超級龍熱

香港功夫映画と共に

亡き真樹日佐夫主演『カラテ大戦争』オリジナルVHSに想う。

2024-05-01 12:18:58 | 作品レビュー
故真樹日佐夫主演『カラテ大戦争』オリジナルVHS。真樹先生と言えば漫画「ワル」の原作者であるばかりか、数々の著作を上梓し、自身も極真空手の有段者にして、故梶原一騎先生の実弟です。
ただこの『カラテ大戦争』、何故か日本映画なのに全編に渡り真樹先生の声が吹き替えられてまして😅、龍熱的には本作の最大の売りである「決闘シーンは全て真剣勝負!」以上にこの真樹先生の声吹き替えがやたら印象に残っています。
余談ですが、本作に出演している陳耀林は『死亡の塔』韓国バージョンのオープニングクレジットに名前がありながら本編には一切登場しなかった、というある意味『死亡の塔』韓国バージョンの大きな謎の1つに関わる武打星です。
最後に梶原一騎&真樹日佐夫兄弟の終生の目標が「俺たちは石原慎太郎&石原裕次郎兄弟を超えて見せる!」でした。
龍熱はその成果達成よりも、時に無頼で粗暴な人生を生きた高森兄弟のこの余りに壮大で純粋な目標を知った時の素直な感動は今でも強烈に覚えています。
梶原一騎先生も真樹日佐夫先生もその本当の素顔は照れ屋で純粋な人。だからこそ少年時代の我々が血湧き肉躍ったスポ根漫画の傑作群を世に送り出せた。
龍熱は真樹先生がお互いが良いオジサンになっても兄の梶原一騎先生を何時までも「お兄ちゃん!」と呼ぶ姿が好きでした。押忍!

Hisao Maki in Karate War Japanese VHS.

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