趙紹琴氏医案 湿熱積滞 三焦不暢案
BUN 124 Cre17.5mg/dlをBUN 34.5 Cre4.6まで改善させた重症尿毒症の漢方治療
(趙紹琴臨床験案精選より)
趙紹琴氏:1918年北京市で誕生2001年逝去
北京中医学院温病教科主任 温病学を基礎にする治療を貫いた。
医案解析に入る前に、他の医案で、趙紹琴氏がどのような処方をしていたのかを振り返ってみましょう。
慢性腎炎、(特にIgA腎炎)の漢方治療15報
趙紹琴氏 医案 肝経欝熱、絡脈瘀阻案では、
清瀉肝経欝熱、涼血通絡止血目的で、
処方:柴胡6黄芩6川楝子6荊芥炭10g防風6g生地楡10g丹参10g炒槐花10g茜草10g白茅根10g芦根10g小薊10g大黄1g
活血通絡、涼血補陰法目的で、
処方:荊芥炭10g防風6g赤芍10g丹参10g茜草10g絲瓜絡10g桑枝10g旱蓮草10g女貞子10g小薊10g藕節10g白茅根20g芦根20g大黄1g
慢性腎炎の漢方治療 第50報
趙紹琴氏医案 湿熱積滞 蘊郁胃腸 三焦伝導不暢案では、
清化湿熱、疏利三焦目的で、
処方:藿香10g(後下)佩蘭10g(後下) 荊芥6g 蘇葉6g 白芷6g 独活6g 生地楡10g炒槐花10g 丹参10g 茜草10g 焦三仙10g 大腹皮10g 檳榔10g 大黄3g(後下)
涼血化瘀消蛋白湯加減として、
処方:荊芥6g 防風6g 白芷6g 独活6g 生地楡10g 炒槐花10g