超級龍熱

香港功夫映画と共に

THIS IS 甄子丹(126)誕生日の今日、ドニー兄貴、ちょっと良い話♫

2019-07-27 11:51:56 | THIS IS 甄子丹

さて、今日はドニー兄貴こと甄子丹のお誕生日ですね♫。本当なら当ブログでもドニー兄貴のお祝い企画を華々しくやりたかったんですが、先日のリーさんこと李小龍の追悼企画でエネルギーを使い果たしてしまいまして、どうしてもちゃんとした特別企画が用意出来ませんでした😂。大変恐縮に思います。

ただせっかくのドニー兄貴のお誕生日ですので、私こと龍熱が以前にドニー兄貴との交流の中で垣間見たドニー兄貴のナイスな素顔、優しい人柄について幾つか書いてみたいと思います😉。

あれはドニー兄貴が香港からロサンゼルスに移り住んで俳優活動をしていた時だったと思います。この頃、私とドニー兄貴はメールのやり取りをしていまして、ある時、襟川クロさんとドニー兄貴がスカパー!のTV番組で対談をした時のビデオをロスのドニー兄貴に送ったんですね。そうしたらドニー兄貴も自分が表紙になったり、中身で特集されたりしてるアメリカの雑誌をドニー兄貴の直筆サイン入りで何冊も私に送ってくれるようになったんです。

で、その内の1冊で、何かその年の「これから期待されるスターたち100人」みたいな特集雑誌がドニー兄貴から送られて来たんですが、何処にもドニー兄貴のサインの入った写真がないんです。私がおかしいなぁ?と思いながらも、その雑誌の最後の方をよく見ると、そこにかなり小さい写真ながらドニー兄貴が紹介されていまして、その写真に何かクチュクチュ!とマジックで書いてあるんですよ。何とそれがドニー兄貴のサインだったんです😅。いや私はそのサインを見た時、ドニー兄貴が「よし、これにもサインして二郎に送ってやるかな!」なんて大真面目な顔でサインしてくれたのかと思うと、嬉しいと同時に思わず笑みが溢れてしまったのを覚えています😊。

もう1つ、ドニー兄貴、ちょっと良い話。あるアメリカの日系向けの雑誌の表紙をドニー兄貴が飾りまして、その雑誌が欲しかった私は図々しくもメールで天下のドニー兄貴に「ドニー、この雑誌が欲しいんだけど送ってくれる?」なんて頼んだわけです。そうしたらドニー兄貴から返信が来まして「二郎、この雑誌なんだけど、まだ俺のところにも送って来ないんだよ。だからちょっと待ってくれよ。悪いな」との事でした。そうする内に何とその雑誌がこのドニー兄貴表紙号を最後に休刊になった事を知った私はガックリしまして、泣く泣くこの雑誌の入手を諦めたのでした😭。それから数ヵ月後、私とドニー兄貴は東京で某映画雑誌の「ブレイド2」(02)のインタビュー取材で再会しました。もう書いても良いと思うので書きますが、このインタビューはホテルのラウンジとかではなく、ドニー兄貴が滞在しているホテルの部屋で行われました。通訳は谷垣健治監督がやってくれました。

そのドニー兄貴の経屋のリビングで私が同行して来た雑誌編集者たちと話していると、ドニー兄貴がスッと私に歩み寄って来て「二郎、これ、遅くなったけど」と私にある物を手渡してくれました。何と!それは数ヵ月前に私がドニー兄貴に頼んだあの雑誌でした!!私は「あっ!これ!?ドニー、サンキュー!サンキュー!」とその雑誌に思わず頬ずりしていました😂。ドニー兄貴は「おお、うん!」と照れ臭そうに答えると、感激する私を横目に見ながら洗面所に入っていきました。そう、ドニー兄貴は数ヵ月も前の私との約束をシッカリと覚えてくれていて、来日する際、その雑誌を私に持参してくれたんです。

ちなみにこのドニー兄貴が私にプレゼントしてくれた雑誌は、その場で表紙にドニー兄貴にサインを入れて貰いまして、拙著「香港クンフー映画評論集/龍熱大全」のカラー頁に掲載しましたので、ご覧になってみて下さい。

以前からドニー兄貴の事を俺様とかワガママとか色々評しているのを見かけますが、私こと龍熱が直接交流したドニー兄貴こと甄子丹は繊細で、ファンに優しく、例え些細な約束でも必ず守ろうと努力してくれる誠実な人でした。

ドニー兄貴、改めましてお誕生日おめでとうございます!今のドニー兄貴の“宇宙規模”の大ブレイク、心から嬉しく、また誇らしく思います。私にとってのドニー兄貴は何時までも“最後の本格派”甄子丹です👍。どうか素敵なバースデーを過ごして下さい。また何時かドニー兄貴と再会する日を楽しみにしています。

Happy birthday Donnie Yen ♫.We hope you and your lovely family having a wonderful birthday !!


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社会奉仕こそヤクザのお仕事です!西島秀俊主演「任侠学園」9月公開!

2019-07-23 14:30:48 | 作品レビュー

先日に当ブログで開催しました「李小龍追悼特別企画2019」ですが、お陰様で圧倒的なアクセス数を達成しました。今回の追悼企画はさすがにテーマがマニアック過ぎるかなと思ったのですが、自信を持って開催して本当に良かったです😊。改めまして当ブログをご覧下さっている皆さんに厚く感謝します。ありがとうございました😊。

さて、昨日は都内某所で木村ひさし監督、西島秀俊主演「任侠学園」(19)を試写で観て来ました。

社会奉仕がモットーの弱小ヤクザ「阿岐本組」は組長(西田敏行)を頭に若頭の日村(西島秀俊)ら僅か数名の組ながら、義理と人情に生きる“善人ヤクザ”。そんな「阿岐本組」がひょんな事から経営不振の高校の建て直しを任される事となります。ところが、その高校の男女生徒たちは様々な問題を抱えているばかりか、高校経営の背後には複雑な利権を狙う悪の影があった!

ハッキリ言ってサラリーマン役や医師役のイメージが余りにも強い西島秀俊にはヤクザ役は完全なミスキャストでしょう。他の組員役の俳優たちもそれぞれのキャラを立たせようと奮闘してましたが、今ひとつ中途半端。その中途半端なキャスティングを救っているのが組長を堂々の貫禄で演じた西田敏行でした。西田さんが登場すると画面がビシッと締まります。

今野敏の人気小説を基に映画化したのは分かっていますし、作品的にはそれなりに纏まった任侠コメディに仕上がっていましたが、龍熱的にはヤクザが高校の理事になったりするのが非現実的過ぎて、その部分が最後までどうしても受け入れられませんでした。

あと木村監督独自のテイストなのか、登場人物同士の会話に「ピィーン!」とか「カーン!」とか妙な効果音が執拗に入るのも、せっかくの人情味溢れる作品をやたら軽くしてしまっている印象を持ちました。

それでも龍熱が興味深かったのが劇中で日村たちが何度か披露する殴り合いアクションがやたら冴え渡ってる点で、その疑問はエンドロールを見て納得しました。本作のアクション協力を下村勇二監督率いるユーデンフレームワークスと倉田プロモーションが担当しているんですね。どおりで映画のクライマックスの日村vs隼勇会のワルの対決シーンのアクションが弾けまくっていたわけです👍。このラストの乱闘は龍熱的には良かったです。

この「任侠学園」は9月27日からロードショー公開との事です。


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「死亡遊戯」&「死亡の塔」Photo Story ③「死亡の塔」韓国版のヌンチャク青年こと李揚道と秦谷&ルイスのスリーショット写真の真実!!

2019-07-20 19:23:20 | 闘神伝説~李小龍

さて「死亡遊戯」&「死亡の塔」Photo Story③ですが、いやこれは超レア&マニアックな写真ですねー!ご覧の写真、左端が黄正利、真ん中がロイ・ホランですね。では右端のまだ童顔の青年は?実はこの青年こそ「死亡の塔」韓国バージョンで、金泰靖ことビリー・ローと地下でヌンチャクを手に闘う戦闘員を演じたカルロス・リーこと李揚道なんです。

現在は武道家として活動している李揚道ですが、当初は呉思遠率いる「思遠公司」のオーディションを密かに受ける形で映画界に入りました。

この驚きのスリーショットが果たして「死亡の塔」韓国バージョンの追加撮影シーンの前後に撮られた1枚かどうかは断言出来ませんが、李揚道の風貌が地下でビリー金泰靖相手にヌンチャクを振り回すシーンと極めて近い事からその可能性は高いかと思います。

で、この手のレア写真はとことん追求する龍熱ですので😉、追悼企画第1弾「10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実」に掲載しましたロイ・ホラン教授のインタビューでの公約通り、私がホラン教授に実際にこのスリーショット画像を見て貰った感想を以下にご紹介します!

ホラン教授「ああ、この男は何度か見かけた事があるよ。ただ彼と会話を交わした事はなかったと思う。申し訳ないけど、これ以上は覚えてないんだよ。私と黄正利はセット現場では他の俳優たちとは余り交流はしなかったからね。唯一の例外が韓国人のテコンドーファイターたちが街に来た時で、その時は夕食やお茶会に誘われたりしたんだけど」

 ホラン教授、今回も数々の貴重な証言本当にありがとうございました。それにしても、まさか「死亡の塔」韓国バージョンのみに顔を見せているヌンチャク青年と、極悪最強戦士秦谷&“死の宮殿”の番人ルイスの驚愕のスリーショットが存在していたとは、本当にビックリしました😅。いや〜これだから「死亡の塔」探しの旅は止められませんねえ👍。

さて「李小龍追悼特別企画2019」第2弾として全3回に渡ってお届けしました「死亡遊戯」&「死亡の塔」Photo Story、如何でしたでしょうか?皆さんに楽しんで頂けたら幸いです。誠意献給一代巨星、李小龍!!

Amazing pic of Hwang Jan Lee,Roy Horan and young Carlos Lee at set.Carlos was nunchaku fighter fought against Kim Tai Jung at cave which only could seen in Tower of Death Korean virsion.I asked this rare pic to Roy Horan and Roy does remember Carlos but actually he never speak with him.

But its really happy and excited to found this kind of historical pic.We would like to thank to Roy Horan and also master Carlos Lee who willing to share such a wonderful pic.


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「死亡遊戯」&「死亡の塔」Photo Story ② 78版「死亡遊戯」1階の決闘シーン流出写真か?謎の黒ジャージ武打星写真に迫る!

2019-07-20 17:50:28 | 闘神伝説~李小龍

さて「死亡の塔」に続いて、今度は「死亡遊戯」の謎に迫るPhoto Story②です。

ご覧の写真、皆さんも恐らくかなり以前から1度は目にしている謎のスチールだと思います。黒のジャージに身を包んだ李小龍スタイルで構える男性が柱の陰に隠れた敵に身構えています。私にはこの男性が金泰靖に見えるんです。ではもしこの男性が金泰靖なら、この決闘シーンのスチールは何の映画の何のシーンなんでしょうか?これまでこの私の疑問を何人もの海外のオーソリティたちにぶつけて見たのですが、誰1人として私が満足出来る答えをくれた人間はいませんでした。で、ここからは龍熱の推測になりますが、もしこの決闘シーンが嘉禾影業が75年から77年までの間に試行錯誤を繰り返しながら様々なバージョンを撮影した「死亡遊戯」の1シーンだったら?さらにそれがサモハンが私に「ああ、撮ったよ!」と断言したレッドペッパーレストラン1階の金泰靖vs黄仁植戦だとしたら?

確かに金泰靖だと思われる男性の目の前に立つ柱は如何にも「死亡遊戯」のセットを彷彿させますし、右側に僅かに片手だけ見える人物が黄仁植だとしたら全てのパズルが合わさるわけです。

まあそれでも金泰靖らしき男性がイエロートラックスーツを着ていないとか、セットがやたらチープだとか、最悪の場合単なるB級ソックリさん映画の一場面😩だったりする可能性もありますので、まだまだ断言は出来ませんが、それでもこの謎のスチールが私たち「死亡遊戯」信者の夢と期待を大いに刺激してくれているのは間違いないでしょう👍。

Long time mystery photo of Kim Tai Jung look a like man confronting his opponent at pagoda like set. So is this Game of Death78 deleted scene? Or Game of Death missing first floor fight? No one could answer my question include myself!! Yes I need answer badly!


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「死亡遊戯」&「死亡の塔」Photo Story ① 謎の8mm親父と秦谷の娘の正体に迫る!

2019-07-20 12:34:53 | 闘神伝説~李小龍

さて「李小龍追悼特別企画2019」その第2弾は該当写真と共に「死亡遊戯」&「死亡の塔」の残された謎に迫る、題して「死亡遊戯」&「死亡の塔」Photo Storyの①です。

まずは「〜追悼企画」第1弾「10人の男たちが語る“闘神”の影武者、金泰靖の真実」でロイ・ホラン教授が約束してくれました「死亡の塔」の出演者群で今もその素性が不明である、秦谷の娘役の女優とボビー・ローと8mmを見ている謎の老人の正体の行方ですが、以下にホラン教授が私に送ってくれた報告メールを翻訳転載します。

ホラン教授「ジロウ、私から香港の知り合いの監督に2人の俳優について彼らの写真を見せて訊いて見たんだけど、2人とも覚えていなかったよ。やはりこの手の情報をこれだけの年数が経ってから調べるのは難しいようだね」

ホラン教授、わざわざ香港の監督(って呉思遠かな?)に確認して頂きましてありがとうございました。まあこの端役俳優2人の素性が分かったらどうなんだ?と言われたらそれまでなんですが😅、やはり「死亡の塔」弁護士会会長の龍熱としてはこの2人の正体が長年気になっている事なのは確かなわけです。いやこれはやっぱり歌舞伎町で「気まま暮らしの女」が流れているクラブを片っ端から訪ねるしかないか?・・と思っていた矢先にもう1人の謎の人物である8mm親父に関する新情報がありまして、どうやらこの親父の名前が楊和(Yeung Wo)だと言うんです。この情報は海外サイト「The Clones of Bruce Lee」の管理人リー・ホームズが教えてくれました。

ただ私が海外データベースなどで改めてリサーチしたところ、どうも楊和は8mm親父とは別人の可能性もありそうなんです。いやはや“死の宮殿”へ辿り着く道はまだまだ険しそうです😅。

この楊和(仮に)叔父さんの名前も含めて、今後これら「死亡の塔」の残された謎の解明にさらなる進展がある事を期待しますし、勿論私も探求を続けたいと思います。

Roy Horan kindly asked to director in HK about two unknown actors in Tower of Death,such as actress who plays Chin Kus daughter and old man watching 8mm with Bobby Lo for us.But sadly he could not recognize both of them.

We would like to thank Roy Horan and Lee Holmes for their help.


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【李小龍追悼特別企画】10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実 Part2

2019-07-20 10:44:29 | 闘神伝説~李小龍

さて、李小龍追悼特別企画「10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実」、そのPart2です。

✳ボブ・ウォール(武道家、俳優)

78版「死亡遊戯」で金泰靖とロッカールームを舞台に壮絶な死闘を見せたカール・ミラーことボブ・ウォールから今回の私の質問に対しての返信はありませんでした。でも考えてみたら、ウォール氏には先日Facebookを通じて金泰靖についてインタビューしたばかりですので、今回はウォールが参加出来なくてもそれは仕方がないかなと思います。逆に前回のインタビューはウォール氏も多忙の中よくインタビューに応じてくれたと思っています。改めて感謝です😊。

 ✳カサノバ・ウォン(武道家、俳優)

金泰靖とこれまた温室で素晴らしい決闘を見せたカサノバ・ウォンこと王虎も私の質問メールに返信はありませんでした。実はウォン先生は以前から私のFacebookのメッセンジャーに自分の主演映画の動画リンクをよく送って来たりする人だったので、今回の私の質問メールにも気軽に答えてくれるかな?と期待していたんですが残念です。

 ✳カート・マッキニー(俳優)

マッキニー「僕とキム・タイジュンは「シンデレラボーイ」(86)ではお互いに素晴らしい時間を過ごしたよ。キムが演じたブルース・リーはマジカルだったな!キムが作り上げたあのブルースのキャラクターは本当に素晴らしかった!。キムは英語が話せなかったし、僕も韓国語は1から10を数えるぐらいしか知らなかったんだ。だから僕とキムは通訳を通じて話すか、お互いにジェスチャーを交えながら話したんだよ。劇中の僕らの台詞はキムは全て韓国語で話していて、僕は全て英語で話していたよ。横でスタッフが今からキムが話す台詞の意味はこういうこんな内容です、みたいに僕に教えてくれてたんだ。つまり僕とキムはセットではお互いに違う国の言葉を話しながらコミニュケーションを取り合っていたんだよ!」

※このカート・マッキニーの金泰靖に関するコメントは海外サイト「The Clones of Bruce Lee」から同サイト管理人リー・ホームズ氏の許諾を得て転載しました。About Kurt Mackinneys comments about Kim Tai Jung,we would like to thank to Lee Holmes, owner of great site The Clones of Bruce Lee.

 ✳李揚道(武道家、俳優)

「死亡の塔」韓国バージョンの別撮りシーンで、地下でヌンチャクを手に金泰靖と闘う戦闘員を演じたカルロス・リーこと李揚道にも、金泰靖についての質問メールを送って見ました。皆さんもご存知のように私はカルロス氏には以前にも「死亡の塔」韓国バージョンと金泰靖についてインタビューを申し込んだのですが、昔の事は殆ど覚えていないとの事でインタビューは形になりませんでした。で、今回の質問メールもカルロス氏には金泰靖の画像付きでメールを送ったのですが、カルロス氏から帰って来た返信は「👍」マークだけでした😭。 

 ✳ロイ・ホラン(大学講師、俳優)

そして今回の金泰靖を語る10人の男たちの真打ちとして登場するのが“死の宮殿”の番人ルイスことロイ・ホラン教授です!以前にも当ブログにおいて2度に渡って「死亡の塔」の全ての謎を解明した圧巻のインタビューに応じてくれたホラン教授ですが、果たして今回もホラン教授は快く龍熱の質問に答えてくれました(^_^)。正直言いまして、このホラン教授との問答だけで立派なインタビュー企画が成立してしまうほどの濃い内容なのですが、やはり「死亡の塔」のセット現場で金泰靖の素顔を直接垣間見ていたホラン教授の語る“闘神の影武者”の真実は圧巻でした。ではこれまたインタビュー形式に切り替えてのホラン教授の回答をどうぞ!

龍熱「ホラン教授、今回はありがとうございます」

ホラン「ジロウ、私は「死亡の塔」の現場ではそれほど頻繁に金泰靖と話していたわけではなかったけど、彼はセットでは静かだったな。金泰靖は彼専属の通訳の話や監督の呉思遠の指示に聞き入っていたよ。金泰靖は滅多に笑ったり笑顔を見せない男だったね。ハッキリ言えば馬鹿真面目な奴だったよ」

龍熱「馬鹿真面目!・・なるほど!」

ホラン「ルイス役の私とボビー・ロー役の金泰靖がジープに乗ってライオンの群れに囲まれるシーンがあったね?あのシーンでの金泰靖はちょっと落ち着かない感じだった。だから金泰靖は私がジープの柵越しにライオンに肉を与えるシーンで私が危うくライオンに腕を噛み切られそうになった時は隣で「この男はアホか?」みたいな顔をして私を見ていたよ!(笑)」

龍熱「この男はアホか?ですか(苦笑)。では武打星としての金泰靖は如何でしょう?」

ホラン「ファイターとしての金靖靖はアクションは出来るけど、そこに本来備わっているべきはずのパワーがなかった。金泰靖は俳優ではあったが拳闘家ではなかったね!」

龍熱「うう〜ん!それはちょっと驚きの意見です」

ホラン「要するに金泰靖が「死亡遊戯」と「死亡の塔」に起用されたのは、彼の風貌がブルース・リーに似ていたのと、金泰靖がブルースのようなポーズを取る事が出来たからなんだよ」

龍熱「いやホラン教授、ありがとうございました。今回の金泰靖のプロジェクトはホラン教授のように実際に金泰靖と会っていて、尚かつ金泰靖を多角的かつ冷静に分析出来る関係者のお話が中々聞けなくて苦戦したのですが、こうしてホラン教授の素晴らしいお話が聞けて嬉しいです!」

ホラン「こちらこそありがとう。あとジロウが前に私に質問して来た「死亡の塔」のアクターとアクトレスがいたね?」

龍熱「あ、はい!黄正利が演じた秦谷の娘さん役の女優さんと、ボビー・ローと一緒に“死の宮殿”の8mmフィルムを見てる髭の老人ですね(苦笑)」

ホラン「そうだったね。その2人について私から香港の関係者に訊いてみるよ」

龍熱「おおー!ありがとうございます!あとホラン教授、この人は御存じですか?実はこの李揚道は「死亡の塔」韓国バージョンで地下セットで金泰靖と闘った人なんですが?」

ここで、龍熱がホラン教授に李揚道氏の画像を見せると、果たしてそれに対する“死の宮殿”の番人ルイスの答えとは!?その注目の回答は「李小龍追悼特別企画」第2弾「「死亡遊戯」&「死亡の塔」Photo Story」を待て!誠意献給一代巨星、李小龍!!


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【李小龍追悼特別企画】10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実 Part1

2019-07-20 00:04:09 | 闘神伝説~李小龍

さあ、今年も始まりました!「超級龍熱」がお届けします“世紀の闘神”ブルース・リーこと「李小龍追悼特別企画」です。今回は李小龍が遺した映像を基に製作された「死亡遊戯」と「死亡の塔」で主人公ビリー・ローを演じました金泰靖の真実を10人の男たちに直撃するスペシャルプロジェクト、題して「10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実」をお届けしたいと思います。

と言いながら、今回の特別企画は最初から大変に困難な展開を強いられました。まず金泰靖が長年韓国在住だった上に既に鬼籍に入っているため、生前の金泰靖と直接対面している人間がとても少ない事。または金泰靖やソックリさん武打星に余り関心がない人。そして最も厳しかったのが私が何度礼を尽くして質問メールを送っても、そのメールすら読んでくれない人(T_T)などなど、そこには10人の様々なリアクションがありました。まさに「超級龍熱」特別企画の歴史上かつてないほどの茨の道でした(^_^;)。

それでも私は1度企画したからには最後まで全力でやる!との固い決意と共に本企画を今日まで進めて来ました。そして最終的には私の唐突な要望に対して10人の対象者たちの皆さん殆どが何らかの返信、またはこちらの期待以上の素晴らしい証言を提供して下さった事に対して、改めてここに深く感謝したいと思います。

私が10人の対象者諸氏に共通して質問したのは以下の2つでした。

(1)「死亡遊戯」や「死亡の塔」に出演した金泰靖を知っていますか?または実際に会った事がありますか?

(2)もし金泰靖に会っていましたら、金泰靖に関するエピソードをお話下さいませんか?

さあ、それでは“闘神の影武者”の真実に迫るスペシャルプロジェクト、そのPart1です。ではどうぞ!

 ✳巴比金(俳優、武道家)

まずトップを飾るは金泰靖にとっては韓国テコンドー映画の大先輩であるボビー・キムこと巴比金先生です。ボビー先生は同じ韓国人武道家の李俊九師範の武術トーナメントでリーさんこと李小龍には会っていまして、2人のツーショット写真も残っていますが、果たしてそのリーさんの影武者である金泰靖については?

ボビー先生「ジロウ、申し訳ないんだけど、私は金泰靖は全く知らないし、彼の映画も観た事がないんだよ。本当に申し訳ない」

と、ここでアッサリと諦める龍熱ではありません😉。私はすぐにボビー先生に金泰靖vs王虎の“温室の決闘”の動画リンクを送りまして、それをボビー先生に観て頂きました。そして改めてボビー先生に金泰靖の印象を訊くと・・

ボビー先生「金泰靖も王虎も優れた武道家だと思うよ。動画を見せてくれてありがとう」

いえボビー先生、こちらこそカムサハムニダです。

 ✳デビッド・タッドマン(作家、プロデューサー)

2人目は李小龍の研究家としても知られるデビッド・タッドマンです。タッドマンはリーさんの自宅の庭でダン・イノサントと胡奀が「死亡遊戯」のリハーサルをしているモノクロ映像を世に出した人物で知られていますね。

タッドマン「俺はどんなジャンル(の映画)も好きだけど、金泰靖についてはよく知らないな。金泰靖に関してはジロウの方がエキスパートだろう?」

いや私がエキスパートかどうかは別にして(^_^;)・・それでも返信をくれたデビッドには感謝です。

 ✳ベイ・ローガン(作家、映画プロデューサー)

「死亡遊戯」の96分版ラフカットを発見した事で知られるローガンですが、私も彼にコンタクトを取るのはちょっと迷ったのですが、一応ローガンにも金泰靖について訊いてみましたが?

ローガン「金泰靖?私のショップでは「死亡の塔」のロビーカードも売ってるよ!」

いやそういう事じゃなくて😓、ユーが金泰靖について知ってる事はありますか?と訊いてるんですよ。

ローガン「そうか!それは私の本「Bruce Lee and I」に書いてあるよ。楽しんで!」

ユーに質問した私が間違っていたようだね😭。

 ✳マイク・リーダー (プロデューサー、キャスティングディレクター)

李連杰主演「SPIRIT/霍元甲」(06)のクライマックスで、リンチェイvs中村獅童戦の審判役を演じたりと香港映画界と密接な関係のマイクですが、マイクは以前に私がシンシア・ラスロックに関する質問をした時も大変親切に色々な情報をくれました😉。で、果たして今回の金泰靖について質問すると・・

マイク「やあジロウ、先週辺りから香港は大変な騒ぎ(あの抗議活動の事)なんだよ。金泰靖なんだけど、俺は彼に関してはクールな話はないんだよなぁ。俺は金泰靖には会った事はあるけど、チラッと会っただけなんだよ。ごめんな」

 いやいやマイク、香港が本当に大変な状態の時に返信をくれてありがとう。

 ✳78版「死亡遊戯」日本人出演者某氏

 以前に当ブログの直撃インタビューのゲストで登場して頂き、大変ご好評を頂いた78版「死亡遊戯」唯一の日本人出演者某氏にも今回再度登場して頂きまして、某氏と金泰靖の邂逅をさらに詳細に語って頂きました。この某氏と龍熱のやり取りはインタビュー形式に切り替えてお届けします。

某氏「私が金泰靖に会えたのは師兄のジョン・ラダルスキー(故人)が彼を連れて来た時に会っただけで、特にエピソードはありません。ただ写真を撮ろうとした時に金泰靖が慌ててサングラスをはめてから(写真が)TAKE-OKになったのを覚えていただけなんですよ」

龍熱 「金泰靖は某氏さんやラダルスキーさんと話す時は何語を話していたんですか?」

某氏「ジョンと金泰靖は一応英語で話していました。ジョンは韓国語は話せませんから。また金泰靖も英語は話していませんでした。多分、語学の勉強はしていなかったと思います。2人がどのくらい意志の疎通が出来ていたかは定かでありません。金泰靖の印象といえば無口な人でした。それも言葉が話せないからだと思います」

龍熱 「金泰靖が某氏さんと写真を撮るとなると慌ててサングラスをかけたのは嘉禾影業から写真撮影時はサングラス着用!みたいな厳命があったのでしょうか?」

某氏「金泰靖が嘉禾からサングラス着用と言われていたとは思いません。ジョンと一緒に来た時も素顔でした。写真を撮ろうとしたら、慌てていたのはやはり自分が映画でブルース師父の代役をしたという顕示欲からだと思います」

 金泰靖がサングラス着用に拘ったのは李小龍のダブルを演じた事への顕示欲だった!いやこれこそ実際に金泰靖本人と会っている某氏だからこそ答えられるリアルな金泰靖像でしょう。私はこういう証言を聞きたかった!!某氏さん、今回も素晴らしい証言ありがとうございました。

さあ「10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実」、ここからさらにそのPart2に続きます!誠意献給一代巨星、李小龍!!

 I have no idea who drew this wonderful Kim Tai Jung art.But very much thankfull for sharing.


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今日は“世紀の闘神”ブルース・リーこと李小龍の46回目の命日です。

2019-07-20 00:00:07 | 闘神伝説~李小龍

さて、今年もこの日がやって来ました。“世紀の闘神”ブルース・リーこと李小龍の46回目の命日です。

今年は“闘神の影武者”金泰靖を特集する事で李小龍、いえリーさんの雄姿を偲び、追悼としたいと思います。それは何故か?それは勿論「死亡遊戯」や「死亡の塔」でビリー・ローを演じた金泰靖という武打星をより深く検証したい、という私の想いがあります。と、同時に金泰靖という人は誰よりも自分が李小龍になりたかった人でした。その夢に到達するまで香港映画界で様々な苦難に耐えながら、最後は文字通り映画界のスーパースターであるビリー・ロー役を勝ち取ったわけです。

そしてそれは私たちリーさん信者も同じでした。「燃えよドラゴン」(73)と出会ってから、私たちドラゴン少年は、毎日何時、何処ででも、鼻を擦り、片手でズボンの裾を上げ、半身で身構え、口を尖らせ怪鳥音を叫び続けました。そう、貴男も、貴女も、私も世界中の誰もがブルース・リーになりたかった。

今回の「李小龍追悼特別企画2019」では、そんな世界中の李小龍信者たちの中から、ほんの一瞬、束の間の時間“闘神の影武者”になる事で自分の人生の夢を掴んだ男を語り検証する事で、改めて“世紀の闘神”李小龍の真の偉大さ、その“本物”の凄味と佇まいを再確認出来ればと思います。

リーさん、私たちは貴方を決して忘れません。今までも、そしてこれからも貴方の伝説を語り継いでいきます。“世紀の闘神”よ、永遠のドラゴンよ、どうか安らかに。誠意献給一代巨星、李小龍!!

My great idol,my eternal hero, and the one and only dragon Bruce Lee.We never forget you forever and ever !!


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告知第2弾!「李小龍追悼特別企画2019」、その第2弾は「死亡遊戯」&「死亡の塔」Photo Story登場!!

2019-07-18 11:45:01 | 闘神伝説~李小龍

さて「李小龍追悼特別企画2019」、その第2弾の詳細を発表します!第2弾は金泰靖がビリー・ロー(及びボビー・ロー)に扮した「死亡遊戯」と「死亡の塔」に関連するレア写真&謎に包まれた写真をテーマに龍熱が熱く、またコテコテに語りまくる「「死亡遊戯」&「死亡の塔」Photo Story」全3回をお届けします!

実はこの企画は先日私が世界初の独占インタビューを成功させました陳銀和氏のインタビュー企画の際に「超級龍熱Facebook」で英語圏の読者向けに開催しまして、大変好評を頂いた企画でした。

さらに今回は「追悼特別企画」第1弾「10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実」で実に貴重なエピソードを提供して下さった「死亡の塔」の某出演者の証言と微妙、いやガチでリンクしている点に是非注目して頂きたいです👍。

さあ!「李小龍追悼特別企画2019」第1弾、そして第2弾、いよいよ近日登場です!どうぞお楽しみに!!誠意献給一代巨星、李小龍!!

Dragon Fever web-log Bruce Lee tribute 2019 Legendary Shadow Warrior Kim Tai Jung SP part2 is Game of Death and Tower of Death Photo Story.So be aware for our special presentation!!


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緊急告知!「李小龍追悼特別企画2019」その第1弾は「10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実」!!

2019-07-17 14:46:00 | 闘神伝説~李小龍

さあ!お待たせしました!今年もやります!“世紀の闘神”ブルース・リーこと李小龍追悼特別企画です。今年の追悼企画は「ブルース・リー死亡遊戯」(78)と「ブルース・リー死亡の塔」(81)でビリー・ローとして李小龍の“影武者”を演じました今は亡き金泰靖(即:唐龍)スペシャル、題して「10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実」をお届けしたいと思います!!

その金泰靖が急逝してからはや8年が過ぎましたが、今回は生前の金泰靖を知る人間、または実際に映画で金泰靖と共演している人間、さらには李小龍のコアな研究者を含めました10人の男たちに私こと龍熱が直撃取材を敢行しました!そしてそれら10人の猛者たちこそ巴比金(韓国テコンドー映画伝説の武打星)!デビッド・タッドマン(作家&プロデューサー)!ベイ・ローガン(作家&映画プロデューサー)!マイク・リーダー(プロデューサー&キャスティングディレクター)!78版「死亡遊戯」唯一の日本人出演者某氏!ボブ・ウォール(武道家、俳優)!カサノバ・ウォン(武道家、俳優)!カート・マッキニー(俳優)!李揚道(武道家、俳優)!そしてロイ・ホラン(大学講師、俳優)と、まさに超豪華な顔触れが揃いました!!

ただ彼ら10人の男たちには1人を除いて全員に私が直接コンタクトを取り、直接取材を申し入れましたが、それに対する彼らそれぞれのリアクションは予想以上にハードルが高かったです。詳しくは皆さんにこれからアップされます追悼特別企画を読んで頂きたいのですが、それでも取材終盤に登場した“真打ち”的人物の証言によって、本企画はそのまま追悼企画第2弾をも生むという素晴らしく幸運な展開を迎える事となりました!!

さあ、今年もいよいよ待ったなしの我が「超級龍熱」による「李小龍追悼特別企画」、今回は第1弾「10人の男たちが語る“闘神の影武者”金泰靖の真実」、さらに第2弾と3日間に渡ってお届けします。どうぞお楽しみに!誠意献給一代巨星、李小龍!!

Dragon Fever web-log proudly prerents Bruce Lee's 46th tribute program.This time we features late Kim Tai Jung (aka:Tung Lung)who plays Billy Lo in Game of Death and Tower of Death.

As tribute missing shadow warrior from Korea,I tryed to ask cool memory or episode to ten wonderful peoples.Such as Bobby Kim,David Sasha Tadman,Bey Logan,Mike Leeder,Unknown Japanese Game of Death actor,Bob Wall,Casanova Wong,Kurt Mackinney,Carlos Lee and Roy Horan.

Well some of them gave me reply and some were not.But I still deeply thank to all peoples above for helped us or tryed to help us so kindly.Thank you again all.

So get ready for our special presentation.This time we are planning three days tribute SP as Vol.1and Vol.2 .Yes legendary shadow warrior Kim Tai Jung SP coming soon on this Dragon Fever web-log !!


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