前記事から時が過ぎましたが、続きを。
国東巡りを終えてバスは別府駅に5時前に帰り着いた。雨はまだ降っていたので路線バスに乗るのも億劫だったからタクシーで旅館に向かった。鉄輪(かんなわ)温泉にある「かんな和別邸」だ。別府には別府八湯と言って、別府の他に鉄輪や亀川、明礬、浜脇などの温泉郷が散らばっており、現在ではそれらが別府市内にあるため、総称して別府温泉と言っている。それぞれが古くから栄えた湯治宿であり、泉質も微妙に違うので湯巡りも人気となっている。
私たちが泊まった部屋
鉄輪は坊主地獄や海地獄などの地獄でも有名なところで、至るところで湯煙が立ち上っていて、別府温泉の中でも代表格だ。妻が予約した「かんな和別邸」は客室が6室しかないという平屋造りの日本家屋であって、客室が少ないためかなかなか取れなくて女性に人気の趣のある旅館なのだった。春休みが終わった直後なので運良く空いていたのだ。
夕食風景。メインは豊前牛のしゃぶしゃぶだったが、撮るのを忘れていた。
朝食
部屋に案内されるとすぐに露天家族風呂に入り、磨崖仏観光で疲れた足腰を伸ばして身体を癒やしたのだが、さすがに大分県は日本一の温泉県、私たちもこの1年間で杖立温泉、長湯温泉とこの鉄輪温泉の3カ所に来ていた。やはり毎日が日曜日、余暇は充分にあるのだ。
かんな和別邸 露天家族風呂
その夜は一晩中雨音が響いていた。布団の中で板屋根に響くやや金属的な雨だれの音は眠りが浅くなった私に旅情とでも言えるような静けさを感じさせてくれたりしていた。
翌日、朝湯に浸かって朝食を頂いた後、また温泉に入ったりしてのんびりして宿を後にした。帰りの電車は午後の3時なので、充分すぎるほど時間はある。私は地獄巡りの観光バスを希望していたのだが、妻は健康にも良いという地獄蒸しを食べたいというので、妻の希望通りお供することになった。私にとっても鉄輪温泉街はずいぶん久しぶりで昔は鄙びた温泉宿が並んでいたのだが、ここ数年は再開発されたようで、街並は一変していた。何よりも若い女性や外国人にターゲットを絞ったような明るくカラフルな街に変貌していたのだ。かんな和別邸の目の前の白池地獄を手始めに、狭い温泉街を散策し、宿の女将から教えてもらった地獄蒸しの店舗に入ったのが12時過ぎ。あまりお腹は空いていなかったのだが、温泉の湯気がもうもうと吹き出ている釜を見ると、これは話のネタにでも食べておかねばと海鮮蒸しを注文した。もちろんビール付きで。
白池地獄
地獄蒸しの釜。湯気の温度は百度に近い。
私たちが地獄蒸しに取り組んだ頃、丁度昼時だったのだろう、次から次へとお客さんが入って、40人くらいの座席が瞬く間にふさがってしまった。この地獄蒸し、野菜や魚介物などを百度近い蒸気の釜に入れて蒸すのだが、できあがった後は足湯付きの座席に座って食べるのだった。私は昨日からご馳走続きでお腹は膨らんだままだったが、ホタテやエビ、鯛などの海鮮を肴にビールを飲んで至極満足した。この頃になると雨も上がって日が射しだしたのも良かった。
地獄蒸しを愉しんで時間をつぶした後、路線バスに乗って別府駅へ。いよいよ今回の国東巡りの終点だ。特急ソニックに乗り込み車窓から別府の湯煙と散り始めた満開の桜を観てながら異様に膨らんだお腹をさすっていた。(笑)
国東巡りを終えてバスは別府駅に5時前に帰り着いた。雨はまだ降っていたので路線バスに乗るのも億劫だったからタクシーで旅館に向かった。鉄輪(かんなわ)温泉にある「かんな和別邸」だ。別府には別府八湯と言って、別府の他に鉄輪や亀川、明礬、浜脇などの温泉郷が散らばっており、現在ではそれらが別府市内にあるため、総称して別府温泉と言っている。それぞれが古くから栄えた湯治宿であり、泉質も微妙に違うので湯巡りも人気となっている。
私たちが泊まった部屋
鉄輪は坊主地獄や海地獄などの地獄でも有名なところで、至るところで湯煙が立ち上っていて、別府温泉の中でも代表格だ。妻が予約した「かんな和別邸」は客室が6室しかないという平屋造りの日本家屋であって、客室が少ないためかなかなか取れなくて女性に人気の趣のある旅館なのだった。春休みが終わった直後なので運良く空いていたのだ。
夕食風景。メインは豊前牛のしゃぶしゃぶだったが、撮るのを忘れていた。
朝食
部屋に案内されるとすぐに露天家族風呂に入り、磨崖仏観光で疲れた足腰を伸ばして身体を癒やしたのだが、さすがに大分県は日本一の温泉県、私たちもこの1年間で杖立温泉、長湯温泉とこの鉄輪温泉の3カ所に来ていた。やはり毎日が日曜日、余暇は充分にあるのだ。
かんな和別邸 露天家族風呂
その夜は一晩中雨音が響いていた。布団の中で板屋根に響くやや金属的な雨だれの音は眠りが浅くなった私に旅情とでも言えるような静けさを感じさせてくれたりしていた。
翌日、朝湯に浸かって朝食を頂いた後、また温泉に入ったりしてのんびりして宿を後にした。帰りの電車は午後の3時なので、充分すぎるほど時間はある。私は地獄巡りの観光バスを希望していたのだが、妻は健康にも良いという地獄蒸しを食べたいというので、妻の希望通りお供することになった。私にとっても鉄輪温泉街はずいぶん久しぶりで昔は鄙びた温泉宿が並んでいたのだが、ここ数年は再開発されたようで、街並は一変していた。何よりも若い女性や外国人にターゲットを絞ったような明るくカラフルな街に変貌していたのだ。かんな和別邸の目の前の白池地獄を手始めに、狭い温泉街を散策し、宿の女将から教えてもらった地獄蒸しの店舗に入ったのが12時過ぎ。あまりお腹は空いていなかったのだが、温泉の湯気がもうもうと吹き出ている釜を見ると、これは話のネタにでも食べておかねばと海鮮蒸しを注文した。もちろんビール付きで。
白池地獄
地獄蒸しの釜。湯気の温度は百度に近い。
私たちが地獄蒸しに取り組んだ頃、丁度昼時だったのだろう、次から次へとお客さんが入って、40人くらいの座席が瞬く間にふさがってしまった。この地獄蒸し、野菜や魚介物などを百度近い蒸気の釜に入れて蒸すのだが、できあがった後は足湯付きの座席に座って食べるのだった。私は昨日からご馳走続きでお腹は膨らんだままだったが、ホタテやエビ、鯛などの海鮮を肴にビールを飲んで至極満足した。この頃になると雨も上がって日が射しだしたのも良かった。
地獄蒸しを愉しんで時間をつぶした後、路線バスに乗って別府駅へ。いよいよ今回の国東巡りの終点だ。特急ソニックに乗り込み車窓から別府の湯煙と散り始めた満開の桜を観てながら異様に膨らんだお腹をさすっていた。(笑)
郷は出勤ですか。お疲れ様です。連休本番は3日からですね、ゆっくりと癒やしてください。
今年の夏は暑いそうです。夏の間は自制して秋には是非とも九州へ。別府から霧島、指宿へ。豪華温泉旅ですよ、招待しましょう。
ぜひぜひ九州にも足を向けてくださいな。北海道には旦那と出かけていましたよね。夏場は寒くないのでカーキャンプも問題無いですよ。温泉泊ならなおさらいいです。美人の湯なんてのもありますよ。
1・2は仕事なんです。
ケン様鉄輪温泉紹介ありがとうございました!
やはり大分県は日本屈指の温泉県ですねぇ
すぐにこんな素晴らしい温泉に行けるってうらやましい限りです。
私も別府温泉巡りの旅を早く計画したいです…
地獄蒸しって温泉蒸だから身体に良さそうです
夕食朝食ともに高級感にあふれています!
わざわざ遠出しなくても北九州から鹿児島まででゆったりといたるところの景勝地巡りして報告してほしいです(^^)/
さすが温泉県を名乗るだけあってうらやましい限りです。
一生のうちに大分を含め、九州なんて行く日が
くるのかなー。
ちょっと心配ですが、いつかは・・・と思ってます。