超級龍熱

香港功夫映画と共に

今日は“世紀の闘神”李小龍の83回目のお誕生日です。

2023-11-27 01:21:22 | 闘神伝説~李小龍

さあ!今年も11月27日がやって来ました!“世紀の闘神”李小龍の83歳のお誕生日です。

昨日11月26日にリーさんのお誕生日前夜祭として格闘技の“聖地”「闘道館」で「龍熱トークライブ2023」を開催しました。大変ありがたい事に今年も寒い中多くの李小龍信者の方々が駆けつけて下さり、私も皆さんと一緒に今年公開50周年を迎えました世界アクション映画不滅のモニュメント『燃えよドラゴン』(73)の偉大な足跡と知られざる真実を熱く語り合いました。

今年もこうして私なりのやり方でリーさんへの追悼セレモニーを無事にやり遂げた事で、今はその達成感と協力して下さった方々への感謝の気持ちで本当に幸せです😊。改めまして「龍熱トークライブ2023」にご来場下さった方々に厚く感謝致します。本当にありがとうございました!!

そして最後に今回の「龍熱トークライブ2023」にして「燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル」の決め台詞をここでもう一度熱く叫ぶ事でリーさん、いや“世紀の闘神”李小龍への心からのお誕生日メッセージとしたいと思います。我が名は李小龍!ENTER THE DRAGON!!ドラゴン登場!!誠意献給一代巨星、李小龍!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ明日開催!「龍熱トークライブ2023」サイン会対象グッズについて。

2023-11-25 18:01:46 | 闘神伝説~李小龍

さて、いよいよ明日となりました「龍熱トークライブ2023」ですが、当日行われるツーショット&サイン会についてお知らせです。

明日は「闘道館」さんでサイン会用ポートレートをご用意して下さいますが、私の著作、DVDなど皆さんがお持ちになった李小龍関連の私物にもサインを入れさせて頂きます。よろしくお願いします。

まだチケットご購入は間に合いますし、明日当日飛び込み参加も勿論大丈夫です。ではでは明日、巣鴨は格闘技の聖地「闘道館」でお待ちしています😊。我が名は李小龍!ENTER THE DRAGON!!ドラゴン登場!!

「龍熱トークライブ2023」チケットお申込みはこちらです!→https://www.toudoukan.com/ryuunetsu2023


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル⑦ 撮影初日に秘められた衝撃の新事実!!

2023-11-24 17:51:52 | 闘神伝説~李小龍

さて、いよいよ明後日に開催が迫りました「龍熱トークライブ2023」ですが、今年のメインテーマは公開50周年を迎えた『燃えよドラゴン』(73)となります。その『燃えよドラゴン』の劇中で、ご覧のハンの要塞島に到着した李振強(李小龍)を美しい女主人タニア(アーナ・カプリ)が艶やかなコールガールたちを引き連れもてなす場面が登場します。

実はこのシーンこそ李小龍にとって『燃えよドラゴン』クランクイン初日、つまり撮影第1日目でした。本作『燃えよドラゴン』で悲願であったハリウッド帰還を固く決意していた李小龍は緊張のためか顔が強張り、その場でNGを連発してしまいます。それを見たアーナ・カプリが「ブルース、大丈夫よ。リラックスしましょう!」と優しく声をかけました。このアーナの心優しい気配りのおかげで落ち着く事が出来た李小龍は、以後NGも出さずに順調にこのシーンを撮り切ったのでした。

この李小龍とアーナ・カプリの心に温まるエピソードも含めて、この白のトーナメントウェアを着込み、まさに自分自身にとって人生最大の“勝負映画”の撮影第1日目に挑む李小龍の姿は表情豊かであると同時に実に魅力に溢れた佇まいです。そして今回の「龍熱トークライブ2023」のメインプログラム「燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル」では、その運命の『燃えよドラゴン』撮影第1日目に挑んだ李小龍の衝撃にして驚愕の新事実が明らかとなります!!

その李小龍が人生を懸けた“勝負映画”『燃えよドラゴン』の本邦初の衝撃にして驚愕の新事実とは何か!?その最初で最後の公開となる事実を明後日「龍熱トークライブ2023 」で是非皆さんご自身の目で見届けて下さい!!我が名は李小龍!ENTER THE DRAGON!!ドラゴン登場!!

 

「龍熱トークライブ2023 」チケットお申込みはこちらです!良い席はどうぞお早めに!!→https://www.toudoukan.com/ryuunetsu2023


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『死亡遊戯』信者も必見!「龍熱トークライブ2023」今週開催!!

2023-11-22 13:10:00 | 闘神伝説~李小龍

いよいよ今週26日の日曜に開催が迫りました「龍熱トークライブ2023」ですが、確かに今回のトークライブのメインテーマは公開50周年を迎える『燃えよドラゴン』(73)ですが、今年で5回目を数える「龍熱トークライブ」の裏テーマこそ『死亡遊戯』!!
今回も『燃えよドラゴン』と背中合わせのように『死亡遊戯』信者の皆さん必見のプログラムもご用意しております。是非ご来場をお待ちしています!我が名は李小龍!ENTER THE DRAGON!!ドラゴン登場!!

「龍熱トークライブ2023」チケットお申込みはこちらです!→https://www.toudoukan.com/ryuunetsu2023

Our Dragon Fever Talk Live2023 also  provide you rare Game of Death informations too.So don't miss it!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル⑥『死亡の塔』に挿入された5分間の真実!

2023-11-20 15:31:05 | 闘神伝説~李小龍

さて、いよいよ「龍熱トークライブ2023」開催が今週末に迫って来ましたが『燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル』第6回です。1981年に劇場公開された『ブルース・リー死亡の塔』を我々李小龍信者が観た時、そこに我々が期待した『死亡遊戯』の未公開映像は無く、代わりに劇場の大スクリーンに映し出されたのは『燃えよドラゴン』(73)の約5分間の未公開映像でした。

確かに期待した『死亡遊戯』の五重塔ファイトや新界野外ロケは観れませんでしたが、この時に公開された李振強が「少林寺振強拳法與練習第三集」なる題名の教則本を手に取るシーン、李振強が方丈(喬宏)と会話するシーン、李振強が美玲(鍾玲玲)と室内で会話するシーンは、ファンがそれまでその存在すら知らなかった未公開映像であり、なぜこれらのシーンを『燃えよドラゴン』本編に使用しなかったのか?が当時もファンの間で熱く議論が交わされました。

さらに後年、粗悪画質ながら李振強と美玲の会話シーン別テイク、李振強がオハラに「出ていけ!」と“中国語”で凄むシーン、李振強がキャットスーツを着込むシーン、そして石堅のNGテイクなど約15分の未公開シーンも流出した事で、我々ファンも「これは『燃えよドラゴン』にはまだ我々が観た事がない未公開フィルムが存在しているのかも知れない!?」との熱い期待を抱かせる事となったわけです。

特にこの粗悪画質のアウトテイク集に何度も登場するカチンコに書き記された「中文」の文字は、アテレコではなく撮影現場でも李小龍たち出演者が中国語(恐らく李小龍以外は北京語)を話す中国語バージョンの『龍争虎闘』が撮影されていた事を意味し、さらなる大きな驚きとなりました。それはアーナ・カプリやジョン・サクソンが個人で撮影した8mm映像ではない事から、果たしてワーナー・ブラザース、嘉禾影業、協和電影公司、セコイアピクチャーズら4つの映画製作会社の何処がこれら未使用フィルムの映像権利を持つのかも同じく大きな焦点となりました。

そして『ブルース・リー死亡の塔』に挿入された約5分間、流出した粗悪画質の約15分のアウトテイク集。これらの未使用フィルム以外に『燃えよドラゴン』の未公開フィルムは果たして存在するのか?『燃えよドラゴン』公開から50年目の今年11月26日に「龍熱トークライブ2023」がその李小龍不滅のモニュメント最大の謎に挑みます!そう、全ての答えは「燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル」で解き明かされる!!我が名は李小龍!ENTER THE DRAGON!!ドラゴン登場!!

「龍熱トークライブ2023」チケットお申込みはこちらです!→https://www.toudoukan.com/ryuunetsu2023


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『燃えよドラゴン』最後の謎に迫る!「龍熱トークライブ2023」来週開催!!

2023-11-19 12:38:02 | 闘神伝説~李小龍

『燃えよドラゴン』の未公開フィルムを語る時、どうしてもぶち当たるのが問題作品『ブルース・リー死亡の塔』です。
『〜死亡の塔』に挿入されたあの約5分間の『燃えよドラゴン』未公開シーンは果たして何だったのか?
なぜあの未公開シーンが存在したのか?あの未公開シーンはどこに保管されていたのか?そしてなぜ『死亡の塔』に装入されたのか?
そのまさに“底が丸見えの底なし沼”に今回「龍熱トークライブ2023」が挑みます!!皆さん、11月26日は闘道館でお待ちしています😊。よろしくお願いします!

「龍熱トークライブ2023」チケットお申込みはこちらです!→https://www.toudoukan.com/ryuunetsu2023

Dragon Fever Talk Live2023 now tickets on sale!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル⑤ 猛龍大飛翔アクションの真実!

2023-11-17 12:39:41 | 闘神伝説~李小龍

さて「燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル」第5回は、私こと龍熱が『燃えよドラゴン』(73)の劇中で李小龍が披露する数々の猛龍アクションで最も好きなアクションシーンについて検証したいと思います。

それが『燃えよドラゴン』のクライマックスで、武器博物館を舞台に悪漢ハン(石堅)との一騎討ちに挑んだ李振強(李小龍)が「ウリヤアアアアァァァ!」の怪鳥音と共に大ジャンプ!空中でハンの鉄の爪を腹部に受けながら着地!さらにその腹部の血を一舐めすると「オアアアアァァォォ!」と再び咆哮と共に大ジャンプ!から、今度はハンの顔面を蹴り上げ着地すると「ペッ!」と凄味タップリに血を吐き出す、というまさに伝説的なアクションシークエンスです。

私は『燃えよドラゴン』と聞くと、必ずこの李振強☓ハンの大飛翔アクションを思い浮かべます。それほどこの大飛翔のシーンが大好きなんですね。思えば、李小龍は『ドラゴン危機一発』(71)で李三脚と称された電撃の連続廻し蹴りを披露し、『ドラゴン怒りの鉄拳』(72)では怪鳥音とヌンチャクを披露し、『ドラゴンへの道』(72)ではダブルヌンチャク、棒術、吹き矢を披露するなど、それら主演作品群では毎回独創性溢れる猛龍アクションを披露して来ました。そして李小龍が悲願だったハリウッド帰還作品である『燃えよドラゴン』では、それまでの3作品で李小龍が披露して来た様々な猛龍アクションを改めて集大成の形でカタログ的にジックリと観客に見せています。

これは李小龍がアジアの観客だけでなく、それこそワーナー・ブラザースが網羅する世界中の映画ファンに対して、李小龍自身が「皆さん、これが私ブルース・リーのクンフーアクションです。どうかジックリ堪能して下さい。これから私が、いやドラゴンがいよいよ世界に羽ばたきます!」との荒々しくも華麗なメッセージでありセレモニーだったわけです。

ただこの李小龍☓ハンの大飛翔アクションについては、それまで『ドラゴン危機一発』で鄭潮安☓マイ工場長(韓英傑)のクライマックスファイトで、そして『ドラゴン怒りの鉄拳』(72)のクライマックスの陳眞☓鈴木寛(橋本力)の一騎討ちで、それぞれトランポリンアクション、ワイヤーアクションとして似たような大ジャンプアクションが披露されていますが、この『燃えよドラゴン』の大飛翔は李小龍の気迫と闘志が他の2作品とは全く違いました。

それは怨敵ハンに対して李振強が怒りと悲しみで口元をブルブル!と震わせながら咆哮する怪鳥音の異様にして妖気さえ感じさせる佇まいを見れば一目瞭然で、それはまるで消えかかる自らの命の炎を懸命に燃やし続けながら闘う一匹の猛龍、まさにドラゴンのようでした。そう、この『燃えよドラゴン』こそ李小龍がその32歳の生涯の最後の最後に全身全霊、文字通り魂を込めて完成させた、不滅のモニュメンタルだったのです。我が名は李小龍!ENTER THE DRAGON!!ドラゴン登場!!

 

「龍熱トークライブ2023」チケット絶賛発売中です!→https://www.toudoukan.com/ryuunetsu2023


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼太郎出生の秘密が明らかに!?『鬼太郎誕生〜ゲゲゲの謎』今週公開!

2023-11-15 23:38:15 | 作品レビュー

さて、一昨日は都内某所で水木しげる原作、古賀豪監督『鬼太郎誕生〜ゲゲゲの謎』(23)を試写で観て来ました。

映画は昭和31年の日本を舞台に、山深い哭倉村から日本の財政界を牛耳る龍賀時貞翁の死を知った血液銀行社員の水木と失踪した妻を探し求める鬼太郎の父が哭倉村で起きた殺人事件に巻き込まれた事で、その妖気漂う山村に潜む想像を絶する怪異に立ち向かっていく展開です。

前半の水木と鬼太郎父の奇妙な出会いから、2人が次第に龍賀家に巣食う恐ろしい魔物の存在を知り、それに共に立ち向かう事を決意する辺りまでは、まるで横溝正史の傑作犯罪ミステリー「八つ墓村」を彷彿させる緊張感に満ちた流れで圧巻です。特にその細やかで、それでいてオドロオドロした龍賀一族たちの描写や不気味な怪奇現象は、まさに大人の観客たちの観賞に十二分に耐えうる第一級のミステリーアニメに仕上がっています。

ただ当たり前ながら本作が『ゲゲゲの鬼太郎』の外伝的作品である事で、映画の後半からは劇中の主人公が水木から鬼太郎父へと移り、映画は幽霊同士による妖術合戦になるのは、ある意味仕方がないでしょう。

この終盤の妖術合戦はそれなりに迫力もあり見応えもありますが、その妖術合戦の主役が殆どの観客が期待する鬼太郎ではなく鬼太郎父である事から、鬼太郎父が使う妖術も鬼太郎が使うお馴染みの霊毛ちゃんちゃんこや髪の毛針とは違い今一つ馴染みがない妖術で、そこは我々がどうしても感情移入しずらく、私はこの最後の闘いもイマイチ乗れませんでした。

要するにミステリータッチの映画の前半が余りに素晴らしかっただけに、後半の本当なら映画のクライマックスであるはずの妖術合戦がどうしても子供チックな闘いに見えてしまう。それが色々な意味で残念でした。最後に現在の鬼太郎の父こと目玉オヤジの声を長年鬼太郎の声を担当された野沢雅子さんが貫録でアテられていたのが個人的には嬉しかったです。

この『鬼太郎誕生〜ゲゲゲの謎』は今週11月17日からロードショー公開との事です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

衝撃未公開映像に備えよ!それが「燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル」だ!!

2023-11-14 22:10:37 | 闘神伝説~李小龍

さあ!今月11月26日開催が迫る「龍熱トークライブ2023」ですが、当日メインプログラムとして用意しております超極秘映像「燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル」について、いまお話出来るギリギリのレベルまで言及したいと思います!

今年の夏に李小龍関連未公開フィルム最後の大物である『死亡遊戯』の丸太戦映像が公開されました。これ自体は大変喜ばしい事ですが、では李小龍関連の未公開フィルムはもう存在しないのか!?いやまだ存在していた!!

それも『ブルース・リー死亡遊戯』(78)で使用を検討されながらお蔵入りし、『ブルース・リー死亡の塔』(81)では僅かしか使用されず、まさにその後は数奇な運命に翻弄されたまま、今も完全未公開状態の高画質フィルムが存在していたのだ!!

その李小龍信者驚愕の未公開フィルムが今回「龍熱トークライブ2023」で本邦初、そして最初で最後、たった1度だけの奇跡の上映と相成ります!!まさにこの機会を逃せば2度と観れない衝撃的猛龍未公開フィルム「燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル」!!是非とも当日「龍熱トークライブ2023」の会場で皆さん自身が“奇跡の目撃者”となって下さい!!我が名は李小龍!ENTER THE DRAGON!!ドラゴン登場!!

「龍熱トークライブ2023」チケットお申込みはこちらです!→https://www.toudoukan.com/ryuunetsu2023

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル④ 洪金寶&茅瑛!偉大なる2人の共演者!

2023-11-14 14:57:04 | 闘神伝説~李小龍

さて、『燃えよドラゴン ザ・モニュメンタル』第4回は、李小龍の遺作にして世界アクション映画不滅のモニュメント作品『燃えよドラゴン』(73)で李小龍と共演を果たした2人の偉大なるレジェンドであるサモハンこと洪金寶とアンジェラ・マオこと茅瑛に触れたいと思います。

私はサモハンには2006年にサモハンが『SPL狼よ静かに死ね』(05)の宣伝プロモーションで甄子丹と呉京と共に来日した際にインタビューしています。この時のサモハンのインタビューで、私がサモハンの口から『死亡遊戯』のために金泰靖☓黄仁植戦を確かに撮影したとの証言を引き出した事実は皆さんもご存知だと思いますが、同時にサモハンには『燃えよドラゴン』のオープニングの少林寺の組手シーンについても訊いています。

サモハン曰く「あの『龍争虎闘』の少林寺のファイトシーンでは現場で李小龍が俺に何故か怒ってるんだよ。あの僕が何かしましたか?と訊いたら、李小龍が「お前は俺の『死亡遊戯』に出ると約束したのにすっぽかした!」と。慌てて俺が「いやあの時は僕も『死亡遊戯』に出るつもりで嘉禾からの連絡を何ヶ月も待ってたんですが何の連絡もなかったんです。俺も家族がいるんで仕事しないわけにいかなくて他の映画の撮影で韓国に行ったんですよ!」と必死に釈明したよ。最後には李小龍も分かってくれてホッとしたぜ!」

また2007年には映画祭のゲストで来日したアンジェラ・マオにも2日間に渡ってインタビューしましたが、インタビューでは当然アンジェラが李小龍演じる李振強の妹役で出演した『燃えよドラゴン』についても訊きました。

アンジェラ曰く「ああ、『龍争虎闘』ね。あの映画は私が『アンジェラ・マオの女活殺拳』(72)を撮影しているセットに李小龍がやって来て、私に「ユーに決めた!今度の僕の映画の妹役はユーにするから!」って。私と暴漢たちのアクションシーン?はい、あれは確か嘉禾のスタジオの裏で撮ったと思うけど、実は最初に監督(ロバート・クローズ) が撮ろうとした私が暴漢と闘いながら逃げる場所は別の場所だったの。でもその乱闘シーンが犬がいる場所だったのね。実は私は犬が嫌いで、その犬が凄く吠えるので監督がじゃあ場所を変えようと言ってくれて場所を変えてアクションシーンを撮りました。あと『龍争虎闘』で李小龍と私が海外マーケットにデビューして、李小龍が『死亡遊戯』を完成させてから、嘉禾は今度は李小龍と私をコンビで本格的に海外マーケットに売り出そうと計画していたの」

サモハンとアンジェラ・マオ、この2人の偉大なレジェンドが語る『燃えよドラゴン』出演時の思い出を回想しながら改めて私が思う事。それは本作『燃えよドラゴン』のオープニングで李小龍が洪金寶との組手シーンでオープンフィンガーグローブを付け、打つ、投げる、そして固めるという総合格闘技の夜明けを観客に披露して見せた事。さらに李小龍自ら主人公の妹役に指名したアンジェラが暴漢たちと勇敢かつ果敢に闘うクンフーアクションで香港アクション映画が世界トップクラスである事を同じく観客に知らしめた事です。

そしてこの2つの素晴らしいアクションを李小龍が認め信頼したサモハンとアンジェラ・マオという2人のドラゴンが披露したからこそ、中盤のハンの武術トーナメントで怨敵オハラ相手に李小龍がその卓越したクンフーアクションを初めて本格的に披露する場面が最大限に生かされたわけです。

最後に私が目の前に座るサモハンとアンジェラ・マオに『燃えよドラゴン』、いえ『龍争虎闘』について質問した時の2人の何とも誇らしげで懐かしそうな表情からは、自分たちは李小龍が世界に飛翔したあの『龍争虎闘』に李小龍自らの指名で出演したんだ!との強烈にして歓喜に満ちたプライドをハッキリと感じ取る事が出来て心から感激したのでした。我が名は李小龍!ENTER THE DRAGON!!ドラゴン登場!!

 

「龍熱トークライブ2023」チケットお申込みはこちらです!→https://www.toudoukan.com/ryuunetsu2023

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする