2階を守る螳螂拳高手役に予定されていた黄師父の同セットでの単体スチールがあるのは納得出来るとしても、何故に邵音音がこのテスト撮影に参加していたのか???
まさか・・・・まさかリーさんの原案である「死亡遊戯」では、五重塔の2階のハイティエンたちvs螳螂拳高手の闘いに邵音音扮する女性キャラが登場する予定だったのでしょうか???
それも残念ながら五重塔の2階“豹殿”が未撮影に終わっているため永遠の謎なのか・・・。
嗚呼、まさに私たちの“「死亡遊戯」探しの旅”はエンドレスなデスゲーム

Unknown actress(Susan Shaw Yam Yam?) at Enter the Dragon weapon museum set for Game of Death test shooting....
So Bruce pl
anned to give her a role in Game of Death??? Well our endless Game of Death journey still goes on!!
Thanks for the amazing pic to Jesus Bajo St and A.Fung.

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格闘龍熱!バトル・フェスタ⑤ 狂乱の最凶殺し屋たちが潰し合う!!スコット・アドキンス主演「アクシデントマン」

2018-04-13 12:40:45 | 作品レビュー

さてさて、全5回に渡ってお届けして来ました「格闘龍熱!バトル・フェスタ」も、いよいよその大結局となりましたが、特集のフィナーレを飾るはジェシー・V・ジョンソン監督、スコット・アドキンス主演「アクシデントマン」(17)でいきましょう!!
私こと龍熱はこの「アクシデントマン」は以前から観賞を楽しみにしていたんですが、これがまたちょっと、いや相当に狂った設定と狂った登場キャラが弾けまくる壮絶アクション映画になっておりました(^_^;)(何時もながら私に協力してくれる友人に感謝です)。
日本語字幕無しでの観賞だったのでストーリーの把握が今一つなのですが、イギリスはロンドンで子供の頃から苛められて育った主人公マイク・ファロン(スコット・アドキンス)は、ある日偶然凄腕の殺し屋レイ(レイ・スティーブンソン)の殺しの現場を目撃します。
すぐにマイクはレイの自宅を訪ねると大胆にも殺し屋として弟子入りを志願します。そう、自分を散々苛めたチンピラに復讐するために。
命知らずのマイク少年を気に入ったレイはマイクを自分の弟子として受け入れ、殺し屋としてのあらゆる知識とテクニックを伝授します。
やがて成人し、第1級の格闘テクニックを身に付けたマイクは、暗殺するターゲットが事故で死亡したかのように偽装する影の殺し屋、そう“アクシデントマン”となったのです。
また殺し屋稼業から引退したレイも、自分が経営するパブをオフィスとして何人もの殺し屋を雇う、言わば殺し屋株式会社のボスとして君臨していました(ってオイオイ?)。
その殺し屋たちもエースのマイクを筆頭に、同じく格闘テクニックに優れたミック(マイケル・ジャイ・ホワイト!)とマック(レイ・パーク!)のコンビ、女性ながら刀の達人ジェーン(エイミー・ジョンストン!)など凄腕揃いで、他にも斧でターゲットを惨殺する巨漢や、絆創膏に毒物を仕込んでターゲットを殺害する毒殺マスターなどどう見ても狂ってる(苦笑)殺し屋たちばかりです。
こんな完全にイカれた設定の「アクシデントマン」ですが、映画はここからかなり複雑なストーリー展開を見せ、妊娠中だったマイクの恋人の女性がレズビアンの女性に走った果てに惨殺され、実はその犯人がマイクの友人でもある殺し屋のミックとマックだった・・・とどう見ても観客がついていけない展開が勝手に暴走を始めます(ってもしもし?)。
と言いながら、本作のアクション監督はマニアなら知らない者がいないティン・マンが担当しているんですが、映画の随所にトップクラスの格闘シーンがバランス良く用意されています。まずはアドキンス扮するマイクにヘルメットを被りバイクに乗った殺し屋バイカー(これ判り難いのですがティン・マン本人では?)が襲いかかるシーンでは、アドキンスが自分に何度も突進して来るバイカーに強烈なスピンキックをカウンターで何発も叩き込み撃退する格闘アクションを披露。
さらに愛する恋人を惨殺したミック&マックのコンビがトレーニングする道場に乗り込んだマイクがミックの「なあ、マイク、どうせお前とあの女は終わってたんだろ?だったらあんなビッチ・・・あ、いやいや!女なんか殺したっていいじゃねえか!?」との呆れた釈明に怒りの鉄拳を叩き込み火蓋を切る大乱闘は、それこそアドキンス、MJW、レイ・パークという欧米屈指の本格派武打星3人が真っ向から激突し、お互いに突きと蹴りをバッカン!バッカン!と延々とド突き入れ合うド迫力の格闘シーンに仕上がっています。
龍熱はこの3人の激突だけでもこの「アクシデントマン」を観る価値が十分にあると断言します。
ただちょっとMJWが何時もの電撃のアクションではなく、やたら動きが重く精彩がないのが気になりましたけど。
で、映画はその後も色々あって(ってMJW以外の殆どの出演者が強いイギリス訛りの英語とメチャ汚いスラング連発しまくりなので細かいストーリーを追えず(^_^;))、マイクが今回の殺し屋同士の潰し合いの黒幕のアジトに乗り込んでいくと、そこでマイクを待っていたのがレイの殺し屋株式会社屈指の狂乱女にして刀の名手ジェーンでした。

マイク「やあ、ジェーン、そんなに俺とヤリたかったのかい?」
ジェーン「そうよ、前から糞野郎のアンタをブチ殺したかったわ!キャハァ!!」

スコット・アドキンスvsエイミー・ジョンストン。私はこれまで本格派の武打星同士、それも男と女がここまで激しく、猛然と肉体と肉体をぶつけ合う格闘シーンを観た事がありません。
確かにアドキンスは多少手加減はしているかと思いますが、それでもまるで鬼女のような顔からエイミーが繰り出す連続蹴りや執拗な寝技などの容赦ない攻めは何度となくアドキンスを危機に追いこんでいきます。
繰り返しになりますが、このアドキンスvsエイミー戦も間違いなく一見の価値ありの壮絶なファイト・シーンです。
白人女格闘武打星ではジーナ・カラーノやロンダ・ラウジーが君臨する中、このエイミー・ジョンストンも美しい金髪と美貌、そして野性的かつアグレッシブな格闘アクションを武器に「ファイトクラブ・レディズ」16)や「Lady Blood Fight」(17)などでの主演を経ての本作出演ですが、これからのエイミー主演作品はガチで大注目ですぞ。
そしてこの「アクシデントマン」のラストは、当然マイクとマイクの殺し屋としての育ての親であるレイがパブで対峙する事となるのですが、その結末はここでは敢えて触れずにおきましょう。

イギリス、いや今では欧米を代表する本格派のアクションスターとなったスコット・アドキンスは、既に何年も前から“最後の本格派”ドニー・イェンとの激突を熱望されるほど多くの支持者を得ています。
そんなアドキンスがイギリスでは知られたコミックを原作にしているとはいえ、このような破天荒な設定のアクション映画に主演するのはどうかと思いますが(^_^;)、それでも劇中でアドキンスがMJWやエイミー・ジョンストン相手に披露する猛スピードかつ正確無比、そしてパワフルな格闘アクションを目の当たりにすると、何だかんだ言いながらも思わず見入ってしまう私たちなのです。
いやはや、これは今後のスコット・アドキンスからは増々目が離せないようですね。

さて、全5回に渡ってお届けしました欧米、またはアジアの最新未公開アクション映画を特集した「格闘龍熱!バトル・フェスタ」如何でしたでしょうか。
今回は厳選した5作品をご紹介しましたが、龍熱の秘蔵映像ストレージにはまだまだ未公開の格闘アクション映画が平積みになっています(^_^)。今後また機会を見て「格闘龍熱!バトル・フェスタⅡ」をお届けしたいと思っています。どうぞお楽しみに!!

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鮮やかにして驚愕の大どんでん返し!武田梨奈主演「三十路女はロマンチックな夢を見るか?」絶賛公開中!

2018-04-12 12:59:44 | 作品レビュー

さてさて、昨日は池袋で山岸謙太郎監督、武田梨奈主演「三十路女はロマンチックな夢を見るか?」(17)を観て来ました。
映画は彼氏はいないし仕事は単調な上にあと数日で30歳になってしまう主人公の那奈(武田梨奈)が同僚で親友の女性が寿退社する事を知ってショックを受けたその日の夜、那奈の自宅のアパートに3人組の銀行強盗が押し入って来る!という破天荒な滑り出しです。
ところがこの4億円を強奪した銀行強盗3人組の拓人(久保田悠来)、葵(酒井美紀)、麗良(佐生雪)は自分たちを呑気にビデオカメラで撮影したりと何故か飄々としていて、どうも様子が変です。
実は拓人たち3人組はお互いに複雑な事情を抱えているのですが、拓人は絶えず那奈には優しく、朝になってアパートを出た3人組が乗る車には何時の間にか那奈も同乗していたのでした。
こうして4億円の銀行強盗の男女3人組と、あと数時間で三十路(30歳)を迎えようとしている女の奇妙な逃走劇が幕を開けます。
しかしこれまでひたすら真面目に生きて来た那奈には誰にも言えない辛い過去があり、那奈は小さい頃から胸の奥にズッと秘めて来た大切な夢があったのです・・・。
子供の頃からの夢を諦め切れない自分と、あと少しで三十路になる事を恐れる自分。那奈はそんな2人の自分に挟まれながらも、自らの“責任”を果たそうと拓人たちに追いすがります。
しかし何時の間にか那奈たちの前から麗良が消え、そして葵が消え、2人だけになった拓人と那奈は強奪した4億円の受取人であるヤクザ一味と対峙する時を迎えるのでした。
ここからいよいよ映画はクライマックスとなるのですが・・・恐らく劇場でスクリーンを見つめる観客全員が「ええ~っ!?(驚)」と仰天する事必至の結末が待っています。
勿論、私はここでその結末には触れませんが、まさに女優、武田梨奈、一世一代にして鮮やかな驚愕の大どんでん返し!お見事!とだけ言っておきたいと思います(^_^)。

で、主演の武田梨奈ちゃんです。これは以前に私が試写で梨奈ちゃん主演作「海すずめ」(16)を観た時も感じた事ですが、空手アクションを前面に押し出した作品で女優デビューを飾った梨奈ちゃんが、そこからよくぞこれだけの様々な引き出しを持った女優に成長したと思います。梨奈ちゃん、本当に立派です。
今回の「三十路女~」も実際はまだ24歳(当時)の梨奈ちゃんが29歳の女性を演じるのは並大抵の苦労ではなかったはずですし、特に多くの女性が29歳から30歳という微妙な年齢を男性よりも複雑な気持ちで受け止めてしまいがちだとしたら尚更だと思います。
その主人公の那奈を例え何があろうと自分の“職務”を最後まで全力でやり遂げる事で自分の過去も、目の前の困難も、同時に乗り越えて行く、実に爽やかで強い女性として梨奈ちゃんは見事に演じて切っていました。
確かにこの「三十路女~」では私が期待した梨奈ちゃんのアクションは映画の最後の最後に1度だけ廻し蹴りを見せるだけです。
それでも私はこの「三十路女はロマンチックな夢を見るか?」を女優・武田梨奈の新たなる挑戦、新たなる引き出しの1つを披露してくれた快心の1本として十分に楽しんで観る事が出来ました。
そう、人は自分の夢を決して諦めてはいけない。夢を最後まで追い求める事こそ人生なのです!私はそれをこの映画の梨奈ちゃん、いえ那奈から教えて貰いました(^_^)。
皆さんもこの武田梨奈ちゃん主演「三十路女はロマンチックな夢を見るか?」、是非とも劇場の大スクリーンで堪能して頂きたいと思います!!

追記:これから本作をご覧になる方々へ。本作の劇場パンフレットの「あらすじ」は映画観賞前はお読みにならない方が良いと思います。何故なら文中にラストのネタバレがあるからです。
まず劇場パンフを買って、映画を楽しんだ後にパンフレットをジックリ読む、これがナイスだと思います。あ、勿論私も梨奈ちゃんの素敵な写真が沢山載ってるパンフレットを購入しましたよ~(^_^)。

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地球最後の楽園に女1人と男2人。マーゴット・ロビー主演「死の谷間」6月公開。

2018-04-10 17:39:43 | 作品レビュー

さてさて、昨日は都内某所でクレイグ・ゾベル監督、マーゴット・ロビー主演「死の谷間」(15)を試写で観て来ました。
事前に見た本作のチラシには「人間の本性をえぐり出す衝撃のSFサスペンス」なんて煽り文句が入っていましたが、この映画はSFサスペンスではなく、極限状態での男女の心の奥底の弱さを徹底して掘り下げた重厚な人間ドラマの表記がより正しいでしょう。

核の猛威で地球が死の灰に覆われ壊滅した世界。そこに唯一核汚染を免れた谷がありました。
緑と澄んだ水に囲まれたその谷ではアン(マーゴット・ロビー)という汚れを知らない女性がたった1人で住んでいました。アンの話し相手は愛犬のファロだけ。
何故ならアンの弟も含めた他の住民は谷を離れて、そのまま2度と戻って来なかったからです。アンは愛する弟の無事を願いながらも、父が立てた木造の教会で1人オルガンを弾き、その強い信仰心と共に静かに暮らしていたのでした。
そんなアンの住む谷にジョン(キウェテル・イジョフォー)という黒人の男性が姿を見せます。科学者のジョンは迂闊にも谷の外から流れて来る放射能汚染された滝に入り瀕死の状態となりますが、アンの懸命の看護で命を取り留め、そのまま谷に留まります。
知的で優しいジョンと、久しぶりの人との会話を喜ぶアンは共に助け合いながら生活し、お互いに少しずつ理解し合い、やがて自然に親密になっていくのでした。
博識なジョンは様々なアイディアでアンを喜ばせますが、ジョンはやがて谷に訪れる厳しい冬に備えて、食糧を貯蔵する冷蔵庫の電気を確保するために滝を利用して水車を作ろうと提案します。
しかしアンはその水車を作るためには教会を壊した木材を使用するしかない、とのジョンの提案に強く反対します。そう、教会はアンにとって父親その物だったのです。
そんなアンとジョンの静かで平和な生活にまた1人の訪問者が現れます。地下鉱山で働いていたため核汚染を免れた若き青年ケイレブ(演じるは「スタートレック」のカーク艦長ことクリス・パイン)です。
ジョンはケイレブに対するアンの好意と恥じらいの態度を見て、自分が白人である2人とは違う黒人である事を改めて思い知ると同時に、自分の中の激しい嫉妬の感情を懸命に抑えようとします。
また若く逞しいケイレブも清楚で美しいアンに熱い視線を注ぐのでした。こうして静かで平和だった谷に人種や欲望が入り乱れた男女の神経ギリギリの人間模様が繰り広げられた果てに、ある日ジョンはそれまで決して口にしなかったある過去の出来事をアンに告白します。それはアンにとって余りにも悲しい事実でした。
そして2人の男の間で心揺れるアンを残し、ジョンはケイレブと共に滝に建造中の水車の最後の仕上げに向かいます。
しかしそれは共にアンを愛する2人の男にとってはお互いの“決着の時”でもあったのでした!!

本作「死の谷間」は1976年にエドガー・アラン・ポー賞を受賞した「死の影の谷」を原作とし、美しい自然に囲まれた谷を舞台に1人の女性と2人の男性の息詰まる人間ドラマが展開されていきます。
映画の意味深で、ある意味不気味なラストは、監督のクレイグ・ゾベルが観る側である私たち観客に向かって「あなたはどう思いますか?あの後どうなったと思いますか?本当にそう思いますか?」とジワジワと問いかけて来るような重くズッシリとしたエンディングです。
また主演のアンに扮したマーゴット・ロビーの清楚で、それでいて強靭な意志を感じさせる美貌は大変印象的で、さすが「アイ、トーニャ史上最大のスキャンダル」(17)でアカデミー賞など各女優賞にノミネートされただけの事はある素晴らしさでした。
この「死の谷間」は6月23日から新宿武蔵野館などで全国順次ロードショー公開となりますので是非!

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格闘龍熱!バトル・フェスタ④ 極限死闘20分!必殺の一撃に懸けろ!アラン・ムウシ主演「キックボクサー:リタリエーション」

2018-04-05 23:54:38 | 作品レビュー

さてさて、再起動の「格闘龍熱!バトル・フェスタ」第4弾ですが、「キックボクサー:リジェネレーション」(16)から2年、その正統的続編にしてディミトリ・ロゴセティス監督、アラン・ムウシ主演「キックボクサー:リタリエーション」(18)でいきましょう。(何時もながら頼りになる友人の協力に感謝です(^_^))
龍熱としては前作の「~リジェネレーション」がイマイチだったので、今回の「~リタリエーション」もどうかなぁ?と思いつつの観賞となりました。映画はカート・スローン(アラン・ムウシ)対トンポー(デビッド・バティスタ)の死闘から18ヵ月が過ぎ、アメリカで総合格闘技の選手として活躍していたカートが試合後に何者かに拉致され再びタイはバンコクに連れ戻されます。
カートを拉致した人間こそ闇の格闘技プロモーターとして知られたトーマス・タン・ムーア(って何処かで聞いた名前ですが(^。^)、演じるはスッカリ老けた元祖ハイランダー戦士クリストファー・ランバート)で、ムーアは強敵トンポーを倒したカートと自分が抱える巨漢にして最強の格闘家モンガ(Hafþór Júlíus Björnsson。発音出来ません(^_^;)。アイスランド出身で元プロバスケットボール選手にしてストロングマン。)を闘わせて大金を得ようとしていたのでした。
ムーアはモンガとの対戦を拒否するカートをタイの刑務所に収監し、日々鞭打ちなどの拷問で虐待し、カートにモンガとの対戦を承諾させようとします。
ムーアのオファーを頑なに拒否し続けるカートですが、ある日刑務所内で強烈無比のパンチを誇る囚人ブリッグス(演じるは元プロボクシング統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン!!)と出会います。
最初はカートとブリッグスは激しく闘いますが、やがてお互いを認め合った2人は共にトレーニングで汗を流す仲となるのでした。
「イップマン継承」(16)におけるドニー葉問との衝撃の対決で本格的な俳優デビューを果たしたタイソンですが、この「~リタリエーション」でもアラン・ムウシ相手に火の出るような迫力満点の格闘シーンを披露していて、この2人の激突シーンは見応え十分です。
さらに今回のブリッグスに扮したタイソンは主人公カートに対して自ら格闘における心構えを切々と説くという、言わばカートのコーチ役とも言える深みあるキャラクターを見事に演じ切っている点は注目でしょう。
さらに刑務所のカートを意外な人物が訪れます。そう、カートの恩師デュラン(ジャン=クロード・バン・ダム!)です。
しかしカートの前に現れたデュランはムーアによって盲目(!)にされていました。(ってメチャに強引な展開だねえ(^_^;))。
恩師の変わり果てた姿にムーアに対する怒りを募らせるカートですが、さらにムーアがカートの愛する妻ルー(サラ・マラカル・レイン)を誘拐したと知ったカートは、もはや自分が最強の巨漢モンガとの対決を避けては通れない事を悟るのでした!!
ここから映画はカートがタイソン演じるブリッグスやヴァンダム演じるデュランがいる刑務所を出て、愛妻のルーを救出するべく奔走する展開がダラダラと続く事もあって、ちょっとストーリーが間延びしてしまっているのが残念です。
と言いながら、カートがルーが拉致されているムーアのアジトに乗り込むと、そこがまるで“鏡の間”のようなカートの視覚を惑わすトラップルームになっていて、それに一瞬戸惑うカートに刀を手にした2人の女刺客が襲いかかる!というまるで「燃えよドラゴン」(73)を彷彿させるようなアクションが用意されていて興味深かったですね。
そして迎えたクライマックスのカート対モンガの闘いは、延々約20分以上に及ぶ壮絶な死闘となり、この決闘シーンだけでも観る価値が十分にあると龍熱は断言します。
カートは恩師のデュランによる「カート、俺はモンガの弱点を知っている。いいか、試合では奴のその唯一の弱点をお前の一撃必殺の“キルショット”で叩け!」の言葉を胸に巨漢モンガの凄まじい猛攻に血反吐を吐き、何度も地面に叩き着けられ、文字通り生死を彷徨いますが、そこからモンガに突き上げるような鋭角的なハイキックを叩き込んだカートが怒涛の反撃に転ずる辺りからの展開は圧倒的な迫力で観る側に迫ります。

他にもサッカー界のレジェンドであるロナウジーニョやヘンゾ・グレイシー(恐らく本人)、そしてヴァンダレン・シウバのカメオ出演など見所は色々ある「キックボクサー:リタリエーション」ですが、最後はやはり「キック・ボクサー」シリーズと言えばヴァンダムに触れないわけにはいきません。
本作「~リタリエーション」でのヴァンダムはちょっと元気がないと言うか、劇中では短いながらもタイソンとの対決シーンがあったりとそれなりに存在感を示してはいます。それでも龍熱としては主役こそアラン・ムウシに譲っても、やはりヴァンダムにはここぞ!という場面では往年の凄味溢れる開脚蹴りを披露して欲しかっただけに、ヴァンダムの覇気の無さがちょっと寂しかったですね。

1989年にヴァンダムが主演した「キックボクサー」(89)は、その後も作品の関連性はともかく、格闘アクション映画屈指の人気シリーズとしてサシャ・ミッシェルやマーク・ダカスコスら何人もの格闘スターたちが主演を重ねて来ました。
そして現在、新星アラン・ムウシがこの名作シリーズを引き継ぎ、これから新たな蹴撃王伝説を築いていこうとしています。
ただそれも年齢を重ね衰えたといえデュラン、いや初代カート・スローンであるジャン=クロード・バン・ダムあってこその「キックボクサー」シリーズなのです。
そういう意味でも、今後もこの新世紀「キックボクサー」シリーズが継続して制作されるならば、我らがジャン=クロード・バン・ダム抜きでは決して制作する事なかれ!と龍熱は強く主張したいのです。
というわけで、「格闘龍熱!バトル・フェスタ」第5弾の次回はいよいよ大結局となります。そしてそのフィナーレは超本格派武打星ことスコット・アドキンスに締めて貰いましょう!どうぞご期待下さい!!

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香港映画最後の秘境、伝説のIFDフィルムこと通用影藝有限公司作品が4K仕様でリリース!!

2018-04-01 21:09:45 | ニュース

さてさて、「格闘龍熱!バトル・フェスタ」絶賛連載中ながら、先月香港で開催されたフィルマート発のビッグなニュースが飛び込んで来ましたのでここにお知らせします。
当ブログでもお馴染みの世界のトビー・ラッセル監督が何とあのIFDフィルムこと通用影藝有限公司の約200本に及ぶフィルム・ライブラリーの世界発売の権利を獲得したそうです!!
IFDフィルム。それは1974年にジョセフ・ライこと黎幸麟によって設立され、以後黎幸麟はトーマス・タンこと鄧格恩、そして監督のゴッドフリー・ホーこと何誌強とトリオを組んでクンフー映画、忍者映画、さらには戦争映画と様々なジャンルの映画を製作し、それらは世界中のB級映画ファンに愛されました。
中でも黎幸麟&鄧格恩のコンビが得意としたのが例えば韓国アクション映画と白人忍者映画それぞれ2本の映画の映像を巧みに1本の映画に仕立て上げる、いわゆる“ニコイチ映画”と称される実に悪質・・・いやいや(^_^;)斬新なアイディアに溢れた編集スタイルで、これら“ニコイチ映画”は日本でも80年代のビデオバブル時代に大量に発売され、今では全て廃盤となったそれらのVHSはコレクターにとっては文字通りのお宝アイテムとなっています。
ただ私が今回のトビー監督のIFDフィルムの権利獲得のニュースを聞いた時に疑問に思ったのが、確か1996年にIFDの事務所が入っていたビルで起きた火災でIFD作品のマスタープリントは、その殆どが焼失してしまったはずでは?でした。
その私の疑問に対してトビー監督は「いやあの火災で焼けたのはフィルマーク社(!)のフィルムだったんだよ。既に全てのIFD作品のネガフィルムと関連素材は(トビー監督の住む)イギリスに出荷されているんだ。これからユックリだけどこれらのIFDフィルムを4Kにアップグレードしていく予定さ」との事です。
余談ですが、このビル火災の時は黎幸麟と鄧格恩がビル内で自分たちに迫る火災から避難しようとした際、それぞれ2人の“ある判断”が生死を分けたのですが、それはまた別のお話。
今回、私もトビー監督に「快拳怪招」(78)の4Kバージョンの画像をメールで送って貰って観ましたが、確かに美しい画質とワイドスクリーン仕様は素晴らしい!の一言です。
日本の一部のマニアの中には何故か“ニコイチ映画”収集に異常に拘る変わり者もいるようですが、私は今回のトビー監督のIFDフィルムの4K仕様でのリリースの一報を聞いた時は、IFDがその初期に制作した巨龍、黄正利、あるいは王虎が主演した韓国テコンドー映画群を最先端の技術である4Kという素晴らしい映像環境で観れたら最高だな!との思いでした。
そう、日本でもこれまで既に散々観倒して来た香港映画の焼き直しリリースではない、純然たる未公開作品の大量リリースという快挙をキングレコードが邵氏兄弟公司作品で、ライン・コミュニケーションズが協利公司作品で達成している現在、今度は香港映画最後の秘境であるIFDフィルムこと通用影藝有限公司作品の世界リリースがいよいよ始まろうとしているのだ。
その本格的なプロジェクト始動にはまだまだ時間がかかりそうではありますが、今後の続報に期待しましょう!!

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