超級龍熱

香港功夫映画と共に

皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。来年もよろしくお願いします。

2008-12-30 13:18:25 | その他
今年もアッと言う間に過ぎて、明日はもう大晦日ですね。いや早いなぁ!
さて当ブログ「超級龍熱」も今日が今年最後の更新となりますが、皆さんにとって2008年はどんな年でしたか。
私、龍熱にとっての2008年は色々な事もありましたが比較的良い年でした。
来年もより良い年に出来るよう頑張りたいと思います!改めまして、今年も「超級龍熱」をご覧頂き本当にありがとうございました。それでは皆さんもどうぞ良いお年をお迎え下さい。来年もよろしくお願いします。
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熱風!韓国LEGENDS⑱ 風流皇帝、杭州を征く!劉永主演『乾隆香妃風流帳』

2008-12-26 13:09:09 | 熱風!韓国LEGENDS
やっと今年も仕事納めとなり時間が出来たので、先日行われたWBC世界フライ級タイトルマッチの内藤大輔vs山口真吾の素晴らしい熱戦の余韻からか、久々に古いプロボクシングのビデオを引っ張り出して来て観ていました。
それが76年2月に行われたWBA世界Jミドル級タイトルマッチの柳済斗(韓国)vs輪島功一(日本)の一戦で、前の年に“日本人ボクサーキラー”の柳に7R無残なKO負けを喫し王座から転落した輪島の意地を賭けたリターンマッチです。この試合はまだ世界タイトルマッチなどが15R形式で行われている時代の試合で、最初から柳と輪島が真っ向から打ち合う壮絶な試合になるんですが、試合は最終15Rに今も日本ボクシング史上に刻まれている奇跡のKO劇と言うべき余りにも有名なシーンが登場します。
そのシーンこそが輪島の執念の右フックを顔面に浴びた王者の柳が思わず「ガクッ!」と片膝をつきダウンするシーンで、ここで場内の超満員のお客さん(殆ど男性)がもう総立ち状態で大歓声!辛うじて起き上がった柳ですがヨロヨロとロープにもたれかかり・・そのままガックリと頭を垂れ戦意喪失でノックアウト負け!“炎の男”輪島が執念の世界タイトル奪還なる!の感動的な場面です。
この輪島のパンチで柳が片膝をつく有名なシーンは、これまでにも日本のプロボクシングの名場面特集などでは必ず登場するシーンなので、きっと皆さんもご存知かと思いますが、それにしてもこの時代の輪島をはじめとするボクシングの試合は緊張感と殺気が充満していて、もう今観ていてもゾクゾクしますねー!
でも日本でもお馴染みの選手だった柳済斗って現在はどうしてるんでしょうね?もし健在ならば柳さんには是非とも今も元気な輪島会長と「あの一戦のあの時はこうだった!」的な再会対談とか実現して欲しいですね。

さて、ここからやっと本題です(苦笑)。いよいよ大台の第20回が目前の「熱風!韓国LEGENDS」第18回は、司馬克導演、トニー・リュウこと劉永主演『乾隆香妃風流帳』(77)でいきましょう。
この『乾隆~』も香港&韓国のコラボ作品で、香港側から劉永、関聡、李超俊(本作の武術指導も担当)、そして今年惜しくも亡くなった“女デブゴン”こと沈殿霞らが参加し、韓国側からは伊素蘭(伊の字異なります)、金希嘉、李芸敏が参加し、当然韓国ロケーションを敢行しています。
今回私がレビューに使用したのは北京語版&ワイドスクリーン仕様なのですが、韓国ではこの『乾隆~』は題名も『河南別曲』(73)とされ、導演も韓国側導演がキム・ミョンヨン、香港側導演が許子寶(許の字確認中。また韓国側のデータでは別人表記あり)の共同導演作品となっていて、何故か韓国側のデータでは74年6月に公開となっています。また私が実際に見た『河南別曲』のポスターには大きく「韓・香合作巨篇!」の文字が載っていました。
さて、劉永と言うと日本のファンにはリーさんの香港凱旋第1作『ドラゴン危機一発』(71)のドラ息子役や、劉永が顧汝章に扮した『電光飛龍拳』(74)などが日本で公開されている事もあり、劉永=嘉禾公司明星とのイメージがあるかと思いますが、実際の劉永の明星としての全盛期は劉永がショウ・ブラザースで清の第6代皇帝である乾隆帝を自身の持ちキャラとし、王風導演作品『乾隆皇奇遇記』(76)をはじめ何本もの同名シリーズに主演していた時代となります。
ただこの『乾隆香妃風流帳』は、それらショウ・ブラザース版の“乾隆帝系列”作品とはそのプロダクションのバジェットも全く異なり、全編に渡り70年代の韓国映画特有のチープなセットが多用されているばかりか、劇中の劉永の披露する“皇帝功夫”も迫力不足のユ~ルユル&脱力ファイトにひたすら終始してしまっているのが惜しいですね。
物語的にも杭州を舞台に、乾隆帝が従者の小安子(李超俊)を従えながらの単調なドタバタ劇の果てに、全ての揉め事を収めて見せた乾隆帝が最愛の女性・張桂英を見初め、最後には共に帰途に着くだけのアッサリなお話で、ちょっとこれは観ていて私もキツイ物がありましたねえ(苦笑)。
結局は劉永にとっての明星としての最高のハイライトは、あの『~危機一発』におけるリーさんとの殺気漲る一騎打ちだったのかな、と改めて痛感させられる作品でありました。
私も『~危機一発』に関してはラストのリーさんと韓英傑の決闘よりも、むしろ夜の工場でのリーさんと劉永の対決シーンの方が好きなんですが、この2人の対決シーンではとにかくリーさん独特の見得を切る佇まいというか、闘志漲る表情が素晴らしいんですよ。特にリーさんが激闘の果てに劉永のボディにトドメの鉄拳を叩き込んだ後、そのコブシを握ったままリーさんが見せる何とも悲しげな、それでいて怒りに満ちた表情は『~危機一発』という作品を最も象徴する屈指の名シーンなんです。だって子供の頃はリーさん真似する時って、大体このシーンのリーさんの表情を真似ながら鏡の前で「はあああぁぁ~!」ってやってたもんねえ(苦笑)。
あ、結局はトニー劉永じゃなくてリーさんを絶賛する締めになってしまった「熱風!韓国LEGENDS」でした(苦笑)。

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幻のフィルマーク作品『アグネス・チャンの香港大怪談/ひなげしのキョンシー』を観る!

2008-12-24 13:28:18 | 作品レビュー
昨日はちょっと必要があって韓国ホラー映画の『嫁の恨』(72)と『千年白狼』(83)を2本続けて観てたんですが、特に『千年~』は結構キテるねー!これは観ないまま状態の韓国ホラー映画群もちゃんと観ないと駄目かな。

さて、皆さんもご存知の江戸木純大兄の名著「地獄のシネバトル」で取り上げられた数多くの興味深い作品群の中で、今でも多くの香港映画ファンが心底観たがっている幻の作品こそ今回レビューする『アグネス・チャンの香港大怪談/ひなげしのキョンシー』(87)でしょう。
何故この『~ひなげしのキョンシー』が幻の作品となったか、そこに至る経緯は「地獄の~」に詳しいのでそちらを読んで頂きたいのですが、簡単に言えばトーマス・タン率いるフィルマーク・インターナショナル社が周峻階導演作品でアグネス主演作品『●鬼線(●の字PCで出ません)』(84)のアグネス出演シーンと、ブルース・ランバート導演による白人女忍者映画の映像を“合体”させ1本の作品に仕立て上げたのがこの『~ひなげしのキョンシー』という作品の正体です。
で、当時この『~ひなげしのキョンシー』を国内でリリースしようとした所、アグネス側からクレームが付き、最終的には作品の発売が中止となり、折角製作した日本語字幕入りビデオ、ポスター、チラシなどが全てお蔵入りしてしまった次第です。さて、では早速に『~ひなげしのキョンシー』自体のレビューに入りたいのですが、私が所有しているソフトは英語吹き替え版で英語題名は『Vampire Raiders:Ninja Queen』です。
オープニングでは例によってフィルマーク作品お馴染みのスタッフが名を連ねてたクレジットが映し出されますが、そのクレジットの中の「特別出演:アグネス・チャン」の英語クレジットが妙にワクワクしますね(苦笑)。
まあここでランバートが撮ったショボイ白人忍者やヘンテコなキョンシーのシーンに触れても意味がないと思いますので割愛して、肝心のアグネスは映画が始まってすぐにホテルの電話オペレーター役で登場します。
さすがに84年当時のアグネスは若くて可愛いんですが、映画自体は単なるB級のコメディー・ホラー映画で、アグネスの恋人?役が成龍映画でお馴染みのデブの蒋金だったり、アグネスを追っかけ回す幽霊チックな悪役が魚頭雲や杜少明、あるいは何柏光だったりとかなり単調&地味な展開で、どうやらトーマス・タンが自分たちの忍者映画と合体させる映画にこのアグネス主演作品を選んだのも何となく納得だったりします(爆笑)。
ただフィルマーク側の忍者映画で導師役の何柏光とキョンシー役の魚頭雲の2人が、合体編集に使用されたアグネス主演映画にも出演している点はちょっと要チェックポイントでしょう。
また映画の途中ではアグネスが黒の水着姿で海で泳いだり、クライマックスの船上での乱闘では土砂降りの雨でズブ濡れになったアグネスの服が若干透け透けになったりするんですが、きっとこれらのシーンがこの『~ひなげしのキョンシー』が当時無事に発売されていたとしたらファンの間で“お宝映像”化したのかも知れませんね。

そう言えば、この間大昔に日本のテレビ番組「ドレミファドン!」か何かの中の沢田研二の料理番組コーナーに、アグネスがジャッキー成龍と一緒にゲスト出演した回をビデオ録画した物が出てきたんですが、これってジャッキー信者にとってはレアなのかな?番組の中でのアグネスはジャッキーとは広東語でもう殆ど“タメ口”で喋っていましたね。
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やっとアンジェラ・マオ主演『大脚娘子』PanMedia版DVDを観たけれど・・

2008-12-22 17:07:50 | DVD&Blu-ray情報
今日は先週から引いていた風邪も全快しつつある中、某誌のDVDレビュー原稿を無事入稿しまして、これで今年はやっと少し一息つけるかなぁ。あと先週またまた外人のコレクター仲間から韓国クンフー映画を中心にDVD-Rが大量に届いたんですが、それとは別に中古ながら韓国クンフー映画の韓国製オリジナル・ビデオテープ(全てジャケット&ケース付き)を10数本入手出来ました。
殆どが黄正利、王虎、黄仁植などの主演作品なんですが、恐らくこれほど状態の良いオリジナル・テープは現地の韓国でももう入手不可能だと思います。今の韓国では例え中古ビデオが発見出来てもテープ本体にカビがビッシリと生えていたりとか状態が劣悪な物がかなり多いですからね。でも韓国のオリジナルのビデオ・ケースって何故かサイズがやたら大きくて収納スペースを取りますねえ(涙)。

さて、ちょっと前から海外レーベルのPanMediaからリリースされているアンジェラ・マオこと茅瑛主演『大脚娘子』(77)のDVDをやっと最近観る事が出来ました。いや~それにしてもきっと皆さんはこのDVDはとっくに購入なさっているかと思いますし、本当に遅いですよねえ(トホホ!)。
以前にも触れたかと思いますが、この作品は英語題名を『Revenge of Kungfu Mao』と言ってちょっと前まではアンジェラ主演作品の中ではかなりのレア作品だったのですが、このようにPM社からDVDが堂々とリリースされるとは・・何度も言っていますが本当に良い時代になりましたね!(感涙)。
まだ本編は最後まで観ていないのですが、一応ワイドスクリーン&英語版(北京語版だったら最高だったんですけど)ながら画質自体はかなり悪いですね・・。この程度の画質だとDVDでリリースする意味がないような気さえします。ただこれも以前に触れたかと思いますが、この『大脚娘子』はビデオ全盛時代からオープニングの数分間が欠落しているバージョンのみが出回っていて、実際昔から私が所有しているVHSもオープニングが欠けてしまっている物だったんです。で、今回のPM版DVDですが、果たしてその“幻のオープニング”がしっかりと収録されているバージョンだったのはかなり嬉しかったですねー!!
例え劣悪画質バージョンとは言え、昔から観たかったこのオープニングが収録されているだけで個人的にはこの『大脚娘子』PM版はそれなりに満足のDVDと言っていいかな。
ただ本編以外に特典としてアンジェラ関連の予告編が3本入っているんですが、最後の3本目の予告編(と言っていいのか)を観た時はちょっと唖然としました。
まあいずれはこの『大脚娘子』も何処かのメーカーから北京語音声、ワイドスクリーン、中英文二段字幕付き、デジタルリマスター仕様でのDVDリリースを望みたいですね。
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いま最強戦士が“音速”を越える!トニー・ジャー主演最新作『オンバック2』を観る!!

2008-12-21 08:21:38 | 作品レビュー
さてさて、昨日は先週海外の友人が送ってくれたDVDでトニー・ジャー主演最新作『オンバック2』を観てみました。
皆さんもご存知のように、この作品は完成&公開に至るまでにトニーの失踪事件など本当に色々な事があって・・その辺りの詳細も以前に当ブログでも触れて来ましたが、やっとこのように無事に公開まで漕ぎ着けた事にまずはホッと一安心ですね。
で、早速に作品自体に触れたいと思いますが、例によって全編タイ語であるため物語の把握がかなり難しかった事もあり、今回のレビューでは敢えて劇中のトニーのアクションを中心にレビューしたいと思います。
まず映画の序盤辺りで、トニーと様々な武術を習得した格闘家たちとの腕試し的な組み手シーンに続いて、トニーが奴隷商人に拉致された女性たちを救うために闘うシーン、ここでトニーがいきなりド迫力の酔拳を披露するのにビックリでした。この『オンバック2』におけるトニーの酔拳解禁は、まだ未確認情報とは言え今後トニーと成龍の共演が企画されている『酔拳3』に向けても否応にも期待が高まりますね。
その後、映画の中盤で今度は刀を手にした忍者ルックの戦士軍団とトニーの乱戦になるんですが、私はむしろその直後のトニーvs2人の武芸者の猛スピードのド突き合いファイトこそこの『オンバック2』のベスト・ファイトだと断言したいですねー!もうここではトニー・ジャーという武打星の真骨頂である鋭く鋭角的な肘撃ち&膝蹴りなどの電撃技が文字通り2人の武芸者相手に怒涛のように炸裂しまくります!!
これです!これなんです!この観ている側が思わず息を呑むほどのリアリズム&緊張感が画面一杯に弾けまくった超ド級ファイトこそがまさに“トニー・ジャーの世界”なんです!!このトニーvs2人の武芸者の壮絶ファイトは、是非また劇場の大スクリーンで観てみたいですね。
映画はこの後にトニーの武器を使ったウェポン・ファイトを経てクライマックスへと突入し、再びトニーと忍者軍団の大乱戦、そしてトニー映画ではもうお約束(苦笑)の巨象も登場するんですが・・さらにここで異様かつ意外な“強敵”がトニーの背後から襲いかかり、トニーは絶体絶命の大ピンチとなります・・!
ここからの展開は是非ともこの『オンバック2』が何らかの形で日本公開された際にご覧になって頂きたいと思いますが、ただ私個人としては映画の結末自体に関しては「あれ?もうこれで終わりなの?」的なやや中途半端な印象を持ったのもまた事実でした。(と言いながら、物語はこの後『オンバック3』へ続く・・との情報もあり!)
遂に完成&公開を果たした『オンバック2』。そのトニー・ジャーの劇中での期待通りの見事なアクションには十分に満足しながらも、作品完成に至るまでのトニーの周囲に起きた様々な出来事が、こうしていざ完成を見た映画の随所に微妙な影を落としている事を改めて感じさせる作品であった気がします。
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懐かしのUN選手権ジャンボ鶴田vsビル・ロビンソン&空飛ぶギロチン映画2本立て

2008-12-18 12:21:35 | その他
ここ数日は急に寒くなったせいか酷い風邪を引いてしまったんですが、それでも原稿の締め切りは待ってくれないのでひたすらウンウン!と唸りながらのパソコンとの格闘の毎日でした。
パソコンと言えば、先日某無料動画サイトのプロレス・コーナーで、昭和52年に秋田で行われたジャンボ鶴田vsビル・ロビンソンのUNヘビー級選手権を放送していて、ついつい懐かしくて最後まで観てしまいました。
この試合(私の大好きな60分3本勝負!)は最後にはジャンボがロビンソンに2対1で負けてタイトルを奪われてしまうのですが、今観ても当時の全日の華やかでスケールの大きいアメリカン・プロレスを大いに満喫出来る試合ですね。特にジャンボの滞空時間の長いダブルアーム・スープレックスやサイド・スープレックス、ロビンソンのハイアングルのバックドロップやワンハンド・バックブリーカーの攻防は見応え十分でした。
あと3本目のフィニッシュになったロビンソンの回転エビ固めの応酬から一瞬の返し技での3カウント!も説得力十分でしたし、是非このサイトには今後も色々な全日の昭和名勝負を放送して欲しいですね。
例えばジャンボvsジャック・ブリスコ戦とか、当時私自身ビデオに撮り損なっていた馬場さんvsハーリー・レイスのNWA世界戦(特に馬場さんがNWAをレイスから奪取後の防衛戦熱望!)とか是非また観たいなぁ。
それにしても、先日の報道にもあった日本TVのNOAH中継が来年打ち切りの見通しが高いとの報せを天国の馬場さんやジャンボは一体どういう思いで聞いたのでしょうか。
プロレス団体は地上波のTV放映権料が無くなると団体の存続は相当厳しくなってしまうのは過去に崩壊した幾つ物の団体の末路を見れば明らかです。これで今後の日本のプロレス界の行く末はさらに厳しい状況へと向かって行くような気がしますねえ(溜息)。

で、話は代わって上記の原稿絡みでショウ・ブラザース作品の何夢華導演『空とぶギロチン』(75)と程剛&華山共同導演『続・空とぶギロチン~戦慄のダブル・ギロチン~』(78)を日本語字幕付きで久々に観たんですが、いや~やっぱり血滴子=空飛ぶギロチンって何度観ても本当にインパクトある殺傷武器ですねえ!(苦笑)。
あの血滴子が上空から犠牲者目掛けて飛んで来る時の「ギュイイィィィン!」っていう効果音からして何とも異様かつ刺激的だし(苦笑)。特に今回のショウ・ブラザース版に登場する血滴子は、さすがに清王朝ご用達?なだけあって何気に外装とかがメチャに豪華だし、続編の『~戦慄のダブル・ギロチン~』では馬騰(ティ・ロン)が開発した血滴子撃退器の鉄傘に対抗するためにラマ教祖改良による2つの血滴子が重なって収納されているパワーアップ型の連環血滴子が登場するばかりか、施思率いる女性だけの女血滴子部隊まで登場とそれは賑やかな展開となっております。さらにその馬騰たちが宮廷に乗り込んでのクライマックスではまさに衝撃の結末が待っています。
あ、そういえばこの『~戦慄のダブル・ギロチン~』という邦題は、私が発案したのをキングレコードさんが気に入ってくれて今回このDVDの題名に採用されたんですが、今から他の2本の“五毒系列作品(こちらの作品も後日取り上げる予定)”と共に来年2月4日の発売が楽しみですね。
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熱風!韓国LEGENDS⑰ 『タチマワ・リー/悪人よ、地獄行き急行列車に乗れ!』

2008-12-15 12:19:10 | 熱風!韓国LEGENDS
先日購入した「キム・ギヨン」DVDボックス、早速に『虫女』(72)から観てるんですが、いや~これまた壊れまくった物語展開、気味の悪い登場人物と・・もう問答無用のキム・ギヨンの怪物振りが全開の映画でしたねー!
さらにキム・ギヨン映画ではお約束の白鼠の大群、そして階段から転げ落ちる女性、とこのDVDボックスの売りであるはずの日本語字幕入りなのが逆に作品の強烈さを増長させていると感じているのは私だけでしょうか(苦笑)。
あ、あと主人公の本妻の運転手役で何とイ・テグンこと李大根が出演していて、テグン親分のファンの私としてはかなり嬉しかったです。先日の東京国際映画祭で観た『高麗葬』も含めて、残りの未見の2作品も今から観賞するのが恐ろしい・・じゃなくて楽しみです(苦笑)。

さてさて、私が最新韓国アクション映画で一番観たかった映画とは果たして何でしょう?『良い奴、悪い奴、変な奴』?それもお気に入り!『映画は映画だ!』?それも良かった!でも何よりも私が観たかった映画がこのリュ・スンワン導演、イム・ウォンヒ主演『タチマワ・リー/悪人よ、地獄行き急行列車に乗れ!』なのです!
2000年にインターネット上で放送され、何と129万件のアクセスを達成したスンワン導演による短編『タチマワlee(35分)』を元に、新たに長編バージョンとして製作されたこの『タチマワ・リー』は、スンワン導演の70年代韓国スパイ映画や韓国クンフー映画への溢れんばかりの思い入れと愛情がテンコ盛りの作品に仕上がっています。
物語は国際的な敏腕スパイのタチマワ・リー(イム・ウォンヒ。タチマワ・リーの語源は文字通りアクションにおける用語“立ち回り”から取っています)がそれこそ北京、日本、上海、アメリカなど世界各国を又にかけ、日本や中国の悪漢スパイたちと黄金の仏像を巡ってひたすら超おバカな闘いを繰り広げる、という展開です。
70年代の韓国アクション映画をご覧になった事がある方には良くお判りかと思いますが、それらの作品は殆どが現場録音ではなく声優たちによるアテレコ、それも主人公の男優は何故か一様に野太い声で「いいかぁ!これから俺の韓国テコンドーの妙技をぉ・・見せてやるぞォォ!ぬあああああ!」といった異様にオーバーな台詞回しが多々観られたのですが、この『タチマワ・リー』にもスンワン導演の意向によりその70年代的台詞回し&リアクションの手法が取られていて、イム・ウォンヒら俳優たちの台詞は現場録音ではなくアテレコ、それも声優によって吹き替えられています。このアテレコによる良い意味での“古臭い台詞回し”は個人的にはとても懐かしく感じられました。
また肝心のアクションも、あの『シティ・オブ・バイオレンス/相棒』(06)であれほど現代的かつハイ・レベルのクンフー・ファイトを構築したスンワン導演が、この『タチマワ・リー』ではややコミカル・タッチが過剰気味とは言え、敢えて70年代韓国クンフー映画と同様のシンプルで荒々しい“殴る、蹴る”を中心としたクラシカルなアクションを披露していきます。
それらのある意味ノスタルジックなアクションを経て、この作品中におけるアクションの一番の見せ場が、映画の中盤でリュ・スンボム演じる悪漢に片手を潰されたタチマワ・リーが自分を助けた娘の亡き父親が持っていた武芸の指南書から“獨臂剣法”に開眼し、特訓の果てにタチマワ・リーが断刀を手にスンボムら悪漢集団を片っ端から蹴散らす大乱戦でしょう。
この迫力の剣劇アクションは、言うまでも無く王羽主演『獨臂刀』(67)、そしてそのリメイクである趙文卓主演『ブレード/刀』(95)へのオマージュ的な剣劇アクションとして見事な完成度を誇るシーンですし、超おバカ映画に終始しているこの映画に「ビシッ!」とした1本の柱的な役割を果たしている重要なアクション・シークエンスですね。
とにかく個人的には映画を観ている間に何回爆笑したか判らないほど超ナンセンスなギャグが満載されていますが、そうは言いながらも映画のラストでタチマワ・リーと相棒の女スパイが悪漢の日本人に向かって颯爽と「この悪人め!さあ、受け取れ!地獄行き急行列車の最後の切符をォォ!」の決め台詞を言い放つシーンは超カッコイイねー!!あ、よ~く観ると映画の中で一瞬ですがチョン・ドウホンが顔を見せているシーンがあるので是非チェックしてみて下さいね。

最後にこの『タチマワ・リー/悪人よ、地獄行き急行列車に乗れ!』の映像を快く提供して下さったkazuさんに感謝します。ありがとうございました。
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熱風!韓国LEGENDS⑯ “旋風方世玉武星”韓国へ!孟飛&黄家達主演『天下無敵』

2008-12-13 14:28:49 | 熱風!韓国LEGENDS
昨日は都内某所の輸入DVD店で、呂小龍主演『霹靂龍拳』DVDとフィリップ・リー&エリック・ロバーツ主演『ベスト・オブ・ベスト2/帝王伝説』DVDを購入しました。特に『~帝王伝説』は監督のロバート・ラドラーとフィリップ・リーの副音声解説、「コロセアムの内側」と題したメイキング・ドキュメンタリー、2種類のオリジナル劇場予告編と特典がかなりの充実度で嬉しかったなぁ。それにしてもフィリップ・リーってもっと人気が出ても良かった本格派の韓国武打星だったのに日本では結局ブレイクしなかったですねえ(溜息)。

さて、「熱風!韓国LEGENDS」第16弾は、孫陽導演、リー・フォアマンこと孟飛、黄家達、貝帝主演『天下無敵』(78)です。この作品も香港(あるいは台湾)と韓国のコラボ作品で、韓国では79年1月1日にキム・ジョンセンこと金鍾声との共同導演の形で公開されています。
今回私がレビューに使用したのは古いコレクターなら思わず懐かしい!と涙する台湾のビデオ・メーカー「勝忠」から昔に発売されていた北京語版のVHSで、題名も「武林第一剣(武の字が画面からはみ出ていて観難いのですが)」となっています。物語的には中文字幕が画面の下に隠れたりでちょっと把握し難いのですが、孟飛扮する“天下無敵”の通り名を持つ拳士・熊剛が、翠華剣なる秘剣の争奪戦に巻き込まれていく、という展開のようです。
ちなみに武術指導は本作にチョイ役で出演もしている唐家拳です。
で、いきなり映画の冒頭で孟飛vs陳星という豪華対決が実現しますが、ここでアッサリと陳星は孟飛に倒され御役御免となり(苦笑)、その後は孟飛vs麗しき貝帝(本作でもその美貌は衰えず!)&貝帝に仕える凄腕高官の張莽(韓国側から参戦!)との攻防戦が続きます。言い遅れましたが、本作は当然韓国ロケーションを敢行していて、劇中ではお馴染みのロケ地である洪裕陵なども登場しています。
ただ注目なのは本作では香港側から孟飛と共にもう1人、黄家達が湯虎なる拳士役で参加している点で、黄家達は映画の中盤で孟飛とそれは激しい一騎打ちを延々と展開するんですが、この2人の対決シーンは『天下無敵』の大きな見せ場と言っていいでしょう。
そうは言っても香港&台湾を代表する2大武打星がわざわざ韓国まで足を運んで激闘を展開するシーンでありながら、闘いの最中に黄家達の左腕が孟飛によって「バリッ!」と切断されたかと思ったら、すぐに黄家達がいともアッサリとその左腕を「カチャッ!」と自分の身体にハメ込むように戻すのには観ている私も目が点になりました(苦笑)。
さらに映画のクライマックスでは、今回はメインの悪役として大活躍の張莽が自分の配下の黒頭巾の拳士軍団を率いて“刀脚百足陣”とか“怪手蛇形陣”とかヘンテコなフォーメーションを組んで孟飛に闘いを挑みます。
もう最後は上半身裸となった両雄(ここで何故かカット編集あり)ですが、ここで激突の果てに何と張莽が孟飛の肩から腕から身体中を所構わず「ガブ!ガブ!」と驚きの反則噛み付き攻撃を敢行!もうこれには観ている私は思わず「張莽、お前は韓国のフレッド・ブラッシーかぁ!?」とまたも唖然!(爆笑)。
最後は貝帝の助けもあり、孟飛のジャンピング・キックを浴びた張莽が翠華剣を自らの口に串刺しにされ、そのまま貝帝と並んで崩れ落ちて劇終です。

導演の金鍾声は黄楓との共同導演作品の形で、本作『天下無敵』にも出演している黄家達、あるいは茅瑛や王虎出演作品『浪子一招』(77)の韓国バージョン『少林天下』(78)や、劉家良との共同導演作品として『続・少林寺三十六房(TV放送題名『少林寺拳道』)』の韓国バージョン『少林龍門房』(80)、さらに日本では『仏陀竜の蛇拳(中国題名『北少林』)』の邦題でビデオ化していた李在榮主演『蛇龍寺』(83)などの導演作品を残していますね。
また主演の孟飛はご存知のように『武道大連合/復讐のドラゴン』(72)や『旋風方世玉』(77)、または『少林寺マスター』(78)など数々の作品で少林英雄・方世玉を演じた武打星で、ちょっと前に台湾のTVが戚冠軍を特集した番組にヒョッコリとゲスト出演してオールド・ファンをビックリさせていました。
それにしても私は個人的にはどうしてもメン・フェイ(孟飛)という名前が今だに馴染み難くて・・だって私たちドラゴン・ブーム直撃世代には孟飛って言ったらもう問答無用でリー・フォアマンでしたからねえ。
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魔女が手にするは悪魔の剣か怪剣か!?幻の新派奇情武侠片、白瑛主演『妖女剣』

2008-12-12 07:37:22 | 作品レビュー
ここ数日間かかりっきりだった原稿を昨日やっと2本入稿したので、昨日は前から楽しみにしていたキム・ギヨンDVDボックス(『高麗葬』や『虫女』など4作品収録&日本語字幕付き!)を購入したり、あの『続・拳撃/悪客』に江波明子役で出演していた芳仁子も出演している張一湖導演&金芝美主演の韓国映画など数本を入手したりと久々にノンビリしています。と言うかこれでやっと芳仁子が韓国映画で活躍していた女優さんだった事がハッキリしましたね。
あと同じく前からDVDを入手したまま中々観る時間が無かったドニー兄貴の新作『画皮』や成龍出品&洪金寶主演『武術之少年行』も近日中に観賞予定です!

さて、最近これまた以前から観たいと思っていた香港武侠片で、金印導演、白瑛&康威主演『妖女剣(又題:怪剣)』(68)を観ることが出来ました。因みに今回入手出来たのは遥か以前に韓国でリリースされていたVHSで、北京語&ハングル字幕のバージョンでした。
この『妖女剣』は同じく昔に韓国で発売されていた「韓国ビデオ年鑑89」にジャケット写真入り(主役の白瑛と思われる女性が「クワァァッ」とこちらを睨んでいる異様かつ強烈なジャケ!)で載っているのを観て以来凄く観たかった作品だったんですが、何故か中々ビデオが見つからず今回恐らくは当時殆ど唯一のVHSリリースだったと思われる韓国版のビデオをやっと今回入手する事が出来た次第です。
と言いながらこの『妖女剣』、当初の期待とは裏腹にどうも典型的なユ~ルユルの60年代香港武侠片で(苦笑)、序盤で白瑛演じる女剣士が悪辣な男性剣士に強姦され、その2人の間に生まれた(と思われます)女侠・石玉清(白瑛。2役)が活躍の果てに仙人の許で修行し、最後は醜い顔になってしまった母と共に悪漢を倒す、という「おいおい、何処で肝心の“妖女剣”が出て来るんだい?」って感じの何の盛り上がりもない展開の作品でしたねえ(トホホ!)。
まあ北京語&ハングル字幕のみだったので物語展開が今ひとつ把握出来なかった事も私がこの武侠片を余り楽しめなかった理由の一つかも知れませんが、劇中には端役ながらまだお若い袁小田も顔を見せていたり、武術指導を今は亡き陳少鵬が劉家榮と共同で担当していたりとそれなりに見所はあったんですけど。
とは言いながら完全に作品自体が韓国版のド迫力のビデオジャケットに“ジャケ負け”している『妖女剣』でした。

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“アジアの黒豹”韓国へ!倉田保昭、ショウ・ブラザース作品第2弾『四騎士』リリース!

2008-12-09 12:33:42 | DVD&Blu-ray情報
まだまだ原稿と格闘中の毎日なんですが、さらに昨日某誌から原稿用のサンプルDVDが4枚届いたので、これは当分この状態が続きそうだなぁ。そんな中、昨日は息抜きにクォン・ヒョンジン導演、ユ・へジン主演の韓国スプラッター・サスペンス『トラック』(07)を観たんですが、これは中々面白かったですね。
冴えないトラック運転手の主人公(ユ・へジン)が病気の娘の治療費を稼ぐためにヤクザが仕切るイカサマ賭博に手を出しボロ負けしてしまい虎の子のトラックまで取られます。ところがヤクザのボスがへジンにトラックや借金をチャラにしてやる代わりに自分が殺した人間の死体の山を何処かに人知れず捨てて来い!と命じます。
こうして自分のトラックの荷台一杯に死体(!)を積んだへジンの地獄ロードがスタートしますが、途中でへジンのトラックに負傷した警官が乗り込んで来ます。ところがその警官こそ護送中に本物の警官たちを惨殺して警官に成りすましている凶悪な殺人鬼(チン・グ。怪演!!)だった・・!
後ろに死体の山!隣に殺人鬼!果たしてユ・へジンはこの狂気の事態をどう切り抜けるのか!?
皆さんもご存知のように近年の韓国映画でチンピラ役や三下ヤクザ役とかをやらせると絶妙の存在感を出すユ・へジン初の単独主演作がこの『トラック』なんですが、個人的には十分な及第点を進呈したいスプラッター・サスペンスの佳作でした。

さて、前回ご紹介したキングレコードさんから発売の『続・拳撃/悪客』(72)と同時期に、同じく倉田保昭の香港ショウ・ブラザース作品出演第2弾である張徹導演による『四騎士』(72)も遂に明日10日にDVDリリースとなります。
こちらの『四騎士』も『~悪客』と同じく封入ブックレットとDVDジャケ裏解説を私が執筆していますので、是非よろしくお願いします。で、今回この『四騎士』に関しても「映画秘宝」の連載レビューやDVDのブックレットでは触れられなかった幾つかの事柄を中心に書いてみたいと思います。
まず言うまでも無く、この『四騎士』は時代設定が朝鮮戦争終結直後の韓国はソウルが舞台なので、映画でも実際に72年前後の韓国にロケーションを敢行していて当時の韓国市街の様子を見ることが出来ます。
またこの映画の助導演を担当しているのが後の“Mr.IFD”こと何誌強と若き日の呉宇森というのが実に興味深いですねー!ただこの時期は何誌強の方が呉宇森よりも立場的には上だったようですけど。
また同じく韓国が舞台と言う事で、劇中でもティ・ロンやルー・ティが韓国語(吹き替え)を流暢に喋りますが、この韓国語での会話シーンもこれまで何十年も出回っていた英語バージョン等では聞く事が出来ず、今回の北京語バージョンで初めて聞く事が出来ます。
で、注目の倉田さんですが、今回はアンドレ・マルキス演じるホークスの部下の雷泰なる冷酷な幹部役なんですが、序盤の空き地でのティ・ロンを相手にしての凄み溢れる佇まいを観るまでもなく、倉田さんの演技面での実力が前作『~悪客』に比べてこの『四騎士』では格段に進歩しているのが明らかです。
そう言えば倉田さんはこの『四騎士』の共演者の1人である陳観泰に関する本作撮影時のユニークなエピソードを倉田さんの近著「香港アクションスター交友録」(洋泉社刊)で語っていたかと思いますので、ご興味のある方は是非読んで見て頂ければと思います。
あと以前にも触れましたが、この『四騎士』では劇中のバーの店内のジュークボックスの前で女性と戯れる軍人役でまだ張徹導演に売り出される前のアレクサンダー・フー・シェンが確認出来ますし、他にもフォン・ハックオン、劉家榮、任世官、徐蝦、袁和平など錚々たるメンバーが絡み役で顔を出しています。
あ、勿論可憐な李麗麗、あるいは妖艶なティナ・チンなどの女優陣も要チェックでしょう。
またクライマックスの体育館内で姜大衛ことデビッド・チャンやティ・ロンたちが韓国軍の銃撃によって壮絶に朽ち果てていく展開は、さすがに張徹導演による“浪漫暴力悲劇”の絶頂期の1本なだけに、まさに圧倒的な迫力と共に私たちに迫って来ますが、この体育館の中に何故かトランポリンがあるのがちょっと違和感があったりします(苦笑)。
これはこの『四騎士』の4人の主役の1人で、サーカス芸人一家出身である王鍾の持ち味の軽業アクションをより効果的に見せるための処置だと思いますし、実際に本作での王鍾は4人の主役たちの中でも特に目立つし、また印象に残る役柄でしたね。
最後にこれは余談ですが、王鍾はこの『四騎士』の撮影中に足にデキ物が出来てしまい医者に行く羽目になったんですが、ティ・ロンや倉田さんも含めた出演者たちはこの韓国ロケの撮影時以外では相当遊んだそうですね。
でもその中でただ1人、姜大衛だけは全く遊べなかったんです。それは何故か?実はこの韓国ロケには大衛の最愛の女性である李琳琳が一緒に来ていたんですね。うう~ん、それじゃ流石のデビッドも遊べないよねえ(苦笑)。
と言うわけで『続・拳撃/悪客』に続き、“アジアの黒豹”倉田保昭が今度は韓国を舞台に大暴れするショウ・ブラザース作品『四騎士』、いよいよ明日DVDリリースです!

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