昨夜は歴史的な大勝でしたね。あれよあれよと8点も。こうなったら2桁10点をと願ったのは私だけじゃないかも。久しぶりにスカッとしました。
運動会の翌日、3連休の中日の日曜日。北九州は朝からぽかぽかと小春日和。気温も27℃と予報されており、家に閉じこもっていても面白くないと登山を思い立った。フィットネスを頑張っているので多少なりとも健脚に自信が付いてきたこともあり、500mの足立山ではなく900mの福智山に登る事に決めた。
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その日は夕方の4時にトヨタのサービス点検を約束していたので、それまでには戻らねばならない。登山自体は往復で5時間も見れば充分だろうが、帰りにジムに寄って汗を流したいと思って7時半に家を出ることにした。
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最近は女性の登山愛好者が増えてきており、知っているブロガーさんの中にも「igaigaさん」「wanikoさん」「ハマナスさん」「やまちゃん」など枚挙に暇が無いほどだ。私も若い頃はワンゲルに首を突っ込んでいたこともあって、それなりの体験はある。足腰さえ痛まなければ「これしきの山で!」と意気揚々と出かけたのだった。しかしよく考えると福智山は足立山の約2倍の高さを登らねばならない。足立山縦走の比では無い。それにおよそ40年ぶりに頂上を目指すので、すっかり道を忘れているが・・・最後は例によって楽天的な性格、何とかなるだろう。
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鱒淵ダムに車を停めて、スタートしたのが丁度8時。朝もや煙る湖畔の遊歩道を巡って、登山口に着いたのが8時20分。ここから3.7キロの道のりだ。
朝もやが立ち込めていた鱒淵ダム。頂上まで500mの地点、ススキのなかに福智山が聳えていました。
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朝露に濡れている山道を自分のペースを守って登った。朝早いためか、他の登山者にはほとんど遭わず、深山幽谷のなかでいろんなことを考えることができた。禅の境地にもつながる登山の楽しみのひとつではないだろうか、と悟った心境にも成れたような気がした。しかし登り出して1時間半を過ぎるころになると、リュックを背負った背中は汗びっしょり、足も重たくなってきた。やはり山登りは大変だ。
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最後の500mは急な登坂だったが、頂上が見えているので思ったよりも元気に登る事ができた。到着したのが10時20分。3.7キロを2時間懸けた事になる。まぁ、こんなものだろう。「やれば出来る」
福智山頂にて。和ファミリーからプレゼントされたトレッキングポールのおかげでずいぶん楽に登れました。霞みで見えにくいですが眼下遠くに鱒淵ダムが。
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頂上には直方方面からの家族連れの登山者が結構いて賑わっていた。360度広がる視界はやはり素晴らしかったのだが、霞なのか遠くが煙って洞海湾や香春岳などが良く見えなかったのが残念ではあった。私も記念写真を撮ったり、早めにお握りを頬ばったりして休息を取った後に下山開始。帰りは余裕が出来たのか、ゆったりと景色や草花、蝶などを愛でながら足を運んだ。
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登山愛好家のマナーとして行き交う人たちに挨拶する慣習がある。険しい山道で声を掛けられるのは励ましの言葉だと思え、確かに元気づけられるので一瞬の息抜きと感じられて嬉しい。赤面症で女性に満足に声を掛けられない私はこんな時は矯正の意味もあって積極的に声を出そうと心掛けている。この日も下りで気楽なこともあって、息を切らして懸命に登ってくる女性に元気づけようと声を掛けた。「こんにちは。あと○○分くらいですよ、 頑張ってね!」 この言葉に皆さん同じような表情を見せる。 「頂上まではまだまだなのだ、と」。 決して意地悪ではないと思うのだが、その表情を見ると、登り終えた優越感が私の中に広がってくるのだった。 山登りにも小さな楽しみがある。そんなくだらないことを考えながら下山したのだが、鱒淵ダムに帰り着いたのが1時過ぎ。往復5時間の登山行だった。
小春日和の陽だまりにはアカタテハも。ふと見上げるとアケビの実が。熟れ始めて赤茶色に。高いところなので泣く泣く断念。剪定用の長ばさみがあれば・・・
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翌日は3連休の最終日、体育の日。エアロビの日ではあったが、私は休養に充てた。ひどくは無いが足腰に軽く違和感があったのだ。ただ昨年の足立山縦走の時とは雲泥の差で、まだまだ元気だと実感できたのが何よりも嬉しかった。
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