ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

豪雨で

2009-07-25 17:04:14 | 平々凡々

 

金曜日、急ぎの仕事を無我夢中で片づけていた午後、ものすごい雨音に気付いた。外を見ると先日の日食のとき以上に暗い。雨が滝のように流れ落ちている。時間雨量はどのくらいなのだろう。記録的な雨量に違いない。

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 定時の5時半になると慌てて帰宅準備して、会社の前のバス停へ。相変わらずすごい雨脚で傘を持つ手も重たく感じた。走る車は軒並みヘッドランプをつけている。視界が悪いのだ。すぐ来る筈のバスが来ない。このおかげで、えらい目に遭った。

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 福間駅に着いて、電車を待つがなかなか来ない。しばらくすると大雨で徐行運転中だとアナウンスがあった。一つ前の快速電車は定刻に出たようだから、たったいま大雨規制に掛ったようだ。それから待つ事30分、やっと各駅停車の赤間行きがやってきた。仕方ないので赤間まで乗ることに。雨はずっと降り続いている。電車はそれこそ自転車並みの速さでのろのろだ。

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赤間で快速か特急電車に乗るつもりでホームで待っていた。赤間では取り残された大勢の人が溢れていた。 皆同じように携帯で遅れる旨を連絡している。私は素早くホームのベンチに腰かけて、イヤホンを取出してDQ9を始めた。こうなってはじたばたしてもはじまらない。

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30分ほど経った時にアナウンスが。大雨で電車はすべて運転を見合わせており、再開の目処はないと。繰り返し繰り返し言っている。時計を見たら8時過ぎ。もう2時間半が過ぎていた。周りを見ると人数は少なくはなったが、まだかなりの人が疲れた顔で眠そうに携帯などをいじくっている。女高生などはホームに座り込んでいた。雨は小降りになってきたのでまもなくまもなくと気を奮い立たせ・・・。

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我が街の中心を流れる紫川と風の橋。今日の午後です。水かさは減っては来ているもののまだ高い。

 

結局、電車が来たのが10時。各停だが仕方ない。ぞろぞろと乗り込んだ。小倉駅に着いたのが11時。北九州はダイヤが混乱と言うか、ほとんど運転見合わせだったので、お客がかたまって駅員に状況などを尋ねていた。私は慌ててバス停へ。妻からの連絡で小倉市街地は避難勧告が出ていると聞いており、バスが走っているか心配だったのだ。

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家に帰りついたのが、11時45分。6時間以上もかかったことになる。帰り着いた途端、お腹が空いた。シャワーを浴びて遅い夕食を摂った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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翌日、眼が覚めたのが7時。激しく雨が降っている。TVを見ると福岡県下はどこも大雨警報が出て、JRも一部が止まっている。今日は出勤日なのだが、昨晩のように走るかどうか分からない電車で出勤するのは嫌だと思って、休むことにした。土曜日だし、緊急の業務は片づけたので良いだろう。

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ふと見ると、通勤かばん内が光っている。携帯?と確かめると、黒い携帯が入っていた。そうだった、思い出した。 昨晩、電車が小倉駅に着いた時、慌てていたのだろう、誰か置き忘れて行ったのだった。駅員に託けるつもりだったのだが、駅員の周りに大勢の人が密集していたので、そのまま持ち帰ったのだった。

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携帯の点滅はメール着信だった。無事に帰りついたか?と打たれていた。昨晩小倉駅でこの携帯を拾ったが届けられなかったので、今から警察に届けるから持ち主に連絡してほしい、と返信メールを返し、その足で近くの交番に届けた。

 

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雨は午前中には止んだ。ひとまず水害の恐れはなくなった。水に浸かると全てが使えなくなるから大変だ。また流された落命した人も出ている。前線は南に下がったと言っているが、また北上することは間違いない。さっと九州を通り過ぎてくれたらよいが。太平洋高気圧さん、頑張ってください。大雨よりは夏の陽射しの方を歓迎します

 

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コメント (20)
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